待望のまとまった雨が来た。仕事柄、天気がいいことに越したことはないのだが、庭の問題がある。今年は積極的な水やりはしていないのだが、菜園やプランターだけに水やりをしても最低15分は時間を食う。庭の水やりはそのうえ15分食う。だからやれないのだが、菜園をえこひいきしているようで庭の木々に申し訳なく思ってしまうわけだ。
5月から雨がかなり少ない。おかげで手は夏にいるように黒くなった。
しとしと降る雨が植物にはいい。地面にもゆっくりしみてゆくので奥まで染み込んでゆく。
その中でメガネのレンズを交換した。ど近眼の乱視の老眼なので元々レンズが高い。半額セールでもなければ買えるものではない。そして物が少ないので一週間待たされた挙句、雨の日に交換になった。
交換されたレンズ、中近両用という物なのだが素晴らしくいい。人間の動作を考えたうえで、視線がどう動くのかというのをよく考えられた物だ。だから昔のような近くから遠くまで見れる。遠近両用ではこうはいかないらしい。
とはいえ中学校入学から、ずっとレンズを通して世の中を見てきたのだと思うとなんとも言えない。カメラマンだというのも、レンズを通した話で、レンズにレンズを重ねた話でしかない。
私が見ている世界は矯正済みなのだ。