iijiのブログ(JOPベテランテニス、山行、浅草などの写真録)      

★定年後の余暇を、テニス・山行・囲碁・浅草周辺の行事・美博鑑賞・日常の出来事などを紹介します。

浅草 一葉祭 2024.11

2024-11-23 18:51:48 | 博物・美術館

2024.11.23(土)

7年振りに、一葉記念館を見学する。


1961年(昭和36)開館

現在の台東区立一葉記念館

樋口一葉(本名、奈津)1872~1896

第一展示室   入口に一葉が使っていた小さな机

下谷龍泉寺町時代「奇跡の十四か月」23才から14ヶ月  「大つごもり」から「にごりえ」「たけくらべ」など名作を世に出す。  

映画化された代表作   1953年にごりえ    1955年たけくらべ

2004年から発行、一葉の肖像画五千円券の最終製造(2024.7)を祈念した感謝状

ビデオ記念公演 文芸評論家 澤田章子記念講演   一葉が描いた明治の女性

「一葉女史たけくらべ記念碑」   碑文は佐々木信綱の歌二首


☆一葉の亡くなった命日に、「一葉祭」が毎年開催されているが行く機会が少ない。

浅草一葉祭 2017.11 

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世田谷郷土資料館 2024.4

2024-04-22 09:37:38 | 博物・美術館

2024.4.18(木)

京王ベテランテニスの試合後、代官屋敷と世田谷郷土資料館に立ち寄る。


代官屋敷内にある世田谷郷土資料館 

縄文早期の土器  世田谷に人が住み始めた3万年前(旧石器時代)は狩猟生活で、1万2千年前から土器が使われる

6千年前の海岸線は内陸側に入り込む、世田谷付近の貝塚とムラ      多摩川に沿った丘(国分寺崖線)に縄文時代の集落跡が並ぶ  

野毛大塚古墳(5世紀初) 国分寺崖線上に立地  全長82m                              稲荷塚古墳(6世紀前半) 横穴式石棺

野毛大塚遺跡 石棺模型 5世紀中 4.4mx3.1mx1m  出土品: 甲冑、刀剣、玉類、石製模造品

旧大山道のボロ市(ジオラマ) 代官屋敷を中心に、天正6年(1578) 関東の支配者、北条氏が楽市(自由販売)を12月と1月に開く

検地目録天正19年(1591) 初代大場信久から13代世襲  豪徳寺井伊家墓所 彦根藩所領(近江国、下野国、武蔵国)

桜田門外の変「井伊大老襲撃図」明治9年 月岡芳年作  上段「江水散花雪」 明治7年 月岡芳年作

井伊直弼は、代官屋敷に近い菩提寺の豪徳寺に葬られ、墓近くに藩士を供養する「桜田殉難八士之碑」がある

代官大場家12代当主与一の妻美佐 明治13年(1880)     大場美佐が残した日記 安政7年(1890)「桜田門外の変」を書き残す

代官所に届けられた情報から井伊直弼の死を書き残す

世田谷付近で昭和40年代まで作られた大蔵大根             昭和の生活製品

昭和中期まで使われた洗濯道具 洗濯板とたらい       手回し洗濯機(昭和32年) 洗濯物、お湯、洗剤を入れハンドルを回す


☆彦根藩、武蔵国世田谷領(2306石)の代官屋敷と大場美沙の日記など世田谷と彦根藩の結びつきに興味が湧いた。

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国立科学博物館(牧野富太郎展) 2023.12

2023-12-22 17:28:22 | 博物・美術館

2023.12.21(木)

久しぶりに上野まで散歩に出かけ、科学博物館の本館1Fで牧野富太郎の企画があり、NHK連続テレビ小説「らんまん」を9月末まで拝聴していたので植物名に誘われ見学する。


国立科学博物館 地球館(本館裏側)   JR線の陸橋から

日本の植物研究に多大な貢献をした牧野富太郎。名前をつけた植物は1500種類

日本国内の植物採集調査地  沖縄県を除く全都道府県と台湾と旧満州

山野を歩きまわる足腰の体力が94才の長寿につながったか

新牧野日本植物図鑑2008年版(上) 3206種を載せた「牧野日本植物図鑑」(初版1940年)  (下)     教授との軋轢で牧野を入れたのか?

