金曜から少し忙しくなってきた。黒石野のホーマックに行く。例のノイズ対策のためにイザという時の電材を買いに行くのだが、大した話じゃない。2階から持って行けばいいのだ。ウチの2階の出窓には穴が空いている。なぜかといえば昔テレビのアンテナを引き込むために誰かが開けたもだ。それがまだ残っている。それを使えば4メートルで一気に持ってこれるはずだ。まあそんなつまらない準備のために買い物をするとは。
もうそろそろ緑ヶ丘のフウの木の並木も色ついてきていた。
喫茶響に行くとセロニアス・モンクだったと思うが、そのレコードがかかっていた。B面になったらなんか変な音で演奏している。なんだろうと思ったら。ピアノとチェレスタを同時に弾いているようだ。器用というか貪欲と言おうか、何か凄まじさを感じる。
そして3曲目にはドラムが、ボボボヨ~ンというわけのわからない音を出す。バスドラでは不可能に近い音だ。ティンパニーのようだ。ドラムの鳴り方からすればパーカッションがもう一人欲しい内容だ。だがライブということだし、クレジットでも確かに一人のようだ。それではどうやってんの?右利きだったらドラムセットの右にティンパニーを置いて、ティンパニーが欲しい時に、スティックからマレットに瞬時に持ち替え、ボボボと叩いているウチにバスドラの足をティンパニーのペダルにもっていって押してボヨ~ンという音を出すとしか思えない。ペダルを踏むとキーが高くなるのだ。それでヨ~ンという音になるのだが、にしてもモンクという男は、現代音楽に近いことを平気でやるよな。4ビートに聴こえる変拍子の演奏もあった。先駆者と言えばいいのだろうが、嫌いな人もいるのはよく分かる。酔っぱらうといい感じだと思うのだが。
仕事のことになると突然書くことがなくなる。コマーシャル中心だと書くこともあるだろう。卒業アルバムとなれば全くない。
とはいえ岩手大学の学祭の話だったら多少はかけるだろう。
まず今年の模擬店では、獣肉が目立つ。鹿肉ソーセージ・馬肉串焼き・国産牛串焼き・ソーセージ・岩手短角牛串焼き・イノシシ串焼・ラム肉焼きそばと、学祭模擬店とは思えないメニューがあった。ニジマス串焼というのもあったな。ここあたりの商品は原価が高いので、それなりのオネダンになる。とはいえ300円程度か。だから原価に近い商品なのでオススメできる。
ヘンなメニューでは、アメリカザリガニのスープ春雨スープがあった。これは原価が安いようで200円だった。
なんでこんなことになるのかといえば、自然観察系のサークルが多いから。そしてそれらのサークルは横でつながっているのでこういった発想になる。
とはいえ彼らはかなり健全だ。なぜなら自然保護の前に、人が自然を利用してきた歴史に興味があるからだ。つまりは食うこと。まずは食べてみようという発想がある。それがこの5年間の間にかなりでてきている。
ここには自然保護のジレンマがある。単純に保護するのではなくて、利用しながら維持する方法を模索しなければいけないのだが、その答えがないという大問題があるからだ。シカとイノシシの農作物被害の問題だ。実はこの影に隠れて、サルの問題もある。ハクビシンもアナグマも問題になっている。
だから適当な量をとって食べるのが、一番の利用法だと考えるのが日本人の学生の考えそうなことなのだが、食べたことがないというのが一番のネックだ。だからみんなで食ってしまおうという発想になる。ただ、残念なことに彼らが捕まえてと畜はできない。理由は産地証明ができないからだ。それでは保健所がウンと言わない。実はジビエというのが日本で一般的にならないのは、この産地証明なのだ。農産物の一般的な法律が、野生動物の肉流通の最大の妨げになっている。
それでもこいつらの中から、猟銃免許を取るやつが現れ始めた。流通を語るためには、まず免許が必要なのだ。獲らないと語れない問題がある。とはいえ彼らが鹿を取れるようになるには、免許の関係でかなり時間がかかるのですな。まあそれでもはじめの一歩を踏み出すというのが、大切です。
意識が高い学生だと思いますが、アオサギってどんな味ですかねと聞いてきた学生がいた。
胃袋は全てを凌駕する。
とはいえこういった反応は、実はシーシェパードとかの自然保護過激派に対する日本的な反応だと思うんですね。クジラは食べてはいけない、だが目の前にある。だから食べてみてから考えよう。シカもそうだ。増えすぎている。どうしよう。まずは食べてみて美味しかったら流通を考えて、みんなで食べよう。
まずかったらどうしようという発想がないのが無邪気だが、食べる方法も考えようというところまで踏み込みつつはある。
もちろん模擬店ではそういった、オタメシはないですけどね。流通しているものしか扱えないというのが悲しいところです。
とはいえ私、クロマグロは10年ぐらい日本人が食べなくってもいいんじゃないのかとは思っています。マグロ類は全て4年くらい禁漁したほうがいいのではないのか、そうも思っています。
絶滅状態に追い込みそうな勢いですから。日本の食文化を守るためには、実は必要です。
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