2017.1.28(土)
浅草は革靴製造をはじめとする皮革産業の企業が多数あり、地場産業として根づいてきました。皮革の歴史は古く、渡来人の人々により技術が向上し武具として発展、明治に欧米のなめし技術の導入と共に、軍靴などの軍装備に大量に使用される。
浅草を皮革の地場産業にした浅草弾左衛門(弾直樹) 西村勝三 明治4年軍靴5000足を納入 リーガル、大塚製靴を生み出す
皮なめしの道具
隅田川沿いにある平成21年開設「ものづくり工房」 手作り靴・帽子・バックなどの企業が入居
「ものづくり工房」の2階の一部に「皮革産業資料館」があります
江戸時代の皮製品 皮羽織、武士の消火着、馬具
火縄銃の弾薬入れ、紙入れ、巾着袋などの皮製品
太鼓、鼓、鞄など
有名選手のスパイク 長嶋や王貞治のグローブ、有名ゴルファーの手袋
左下の黒いのは元大関「小錦」の靴 17文(42.5cm) 旧陸軍(昭和16年)の編上靴
昭和50年代の皮製品
2013年から開催を始めた新しい靴づくりを目指す 「浅草モノづくりの祭典“A-ROUND” 」 2016.10
★浅草北部に広がる地場産業の製靴も、近年は、製造の大半が中国に移り、店先には、毎日中国製段ボール箱がうず高く積まれ、靴製造メーカは輸入販売に移行してます。また、廃業してマンションやスーパー、老人施設などに転業している