3週間の夏休みが終わり、F1サーカスが戻ってきました・・・。F1第12戦ヨーロッパGPが、初開催となるスペイン・バレンシアの市街地コースで昨日行われました。港の入江を一周するコースで、港の倉庫街を走ったり、クルーザーの泊まっているすぐ横を走ったり、橋の上(橋の名前は忘れましたが・・)を走ったりと、やはり市街地コースはその街独特の雰囲気が味わえるのと、公道をF1マシンが走るという非現実感が交わっていいものです・・。
レースは、ポールポジションからスタートしたマッサ(フェラーリ)が、ポール・トゥ・ウィンでファステストラップまでマークして完勝し、今季4勝目。(マッサの走りは本物なのか・・?)
フェラーリのドタバタ劇以外は、マッサの独走で淡々としたレースでした・・。フェラーリは、まずマッサが2回目のピットインで、ピット作業を終えピットロードに戻ろうとしたときに、後ろから来たフォース・インディアのスーティルに気付かずに交錯してしまい、もう少しで接触する事態に・・、この行為に対してレース後に審議が行われる始末。結局、レース後の審議で、罰金1万ユーロ(約160万円)が下され、ポイントやレース結果には影響なしになりました。
もう1つは、ライコネンです・・。給油ピットインのときに、給油ホースが繋がったまま発進するという凡ミスを犯してメカニックを負傷させてしまう有様。(どうしたのでしょうか、ライコネンは・・?、コバライネンと同時にピットインしたので焦ったのか?)
フェラーリは、通常のロリポップボードを使わず、シーズン途中からシグナル式のピットアウトサインを採用していますが、ライコネンは、発進を知らせるグリーンランプ点灯前にマシンを発進させてしまったようです・・。
それで、負傷した(確か、腕と足をリアタイヤで踏まれて引きずられた・・)フェラーリのメカニックは、診察後にフェラーリ首脳との電話で、「身体は大丈夫。(略・・)、何が大事でよかったかって、僕たちが勝った事だ。」とコメントしているそうです。(エライ・・!)
最後に気になっている事が1つ・・、オープニングラップの5コーナーで、地元スペインの英雄フェルナンド・アロンソに中嶋一貴が追突して、アロンソのリアウイングが壊されて・・結局、アロンソは0周でリタイアするハメになりました。これはちょっとヤバイことで・・、そもそもヨーロッパGPはアロンソのために、地元スペインで2回開催したようなもので(F1は1国で1開催が原則・・。)、そのアロンソをオープニングラップでリタイアに追い込むというのは・・・。スペイン国民にとっては辛過ぎる結果になってしまった訳で、反感を買わなければいいのですが・・。(なんせ史上最年少で、スペイン人初の2年連続F1ワールドチャンピオンですから英雄です・・。)
画像は、市街地コースを走る輝き出したドイツの新星・・ベッテル(トロロッソ)です。次回、F1サーカスの舞台は、タブルヘッダーの1戦目であるベルギー(スパ-フランコルシャン)へと向かいます・・・。