植物研究雑誌(1927年)の論文                       自費創刊の植物研究雑誌(1916年)の論文   

明治23年東京、江戸川小岩村の土提内の用水地でムジナモを発見、食虫植物で日本でも名高い植物の一つとなつた。

ムジナ(アナグマやタヌキ)の尾に似ていて水中に浮いていることから、「ムジナモ」という和名になる。

「ムジナモ」の植物画、細かく緻密で美しい、植物の特徴が詳細でわかりやすく描かれる

植物画「ホテイラン」日本に生育する野生ラン             植物画  「シコクチャルメルソウ」四国および九州南部山地沢沿いに自生   

「ヒルムシロ」 1887年 牧野が最初に発表した論文に記載       「ツチトリモチ」和歌山の神社の森で採集

「マルバマンネングサ」牧野の名が学名に              「ヤッコソウ」 高知で見つけ学名をつける

「ムラサキカタバミ」強い生命力と強固な根を持つ           「ノアザミ」に話しかける万太郎

「バイカオウレン」幼少時代、生家の裏山に咲く         「ヒルムシロ」  日本各地に分布、池や溝、水田などに浮かぶ

屋上から浅草方面    真下にJR上野駅


☆牧野富太郎の植物画は細かく緻密で美しい、気の遠くなるような根気強さが偲ばれる。

 

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東京国立博物館2F 2022.5

2022-05-16 11:50:11 | 博物・美術館

2022.5.10(火)

本館2Fは、「日本美術の流れ」を展示


日本美術のあけぼの 埴輪 猿」 古墳時代 元々は子猿を背負い、赤顔料が顔に残る生き生きとした母猿の表情

 「埴輪 踊る人々」 6世紀 愛らしい表情                  銅鐸(弥生)・埴輪(6世紀)・土器(縄文)

仏教の美術 「聖観音菩薩立像」 飛鳥~奈良 薬師寺           「玄奘三蔵像」 鎌倉~南北朝

禅と水彩画 「朱買臣図」 狩野元信 室町 大徳寺大仙院の襖絵

「山水図屏風」 安土桃山                     「玄鶴芦雁図」  狩野山雪 江戸

茶の文化 「蛇籠千鳥蒔絵硯箱」 木製漆塗 江戸           「青井戸茶碗」(高麗茶碗) 朝鮮16世紀

武士の装い 胴丸」 室町                       「直垂 顕紋紗」  夏用  江戸

能と歌舞伎  「唐織 能面」  江戸               「遊女立姿図」 懐月堂度種 江戸

「櫛・簪」江戸時代から結髪が行われるようになり髪を飾る     「根付」象牙・木・陶器・金属などの装飾品

日本の美術は、外来の美術の影響を受けながら、日本の風土と人々の感性によって育まれてきた


☆縄文から続く日本の芸術は、仏教、禅、茶の文化や神楽、能、歌舞伎、浮世絵、書画などの影響から多彩で繊細な美を生み出してきた。

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東京国立博物館1F 2022.5

2022-05-16 11:06:31 | 博物・美術館

2022.5.10(火)

本館1Fは、「ジャンル別」展示


国宝 「焔ほのお」大正7年 上村松園 

国宝 檜図屏風」 天正18年 狩野永徳 

彫刻  「四天王立像」13世紀 浅草寺               「広目天」12世紀 浄瑠璃寺

漆工 「太刀閑・蒔絵小箪笥」  江戸                「扇形水滴・七宝流水煙管」 江戸

金工・刀剣  七宝引手・釘隠 17~18世紀                「小桜黄返威鎧」 平安時代

近代美術 「執金剛神立像」 明治26年 竹内久一 木造 1893年シカゴ万国博出品

近代美術 「鷲置物」明治25年 鈴木長吉 明治26年世界博出品 銅鋳造   「日本の婦人」明治14年 ラグーザ 銅造

製作工程  色鮮やかな浮世絵画  輪郭絵に10枚の版木で摺こむ


☆久しぶりに博物館に行き芸術文化に触れ、初めて見る作品には新鮮さを感じる。

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