滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

ウッドデッキのメンテナンス

2008年05月24日 | 建築
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先日、I-HOUSEが雑誌取材を受けたお話をしました・・・。
そのときに、お施主さんであるIさんとテラスのウッドデッキの塗装が傷んできているので、「そろそろメンテをしたほうがいいですよね。Iさんは器用ですから、ご自分で保護塗料を塗られてはどうですか・・?、業者に頼めば費用がかかる事ですし、塗料でしたら私の方で手配しますよ・・。」と提案したところ、Iさんが「そうやね、清水さんが材料を用意してくれるのなら、自分で塗ってみようかな・・。」とおっしゃったので、それでは塗料を手配しますので、ご自分で塗ってみてください・・という事になりました。

I-HOUSEのウッドデッキは、ヒバの無垢材にオスモカラーが保護塗料として塗ってあります。オスモカラー(屋外用の保護塗料)を塗っても、やはり風雨にさらされるデッキはマメ(2~3年に一度)に塗料を塗ってメンテをしないと、外部に適した油分の多いヒノキやヒバでも、そう長くは持ちません・・。このような事を設計の段階でよく説明して、お施主さんの了解を得ないと外部に木を使うのは、なかなか難しいところがあります。Iさんにも設計時に説明したところ、「しょせん塗装は塗装やし、塗り直さなあかん事は分かってる・・。」とあっさり了解してくださったので、今回のメンテの事も普通に受け入れてくださいました・・。

I-HOUSEのウッドデッキにオスモカラーを塗ってくれた業者は私と親しい業者なので、「お施主さんが自分で塗るとおっしゃっているので、悪いけど塗料(オスモカラー)だけ譲ってもらえないか・・?」と頼んだら、親しい業者の人が、「お施主さんが自分で塗られるんでしたら、それが一番いいんですわ・・、清水さんの顔を立てなあかんし、よかったら塗料をお施主さんのところに届けに行って、塗り方のアドバイスもしておきましょうか・・?」と言ってくれたので、そこまでしてくれるのなら私も同行するからという事で昨日、業者の人と一緒に練習用のヒバ材のカットサンプルを持って、Iさんのところに講習(そんな大げさな・・?)に行って来ました。

Iさんには事前に、5センチぐらいの巾のある硬めで黒毛の刷毛(使い捨てにするので安物でいい・・)を用意してもらう様に連絡しておきました・・。それで、業者の人に練習用のカットサンプルに実際に塗りながら説明をしてもらい、Iさんにも同じようにカットサンプルに塗ってもらったのですが、やはり・・器用とは言えプロではないので、刷毛ムラが出たり、塗り厚がムラになったりして上手くいかない様子だったので、メーカーは推奨していないようですが、ウエス(ぼろきれに塗料をつけて、こするように塗る方法)のほうが簡単では・・と思い、ウエスで塗ってもらったところ、Iさんが「これのほうが簡単できれいに塗れるわ・・。」とおっしゃったので、「この塗り方で行きましょう・・、2回塗りするので耐久性もそんなに問題ないでしょう。」という事になりました。

最後に、「天気のいい日を選んで、疲れが出ない程度にぼちぼち楽しみながら塗ってくださいね・・。」と声をかけI-HOUSEをあとにしました。
話が変わりますが、先日「住まいnet滋賀」からI-HOUSEの取材の校正が出来たので送られてきました・・。「アートな住まいで美的に暮らす」というタイトルが付けられていました。「アートな住まい」とか言われると私としては、ちょっと嬉しいかな・・・。








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