今日は気分転換(現在計画中の建物プランが上手くまとまらないので・・)を兼ねて、京都文化博物館で開催中の「第63回京都丹平写真展」に行って来ました。
よく建物の完成写真を撮影してもらっている写真家の西岡千春さん(西岡写真工房)と千春さんのお父さんである西岡伸太さん[伸太さんは、京都丹平の会長をされているそうです・・]が出展されているというのもあって・・・。
「京都丹平写真展」は簡単に言ってしまうと、写真表現を楽しんでもらいたいというクラブ展です・・。私もオリジナル作品を前にして、純粋に作者が何を表現したいのか・・を楽しんできました。
デジタルとフィルムの混在期にあって、より厚みのある映像表現を模索し、新しい表現方法に挑戦しているのが感じられる作品展でした。
ちなみに千春さんの出展作品は、「刻」というタイトルで、古く錆びれたガードレールや風化して文字が読み取りにくくなった看板などが客観的な視点で表現されていました。どこにでもある忘れ去られた個物が、まちがいなく時を刻んでいく事実に着目した作品だと感じました・・。
お父さんの伸太さんの作品の方は、作品に底力があって・・(人をひきつける力というか、貫禄があるというか・・)、技術や想いだけでは到達できない重みがありました・・・。