どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

ふらんすふ

2015-10-13 22:46:48 | 日記

 

フランスパンのようだけど、あの汁に浮かべる麩なのがふらんす麩。こんな変な商品が近所のスーパーにあった。おもわず買ってしまった。以外と高い。400円以下だがそんなもの。

個人的に名前が「お麩ランス」か、「お麩らんすデざんす」だともっと面白かったのになと思うのですが、商品名の訴求効果的には、まあこうなるのだろう。走ってもいけないわけだ。

 

 

こんなバカをやるのはどこだろうと思ったら、弘前だった。株式会社松尾という会社だ。

創業明治15年日本古来から伝わる「麩」を代々受け継ぎ130年津軽地方で唯一のお麩屋です。その製法は今も丹念な手細工、手作りです。松尾では、伝統の技を活かした、津軽地方ならではの新たな味わいをお届けいたします。」


ア~そうすると私はここの麩菓子を食べていたんですね。カットした切り屑をだべてみて、なんか納得しました。



ということでふらんすふのフレンチトーストを作ってみました。私は豆乳と卵を混ぜた液で浸したのですが、浸透するのにかなり時間が掛かります。レシピどうりの砂糖を入れた牛乳に浸して溶き卵を絡めるやり方のほうが、早く進むと思います。

次に、麩ですのでパンよりは牛乳なり何なりを吸いにくいようです。そして麩であるがゆえに、キチンと戻しが出来ていないと、戻っていないところが硬く残ってしまいます。なので表面が溶けそうだと思うくらいにつけたほうがよさそうです。

その意味でも牛乳に漬けて、卵を絡めるレシピのほうに合理性がありそうです。

砂糖を入れないで、メイプルシロップもかけないでいただきましたが、麩の持つ自然な甘さと、豆乳に添加された砂糖で十分美味しくいただけました。焼きたてはブワーっと膨らむのも見応えです。冷めるとペシャンコになってしまうのが悲しいところですが、それもとても美味しいです。

高たんぱく質ダイエット法にはなかなかの逸品だと思います。失敗しないのは、2センチ程度に麩を切って浸すことかもしれません。

一番言いたいところなのですが、断面が均一だといいうことです。麩の中にある気泡が均一になっているということです。大きな泡がないというのは、こんなバケットもどきではありえない話です。逆に均一すぎて、液を吸いにくくはしていますが、それだからこそお麩のフレンチトーストなんて考えつけたのでしょう。

弘前には豊盃の三浦酒造とか変な会社がある。豊盃では、「モヒカン娘」というシリーズがあった。モヒカン娘という名前は、たまたまテレビで酒のラベルを先にデザインしてその酒を作る企業を募集したというのがきっかけだ。デザイナーは山瀬まみ。あのデザインに、真逆な柔らかくて芯の通った酒をブチこむんだからたまらない。

今でも限定で出しているが、これがかなりうまい。

ということで、津軽の企業で変すぎる商品ですが、これはウマイです。フランスパンでフレンチトーストを作るより、時間がかかるというのは間違いないので、そのへんご注意ください。

 


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