お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



 


 参加証が届いた。やっぱり、無謀だったかな・・・。
 
 表富士自転車登山競走大会という古風なネーミングのヒルクライムレースにエントリーした。土砂崩れで開催が危ぶまれていたが、距離を5キロ短縮し、11.5km地点の「七曲駐車場」(前回の補給地点)をゴールとすることで開催が決定された。
 
 距離が短くなって嬉しくもあり、でも五合目までは登りたかったなと、悲しくもある。天災だから何を言っても始まらないのだが。
 
 前日受け付けのある富士宮までは、小田原まで自走し、箱根越えはヒルクライム前日なので勘弁してもらって、三島か沼津まで輪行。そして富士宮へは沼津400のブルベコースを少し走って前泊。
 
 レース当日は輪行バスで集合場所の水ケ塚駐車場へ。そしてレース後は、水ケ塚駐車場から自走で帰ろう。そういう予定にしていた。
 
 ところが、三浦一周の際の右ヒザの痛み。さらに日曜の天気が怪しい。う~ん、どうしよう。
 
 結局、ヘタレな選択。クルマで行くことにした。せっかく富士宮に一泊するのにもったいないのだが、仕方ない。こんなことなら当日受付にしておけば良かった。当日受付は参加費がプラス2000円なのだが、ホテル代が必要なかった。
 
 目標は、時間内完走。ブルベと一緒ッスね(笑)。

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 エントリーが遅れましたが、ヤビツへ上った翌日の日曜のことです。

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 ここのところ上ってばかりだったので、フラットロードが恋しくなった。だったら三浦半島だ。
 
 午前9時に出発。境川を下り、渋滞のR134を抜けて午前10時半ごろ渚橋へ。
 
 前日にsudobanさんが、南西の追い風を受けて反時計回りに気持ち良~く一周しているので、どうしようかとちょっと迷っていた。ところが、朝起きて外へ出てみると、風は前日の土曜ほど強くない。風向きも北の風から南の風に変わるらしい。どっちを回っても一緒かな。それならば、海岸線に近い時計回りでいいかと、渚橋は左折した。
 
 道なりに走って住宅街の細い道を進む。ぶつかったところがK24の押しボタンの信号。なるほど、これが正しい道なのか。
 
 船越への気持ちのいい坂を下り、田浦のトンネルを抜けると、そこは横須賀。
 

 午前10時26分、横須賀・ヴェルニー公園
 
 三笠公園の前で、信号待ちしていた8~9人ぐらいの集団の後ろになった。さすがにそれだけの大人数なので、信号スタートが遅い。ちょっとペースが合わないなと思っていたら、いつの間にか巡航が35km/hを越えている。にもかかわらず、誰も遅れず綺麗に列車で走っている。はえ~っ。追いつけない。
 
 最後尾の人が私に気が付き、ちゃんと手信号をしてくれるようになった。でも、スタートしてしばらくして離され、赤信号でやっと追いつくというのは、気分的にいいもんじゃない。幸いにして反対車線にコンビニを発見したのでストップし、集団とは間をあけることにした。ヴェルニー公園で写真&トイレで止まっただけで、自宅からここまで一気に走ったからな、と自分を納得させる。決して、ちぎられたわけではないぞ。


 午前11時29分、馬堀海岸
 
 走水の坂を下り、観音崎への坂を上っていると、さっきの集団が見えた。どうやら観音崎京急ホテルへ吸収されているみたいだ。え? そこで昼? もしかしてこれか
 

 午前11時37分、観音崎灯台
 
 自宅から約2時間半で観音崎到着。トンネルの先の道を上って、初めて灯台まで行ってみた。なんだか怪しい雰囲気の広場(砲台跡だそうだ)を抜け、木々に囲まれた細い道をさらに進むと灯台が見えてきた。
 
 そして対岸は房総。・・・そのうちね。

 灯台に入るには150円が必要なようだったので、手前で写真だけ撮ってルートに復帰する。
 
 浦賀湾をぐるりと回っているときから、後ろでクリートの音がするようになった。う~む、下手な走りはできないぞ。

 どうして、後ろにつかれると張り切っちゃうんだろう? 
 
