2015.3.3(火)~8(日)
昨年に続き、テニス試合と奈良・和歌山散策を目指し、山里と美しい田園に囲まれ歴史の中心、明日香村の古民家に宿泊する。
大会は雨で順延になり三輪山に登拝、試合は3Rで敗退したので金剛山、高野山、和歌山城、紀三井寺などを周遊する。
★奈良散策とご神体山(三輪山)登拝
710年藤原京から遷都、平城京の大極殿 朱雀門
歴史館、遣唐使の歴史を展示 、4隻の船で600人を派遣した記録が残る 長さ30m 幅9.6m、排水量300t
苔むす庭園に静まりかえる秋篠寺
縄文から崇拝された神奈備(神体山)の三輪山(467m)を登拝する。
飲食、カメラ禁止、山中は全く視界が無く往復2時間かかる、濡れて滑る山道を素足で登る15名ほどのグループがいたが危険が多い。 山頂付近は小さな高宮神社と奥津磐座(大き目な石、数個をしめ縄で囲む)を祀っている。
大神神社 日本最古の神社と言われ、三輪山をご神体とする 狭井神社登拝口、御幣でお祓い、襷を首にかけて登る
7世紀には日本の政治、文化の中心藤原京、北の山麓には山田寺跡、岡寺などが点在、1400年の明るい里山の雰囲気がある明日香村
甘樫の丘から万葉集に詠まれた大和三山、左から畝傍山と橿原市、耳成山(三角錐)、天香久山、中央付近の広場は藤原宮跡
行き届いた庭園、築250年の古民家には火縄銃、槍、捕り物具、古い屏風絵と雛人形などが飾られ、離れに泊まる
壬申の乱で勝利し、神仏への信仰も厚かった天武・持統天皇陵墓 文武天皇陵墓
天香久山近くの明日香コートから、畝傍山がのぞき見える
飛鳥資料館 高松塚壁画、水時計、猿石や亀石などの不思議な石造物、石組み噴水施設、山田寺の仏像
山田寺は法隆寺より古く、641年に建設をはじめた仏教寺院の初期
★奈良金剛山(1125m)登山・・・・・ 役 小角が修行した葛城山は昨年、今年は金剛山を登る
金剛山山頂の葛木神社
金剛山の展望台からは、大阪湾、紀ノ川、八経ヶ岳、弥山、山上ヶ岳が望め、ここからの大峰山系は一段と大きく荘厳に見え「役行者」が目指すのが理解できる。
★高野山散策・・・・紀ノ川沿いの橋本から30km、山間の細い道を車で1時間、突然、標高900mに3500人の高野町が現れる
真言宗 総本山金剛峯寺、世界遺産登録、開創1200年を迎える 蟠龍庭[ばんりゅうてい]
奥ノ院の弘法大師御廟 織田信長の墓所
高野山の宿坊「無量光院」に泊まり、朝6時から1時間半の勤行に参加する 精進料理の夕餉
根本大塔、大会堂、東堂。 真言密教の道場、高さ50mの根本大塔内を立体曼荼羅を構成
★和歌山散策・・・・ 有吉佐和子の小説「紀ノ川」で魅了する自然豊かな大河
大台ヶ原から吉野(吉野川)を巡り、穏やかな流れの紀ノ川、背後の山は高野山方面
和歌山城 藤堂高虎が手掛けた野面積みの石垣 天守閣から和歌山港、紀ノ川、淡路島を望む
紀三井寺 770年開基 紀三井寺 楼門
★「青丹よし 奈良の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり」 小野老が歌った言葉にぴったり当てはまる風情があり、
史跡の奈良を巡る季節を、何回訪れても果てない
★1400年の藤原京(明日香)、1300年の平城京(奈良)、1200年の高野山、それぞれの歴史の重さが伝わってくる
★初めて高野山を巡ったが、規模の大きさ荘厳な街並みに圧倒され、空海が民衆から慕われた証が残る