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先日から、整骨院の工事現場前にある池の水鳥の話ばかりしているので、今日はマジメに改装工事のお話をしようと思います・・・。
今回の改装工事では、診療室・待合室共に壁はラワン合板の赤身だけを76センチ角の市松貼り(画像上)にし、天井は木毛セメント板(画像下)を素地仕上げのままで貼ることになっています。ご存知のとおり、ラワン合板にしても木毛セメント板にしても、本来仕上げに使う材料ではないのですが、安価な材料が持つ独自の質感のコントラストを生かしたオリジナルの空間をつくり出すために、あえてこのような下地材料を仕上げ材として使用しています。
そこで問題になるのが、もともとは下地材料なので、仕上げ材として使えるものと使えないもの(汚れやムラがあるもの・・)を選別しなければならないという事です。つまり、ロス率が多くなるわけです・・。
今回の場合は、親しい材木店の専務さんが、ラワン合板も木毛セメント板も取り揃えてくれましたが、実際のところ、ラワン合板については、3分の1しか使い物にならなかったとの事で、また、木毛セメント板についても、きれいな板だけを選別して出荷してほしいと言っても、たいていのメーカーは応じてくれませんので、以前より無理を言って協力してもらっている長野県のあるメーカーに、今回もお願いして選別して出荷してもらったのですが、それでも私が1枚1枚最終チェックすると、3分の2ぐらいしか使い物になりませんでした・・。
というような事で、いろいろな人にご苦労とご迷惑をかけつつ、今日なんとか必要な数量の材料を揃えてもらう事ができました。現場監督さんと材木店の専務さんに「ご苦労をおかけして、すみませんでした・・」と言ったら、「みずくさいこと言わないで下さいよ、僕ら清水さんが好きだから協力しているだけですから・・」と言ってくれました。
本当に無理を言って、ご迷惑をかけていたのは知っていたので、気休めでもそう言ってもらえて、少し私の気持ちが救われたような気がしました・・。あとは、その苦労を無駄にしないように、お施主さんにできるだけ喜んでもらえるような空間に仕上げるだけです・・・。