 多少、向かい風が吹いているが、野比から三浦海岸へと下ハン握ってペダルを回す。こういう信号もない直線で、下ハンの先を持つとすごい楽に漕げることが最近分かってきた。スピードも乗ってくる。ハンドルを変えてから、ロードバイクの楽しみがまた増えたようで嬉しい。


 午後12時39分、三浦海岸
 
 ところが三浦海岸あたりを走っているときに、右ヒザが痛くなってきた。前に左ヒザが痛くなったときと同じような感じ。足が上にくるとズキッとする。やべ~。またかよ。宮川公園までは一気と思っていたが、三浦海岸交差点先のコンビニでストップした。ちょっと痛さに耐えられなくなってきていた。
 
 で、後ろを振り向くと、誰もいない。う~ん、どこで曲がったんだ、彼は。
 
 ここで補給し、さらに海岸べりで休憩。多少、痛みが引いてきたような気がしたが、気のせいだった。まだ痛い。困った。
 
 大根畑への坂は時速6km/h。ウチへ帰れるかどうか不安になってきた。この日はできれば午後4時、遅くとも午後5時までには帰らなくてはならない。三浦一周は自宅から約140キロなので、グロス1時間20キロとして、メカトラがなければ午後4時には帰れるはずだった。


 午後1時4分、遙かに剣崎灯台
 
 それでも、気が付くと剣崎灯台への細い道を走っていた。ここはいつも素通りしていたのだが、一度は行ってみたかったところだった。でも、すれ違いも不可能な細い道を抜け駐車場まで来たときは愕然とした。はぁ? こんな急坂を下りるの? 上り返せないよ、歩いてでも・・・。また、元気なときに来よう。


 剣崎灯台へ向かう道からの眺め
 
 次はもっとゆっくり来て、絶景を楽しみたいものだ。・・・このフレーズは何度も書いているような気がする。私のライドはだいたいが時間がなくて、せわしない。おまけにメシもろくに食べずに走っている。何とかしたいものだ、といつも思うのだが・・・。


 午後1時24分、毘沙門越えて風車へ
 
 風車への坂も時速6km/h。右足にトルクをかけられない。辛い・・・。


 宮川公園より。地球は丸い
 
 ここで大休憩。天気も良かったし、少しベンチに寝転がった。
 
 しかし、まったりとしていても足は良くならない。だましだましながら帰路につく。城ヶ島や油壺へ寄る元気はもうない。
 
 最大の鬼門が、R134湘南国際村入口先、峯山の片側通行。こちらからだと緩い上りになっているのだが、トロトロ走っていると後続車の迷惑になる。
 
 海側の車線のクルマは停止している。一番前まで行ってバイクの後ろにつけ、ドキドキしながらゴーサインを待つ。レースのスタート前の進境だ。時速30kmで走れるかなぁ?
 
 そしてスタート!
 
 おぉ! 回せるじゃないか。え!? 時速36km/h!? 足も痛くないぞ。
 
 とても不思議なのだが、ここを境に右足の痛みは軽くなった。リスタートは遅いのだが、クルクル回して30km/hまでは持って行けるようになってきた。ちょうどブルベ伊豆200kmのときのような感じ。それほど重傷ではなかったようだ。ちょっと安心。


 午後2時37分、森戸のビーチサンダル屋さん 
 
 実は今日の目的はここ。娘が「神奈川自転車散歩」をパラパラめくっていてこの店を知ったようで、以前から行きたそうにしていた。「クルマだと渋滞するからイヤだ」と言うと、「じゃあ、私にも自転車で行ける?」と聞いてきた。「自転車? 無理だよ。トンネルあるし、江の島までも行けるかどうか分からないんでしょ」と言うと、「じゃあ、買ってきて」と命令された。
 
