iijiのブログ(JOPベテランテニス、山行、浅草などの写真録)      

★定年後の余暇を、テニス・山行・囲碁・浅草周辺の行事・美博鑑賞・日常の出来事などを紹介します。

たばこと塩の博物館 2019.7

2019-07-10 08:52:36 | 博物・美術館

2019.7.6(土)

「マッチ展」のついでに、墨田区横川にある元専売公社の常設展示室「塩・たばこ」コーナーを見て回る


塩の世界 2F   世界の塩の2/3は岩塩、日本は海水を原料としている

 

 縄文時代の製塩土器                             古代の塩づくり//海藻に付着した濃い塩水を土器で煮詰める 

昭和50年頃からイオン交換膜を使い濃い海水を作り、煮詰めて塩を作る  従来の製塩法に比べ4.5倍(入浜法に比べ45倍)効率が上がる 

 

たばこの歴史と文化 3F

 

 

 メキシコ南部 7世紀に最盛期を迎えた「バレンケ遺跡」 たばこを吸う神のレリーフ                  ニコチアナ・ルスナカ//高濃度のニコチンを含む

 たばこの原産地 アンデス山地                             1600年ごろ、フランシスコ会修道士が家康に献上  

 江戸時代のたばこ屋  たばこの葉を細長く刻む    現在は機械化され0.1mm幅で刻む

世界のパイプをコレクション

明治37年(1904)の専売制開始から昭和60年(1985)専売制廃止までの産業史

 1960年代 たばこを吸い始めた頃の銘柄 販売量世界一のハイライト60円     喫煙の弊害が解り始めた40代でやめる。    


☆ 塩の消費は、8100t/年 約90%は外国産で国産はわずか、約70%はソーダなど工業用、他に業務用25%、家庭などで使う量は1%にも満たない。

☆たばこは、健康余命を10年短くし、喉頭がん33倍、肺がん4.5倍、肝臓がん3.1倍、その他の体内がん発生率を高くする。

☆明治から始めた専売制は、莫大な財政収入となったが、樟脳、たばこ、塩、アルコールと逐次民営化されたが、財務省は各事業の大株主になる。 

 

コメント

マッチ展(たばこと塩の博物館) 2019.7

2019-07-08 11:04:05 | 博物・美術館

2019.7.6(土)

最近は、使う機会が少なくなった着火具のマッチ、墨田区横川の「たばこと塩の博物館」で「マッチ展」を見る


 

 「たばこと塩の博物館」近くにあるのに入ったことが無かった 

2階 特別展示室  マッチは文政9年(1826)英国で黄燐マッチを発明、 安政2年(1855)スエーデンで安全マッチ(赤燐)発明

明治初期まで使われた「火打石」と火花を出す「火打ち金」(チャートと炭素を焼成)  火花から種火を起こす「火口」   種火を保つ「火入れ」 

清水誠//フランスで学び、明治8年(1875)国産マッチを試作、本所に工場を設立  両国高校敷地内に「国産マッチ発祥の地」の記念碑がある

 

苫小牧のマッチ軸木工場 明治23年代(1890)          軸木はぎ                                                  

 工程を機械化した東洋最大の燐寸工場(神戸) 大正6年~16年(1917~27)

明治43年代(1910)がピーク(7200百万箱/25000人)、輸出先の中国が生産を開始した、大正9年(1920)から急激に減少 

現在のマッチ軸つくり 軸選→パラフィン・頭薬浸点→乾燥→マッチの軸完成(長さ51mm)                現在の連続自動マッチ製造機

現在の家庭では見かけない 懐かしいマッチ箱                   マッチ発祥の地、本所のマッチラベル


☆国産マッチ生産から140年、使い捨てライターや自動点火コンロの普及でマッチの需要が急減している。 

 

コメント