2022.2.22(火)
先日、神田の専門店で久しぶりで登山靴を購入した。
1959年から山の魅力に憑かれ63年、2百数十座に巡り合え感激と感動を与えてもらいました。無事に過ごせたことを登山靴に感謝したい気持ちです。
山を愛した登山靴
1959年~1963年 「黒革鋲底登山靴」
高校の仲間と初めての山行、雲取山から大菩薩嶺と2泊3日の縦走、初めて鋲底革で耳当てのついたの登山靴を購入した。当時はまだビブラムソールが出たばかりで鋲底が一般的でした。
翌年、尾瀬に行くが岩場などで滑りにくく快適に燧岳を登った。岩に鋲が当たると火花が出るが快適であった。
下山で、急な雷雨に出会い燧岳の狭い岩場の登山道は川に変わりずぶ濡れ皮底の登山靴が水でふやけ、当時の木道は一部分で大半が湿地であり、帰った時は幾つもの鋲が抜け落ちていた。
1965年~1989年 「黒革ゴム底(国産)登山靴」 24年間使用
槍ヶ岳、奥穂高、薬師、剣岳、立山、白馬などの北アルプスや北岳、間ノ岳、農取岳、仙丈岳、木曽駒ケ岳などの南アルプスに使用した
1993年~2001年 「赤革ビブラム底登山靴」1.4kg 8年間
小さ目のため登りは問題ないが、下り道が長く続くと爪先が圧迫され痛くなる。
岩手山の下山途中から爪先が痛くなり、靴を脱ぎ毛糸の靴下で下山した。
1996年~1997年「冬山用赤革ビブラム底登山靴」2.4kg MESSNER製(伊)
谷川岳、会津駒ケ岳、巻機山、四阿山の雪山に使った、アイゼン装着でソール崩れが少ない
2001年~2022年 「ゴアビブラム底登山靴」1.4kg 21年間使用
百名山43座を踏破 踵がすり減りゴムが硬化して滑りやすい、今年の1月左靴のつま先付近のゴム底が5cmほど剝がれてきた。
幌尻岳で、額平川の渡渉ヶ所が20近くあり渡渉用にゴム底の地下足袋を用意したが川底の石は苔で滑りやすく、登山靴で川底を歩き、そのまま濡れた登山靴で歩行し型崩れとなる。
2022年~ 「ゴアビブラム底軽登山靴」1.2kg SCARPA製(伊)
体力に応じた軽い登山靴を購入
☆木曽御岳山(1995.8)
名古屋のテニス試合後に登る予定で車で出かけたが登山靴を積み忘れた。岩場の道を足元が柔らかいテニスシューズで歩いたが安定性が無く、登山靴の硬さを見直した。
☆百名山5座を残したまま、コロナ禍で2年間山小屋が休止、体力の衰えを憂慮する。