 そう言われてもね。何を買ったらいいか分かんないし・・・。ということで、店先に並んでいるビーサンを写真に撮って娘に見せることにしたのだ。
 
 目的も果たし、帰りの境川は追い風にも助けられて30km/h巡航。ヒザはまだ痛いが、少し休めば治るでしょう。きっと。月曜からは恵みの雨みたいだしね。
 
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●月日 07年4月15日(日)
●天気 晴れ
●ルート 三浦一周(時計回り)

  ◆サイコンによる記録
       距離 140.64km
       平均時速 23.6km/h
       走行時間 5時間56分03秒
       最高速度 50.6km/h
       ※07年の通算 3587.54km
              ロード 2225.53km
              BD-1  1329.31km
              MTB  0036.35km

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 お昼ごろに目覚めると、午前中の惰眠を痛烈に後悔させる青空が広がっていた。気温も高いし、絶好の自転車日和だ。といっても、この日は特にどこへ行こうと決めていたわけではないのだが・・・。
 
 で、
 


 とりあえず練習しておこうか。輪行は面倒なので、これまでMTB、BD-1、ロードでそれぞれ1度ずつ、合計3度しかやっていない。自走で往復できるところが、これまでの私の行動範囲だった。
 
 しかし、そうも言ってられなくなってきた。特に来週末は、輪行が絶対必要となるのだ。
 
 フレームはもう傷だらけなので、気兼ねすることなく袋に納めることができた。上出来上出来。
 
 ・・・さてと。ひと息ついて、午後2時過ぎにスタート。こんな陽気の日に走らないと、自転車の神様に怒られる。
 


 R246を強烈な向かい風と戦いながら走り、善波峠へ。私が上っていると、反対車線を弾丸のように降りてくるローディー数人とすれ違った。時間はもう午後3時過ぎ。みなさん、もう帰宅する時間だ。私がヤビツ峠に着くのは午後4時半ぐらいかな。ゆうヤビだな。

 神奈川県央の自転車海苔には、これが正しいヤビツ峠への道なのだ。と、自分を無理矢理に納得させて、善波トンネルを抜けて行く。回避したくても、自宅の目の前がR246。午後2時過ぎ出発じゃ、遠回りしたくてもできなかった、というのが本音かな。
 
 善波トンネルを抜けると、富士山がど~ん。雲ひとつない綺麗な姿が目に飛び込んできた。(写真は撮ったのですが、携帯カメラのためまったく富士山は写っていませんでした)
  


 さあ、頑張って上りましょう。スタート時間が午後3時半過ぎ。時間があまりないので、サイコンをスタートさせてTTにしよう。こうすれば、イヤでも速くなるだろう。
 
 名古木から先は向かい風。こりゃ、タイムは伸びないなと早々に諦めるが、鳥居先から蓑毛の激坂のあたりから風は感じなくなってきた。

 何とか時速2ケタ維持と思っていたが、この激坂の最後で時速8km/h。まあ、こんなもんですね。
 
 浅間神社通過が30分ぐらい。自分としてはまあまあのペース。しかし、菜の花台から先はやはり伸びない。残りは3キロぐらいなのだが、ここがいつも辛いところだ。それでも、必死にペダルを回し、峠手前では最後の力を振り絞る。
   


 心拍数は一体どこまでハネ上がったのだろうか。息が完全に上がっている。ここまで追い込んで上ったのは初めてだった。
 
 そして、サイコンを見ると・・・
    


 おぉ!!! わずか1秒だが、50分を切った! もう思い残すことはありません(笑)。ヤビツは次からはゆっくり上ります。

  ◆ヤビツ登坂タイム
       距離 11.75km
       平均時速 14.0km/h
       走行時間 49分59秒
       
 この日は暖かいというより暑い日だったので、ノースリーブのインナーと半袖ジャージ。下界ではそれで良かったが、さすがに峠の頂上は少し冷える。アームウオーマーを着けて下山を開始する。
 
