
今日は人日(じんじつ)の節句(1月7日)、つまり七草粥を食べる日です・・・。七草粥の習慣は、中国から伝播し江戸時代に広まりました。春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれ、そこで無病息災を祈って七草粥を食べるようになったとか・・。
古くは草を叩いて刻む回数も決められており、6日の晩に「七草ばやし」を歌いながら28回叩き、翌7日の朝にさらに21回叩いたという説もあるそうです。七草粥は本来7日の朝に食べるものですが、わが家の場合・・なぜか毎年7日の夜に食べています。(当然、今年も・・)
前置きが長くなりましたが、画像は庭に咲いているサザンカ(山茶花)の花です・・。私の事務所の窓からよく見える位置に咲いています。(八重咲きなのでカワイイでしょ・・!)
ところで、ツバキとサザンカはよく似ているので見分けにくいのですが、見分け方を調べてみたのでいくつか紹介します。(原種は見分けやすいのですが、園芸品種は多様性に富むため見分けにくい場合があります・・。)
1つ目は、ツバキは花びらが個々に散らずに萼の部分から丸ごと落ちますが、サザンカは花びらが個々に散ります。
2つ目は、ツバキは雄しべの花糸が下半分ぐらいくっついていますが、サザンカは花糸がくっついていません。
3つ目は、ツバキは花が完全には平開しない(カッブ状のモノも多い)のに対し、サザンカはほぼ完全に平開します。
4つ目は、ツバキは葉の付け根に毛が生えませんが、サザンカは葉の付け根に毛がうっすらと生えます。
以上の事から判断すると、庭に咲いている花(画像)はサザンカだと思います。(たぶん?、ちょっと不安なのですが・・)
それで思い出したのですが、ちょうど1年前の記事(「椿の花びら」というタイトルです。)でツバキと思っていた花は、ひょっとしたらサザンカだったのかも知れません・・?(花びらが個々に散っていましたからね・・・。)