F1第16戦の舞台は、富士スピードウェイ・・・。日本GPという事で、今日は生中継でレースを観ることが出来ました・・。
今回の日本GPでは、F1に唯一タイヤを供給しているブリヂストンが、環境にやさしいドライブを推進するFIAの「MAKE CARS GREEN」キャンペーンを支援し、グリーンのラインが入った特別タイヤを使用しました。
レースは、タイトル争いをしているポイントリーダーのハミルトン(マクラーレン)とランキング2位のマッサ(フェラーリ)が、早々に2人ともペナルティを受けてレースの主役から消えることに・・・。かわってレースの主役に躍り出たのは、クビカ(BMW)とアロンソ(ルノー)の2人です・・。
スタート直後の1コーナーでの混乱に乗じてトップに立ったクビカは、レース序盤をリードします。その後、1回目のピット作業で短い給油作戦をとったアロンソが、クビカの前でコースに戻ることに成功しトップに立つと、そのままファステストラップを重ねてリードをひろげます・・。結局、2回目のピット作業でも余裕でトップのままコースに戻ったアロンソは、元チャンピオンらしい落着いたレース運びでチェッカーを受け、前回のシンガポールGPに続き2連勝を飾って、通算21勝としました・・。
アロンソは予選4番グリッドとなかなかいい位置だったので、ひょっとしたら何かやってくれそうな期待はしていたのですが、まさかドライレースで優勝してしまうとまでは思っていませんでした。(アロンソに失礼かな・・。)、でも、ルノーのマシンで2連勝とは、やはり並のドライバーではできる事ではありません。私としては、このまま勢いにのって残り2戦とも勝ってほしいものです・・。
中嶋一貴(ウィリアムズ)は、スタート直後の1コーナーでコースアウトしてフロントノーズを壊してしまいます・・。その後のピット作業でマシンを直してレースを続けましたが、後方に沈んだまま画面に映される場面も少なく、結局、最下位の15位でレースを終えています・・。今シーズンは、予想以上の活躍をしていただけに、初の母国グランプリとしては残念な結果になってしまいました。
同じくホームグランプリのトヨタは、ティモ・グロックが序盤早々にリタイアしてイヤな予感がしたのですが、トゥルーリが5位入賞となって何とかギリギリ面目が立ったというところでしょうか・・、できれば表彰台にあがってほしかったですけどね。画像は、トゥルーリ(トヨタ)のマシンです・・、(タイヤにグリーンのラインが入っているのが分かるかな?)
ところで、タイトル争いのポイントは、プルデー(トロ・ロッソ)のペナルティにより、マッサが7位に浮上し2ポイント獲得し、ノーポイントに終わったハミルトンとの差は、残り2レースで5ポイントとなりました。たぶん・・、最終戦のブラジルまで、もつれ込むのでしょうね・・。
次回、F1サーカスの舞台は、中国(上海)へと向かいます・・・。