 途中のカーブでタイヤが滑ったような感じがあった。気にせずそのまま降りていたら、リアのタイヤが少しガタガタし始めた。もしかして・・・



 菜の花台で、絶景を見ながらパンク修理。
 
 ここのところパンクが多い。ブルベのときも、完走後に自走で帰宅する途中でパンクした。何だか乗るたびにパンクしているような気がする。おかげで、チューブの交換も速くなった。

 そういえば、BD-1も金曜の通勤途中でパンクした。会社寸前だったので、だましだまし乗って行き、まだ直してない。
 
 大魔王さん、頼むから早くよそに行ってちょーだいね。
 
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●月日 07年4月14日(土)
●天気 晴れ
●ルート 自宅~R246~善波峠~ヤビツ峠~R246~自宅

  ◆サイコンによる記録
       距離 85.62km
       平均時速 22.8km/h
       走行時間 3時間44分26秒
       最高速度 61.9km/h
       ※07年の通算 3446.9km
              ロード 2084.89km
              BD-1  1329.31km
              MTB  0036.35km

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 BD-1でチャリンコ通勤<4月13日=32>



 13日の金曜日。半端な日ですが、今日からリュックをやめてサドルバック&ヒップバッグにしました。
 
 暖かくなり、着替えの荷物も少なくなりました。会社はTシャツでもOKですから、あとはGパンと下着が入ればいいんです。レーパンもヒザ上までのものにようやく変え、乗っているときも軽装に。肩の重しがようやく取れ、快適な季節がやってきました。
 
  ◆サイコンによる記録
       距離 41.91km
       平均時速 19.8km/h
       走行時間 2時間06分55秒
       最高速度 50.7km/h
       ※07年の通算 3361.28km
              ロード 1999.27km
              BD-1  1329.31km
              MTB  0036.35km

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 BD-1でチャリンコ通勤<4月11日=31>


宴の後? 芝公園にて。桜は散ってピンクのじゅうたんに・・・


 青葉200の後は中1日で走れたが、さすがに300キロの後となると、中3日かかりました。
 
 土曜のライドで自転車はもうお腹一杯でしたから・・・。ただ、以前はロングライドの後は階段も上れないほどだった筋肉痛が、それほどひどくならないで済んでいます。これも日々の自転車通勤のおかげでしょうか? あ、お尻は別ですよ・・・。
 
 300キロの後の通勤40キロ。さすがに楽です(笑)。第1PCまでで終わりですから・・・。
 
  ◆サイコンによる記録
       距離 42.16km
       平均時速 21.5km/h
       走行時間 1時間57分28秒
       最高速度 47.6km/h
       ※07年の通算 3319.37km
              ロード 1999.27km
              BD-1  1287.40km
              MTB  0036.35km

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●BRM407青葉300km(エントリー45人(DNS9人なので出走は36人)、DNF5人、完走31人。ほかに試走での完走1人)
●月日 07年4月7日(土)
●天気 晴れのち雨
●ブルベルート あざみ野~新小倉橋~串川橋~道志みち~牧馬峠~雛鶴峠~大月~甲府~波高島~本栖みち~山中湖~道志みち~串川橋~あざみ野(上り総量は4100m)
07年4月7日 ブルベ青葉300km(A3よりデカイ!)
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<その1~笹子まで>
<その2~本栖湖まで>
<その3~ゴールまで>

 天気予報は前日までは曇りだった。少なくとも雨マークはなかった。本栖湖で富士山が見えればいいな。いや、富士山が見られる可能性のある明るいうちに着ければいいなというのが、ささやかな目標だった。
 
 午前5時前に起床。午前6時前、明るい日差しが差してきたころ、あざみ野へ向かって出発する。途中、市が尾の交差点で後ろから「お早うございます」と声をかけられる。続いて「ブルベですか?」とも聞かれる。ランドナー乗りの方だった。「そうッスよ。どちらから?」と聞くと「座間です」。ウチより遠い。実はこの方は何度かPCで姿を見かけたが、その後直接話す機会は残念ながらなかった。
 

