横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

食べられる?

2021-09-17 06:20:18 | 日記



さすがに9月中旬ともなるとカラスウリの実がいいように色づいている。
食べたくなるような色合いだ。







朱く成熟したのと未熟な縞模様のとが並んでいた。

イノシシの子供はウリ坊と呼ばれることがある。
これはウリの仲間に縞模様のものがあるからだと思うが、
未熟なときだけ縞模様だというカラスウリの実に由来していると考えるのが良さそうだ。







ちょっと表面が傷んでいるが、
最初の縞模様から、しばらくすると縞が消えて黄色くなり、やがて朱く熟す。








何かカメムシのようなのがいた。







クサギカメムシの五齢幼虫だ。
カラスウリの実が好物なのかな。




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大きくないのに

2021-09-16 06:03:17 | 日記



近所の畑の傍などで、茶色い茎が立ち上がって白い花を咲かせている草をよく見る。







トウダイグサ科のオオニシキソウだ。
仲間のコニシキソウとともにアメリカからの帰化植物だ。







トウダイグサ科の特徴で、杯状花序を作っている。
雌しべ(雌花)が受粉すると果実となって杯状花序の外へ延びる。
雌性先熟なので、その後に雄しべ(雄花)が出てくる。







小さなカメムシのカップルがいた。






アカヒメヘリカメムシというものであろうか。
その体長が8mm程度なので、オオニシキソウの花の小ささが分る。






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髭の長い・・・

2021-09-14 06:15:03 | 日記



我が家から林の脇を西へ進むと坂道の途中に白い花がいっぱい咲いていた。







センニンソウだ。
こんなに近くで咲いているとは思わなかった。







坂道をもう少し進むと、また白い花がいっぱい。







やっぱりセンニンソウだ。しかも花の数がずっと多い。







センニンソウはキンポウゲ科の仲間で、花弁ではなく萼片が4枚あり多数の雄しべとともに白い。
雌しべ・花柱は複数個、多いのは5個以上もある。果実になるとき、この花柱が伸びて白い髭をまとう。
仙人になぞらえられる所以だ。今年は近所が仙人だらけになりそうだ。







蜜蜂がやって来て仙人誕生に一役買っていた。









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小さくても、ヨメナたちと仲間

2021-09-13 06:17:04 | 日記



瀬谷市民の森にシュウブンソウが咲き出した。
シュウブンソウは大元の茎が数十センチ立ち上がったところから分岐した茎を四方に延ばす。







伸びた茎には葉が互生し、その葉腋に小さな花が咲く。







こうした茎の分岐や、互生の葉の腋に花が咲くところはヤブタバコと同じだ。







ただ花の姿が違う。直径1cmほどのヤブタバコの頭花は黄色い筒状花の集まりだ。







直径5mm程度と小さなシュウブンソウの頭花は周辺に白い花、中心付近に黄色い花がある。







周辺には舌状花が取り囲み中心付近に筒状花が集まっている。
この形はヨメナとかユウガギクなどと同じで、そのシオン属にシュウブンソウも含まれている。








実が出来はじめていた。







ちょっと拡大してみると中央の筒状花による実と周辺の舌状花による実の形が少しだけ違う。
舌状花の実は先端部分が少し細くなっている。
この後、どうなっていくのだろう。 そういえばヨメナなどの実も観察したことがなそうだ。



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ニラとチョウ

2021-09-12 06:18:40 | 日記



上瀬谷の米軍跡地の車道際に白い花が群生していた。







ニラだ。ニラの白い花被片は6個。大小有って大きい3個が花弁で小さい3個は苞だ。
雄しべは6本で、柱頭は結構長く伸びている。

ヤマトシジミが蜜を吸いに来ていた。仲間のルリシジミは見当たらない。







シジミチョウの仲間としてはお馴染みのベニシジミ。







今年は出かけることが少ないのでヒメジョオンなどにベニシジミが多数集まる光景を見ていない。







ヒメウラナミジャノメも来ていた。
このあたりではジャノメチョウの中で一番多く見るような気がする。

ほかにモンシロチョウとかキチョウとかタテハチョウの仲間とか、ニラの花は人気がある。

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