 あざみ野のスタート地点。今日はリュックをしょって走る。中にはウインドブレーカー、着替え用のインナー、ネックウオーマー、冬用の手袋など
 
 スタート地点のあざみ野に到着後、受付を終え、あざみ野駅でトイレを済ませてスタート地点に帰ると、おいちゃんさんがちょうど受付をしているところだった。「いい天気になりましたね」なんて、暢気にそのときは話した。
 
 そしてhiroさんが到着。あれ? 今日はホームゲームなのに。何でも奥さんのお許しが出たようなので、急きょ、参加することになったようだ。それにしても重そうなリュック。カッパが入っているらしい。え? 今日は降らないッスよ。と、そのときは思ったのだが、夕方になってhiroさんの先見の明に驚くことになろうとは・・・・。
 
 参加人数は40人ほど。スタート時間の午前7時少し前に全員が受け付けと車検を終わり走り始めた。
 
 前回の青葉200のときのR246は大渋滞だったが、この日は渋滞もなくスムーズに車道を走れた。お、これは幸先いいかなと喜んだのだが、麻生通りを走るころには20人以上の大集団となったためか、ペースは巡航30キロ以下で少し緩やか。300キロだからみんな抑えているのだろうか。私はその集団の最後尾あたりだったので、少し遅いかなと思いながらも、一気に前まで抜ける足もなく後ろを付いていく。
 
 しかし、逆にこれが幸いした。前回と同じコースと思っていたのだが、今回は小田急の鉄橋を渡らず手前で曲がって踏み切りを渡るコースに変わっていたようだ。キューシートが木曜の到着だったので、ちゃんと確認するヒマがあまりなかった。あれ~? と思いながらも、とりあえず前を走るみなさんに付いていく。
 
 津久井道に入り、集団の先頭にいたグループの誰ががパンクしたようで、そのグループごとストップしていた。そのころから4~5人の列車で走るようになり、やがて3人の列車となって塚場から新小倉橋を目指す。その3人のうちのひとりは、前回の青葉200で帰りの道志みちを一緒に走った方だった。
 
 新小倉橋を過ぎ、宮原交差点を右折すると道は上りにさしかかる。ここで先頭の2人にじりじり離される。上り坂はどこでも一人旅だ。
 
 上り基調のアップダウンをこなし、串川橋を右折して少し上ると第1PCだ。
 

 午前9時3分、第1PCセブンイレブン津久井青山店。37.7キロ地点。hiroさん、Vサインで余裕たっぷりッス!
 
 ここでおいちゃんさん、hiroさんと再会。でも、おいちゃんさんは私の後ろにいたような気がするし、hiroさんには「先、行きます」と言って出発したよな、確か。抜かれた覚えもないし、どうも二人とも先着しているらしいけど、なぜ? とちょっと不思議だった。ま、いっか。
 
 ところが、ここの通過時間が「8:07~9:23」。おにぎりを食べているときに、おいちゃんさんに「あと10分しかない」と言われて気が付いた。到着は9時前だったが、レシートの時間が通過時間となるので、のんびり買い物していたらあやうくタイムアウトだった。ちょっとのんびりペースだなとは感じていたが、ここで少し焦り出す。
 
 あわてて第1PCを単独でスタートし、青山から道志みちへ。そして梶野を右折して牧馬峠へ向かう。
 

 Gパンで走る!
 
 ここが最初の難関。時速は10km/hをいったりきたり。坂はこんなもんでしか登れない。
 
 すると、Gパンローディー発見! 彼は、Gパンと普通の靴でこの300キロに挑戦している。背中には重そうなリュックも。スタート地点でも、「え、参加者?」と大いに気になっていたのだが、彼は果敢に走っていた。彼の健闘を祈りながら「頑張りましょう!」と言って先へ行く(彼は見事完走したようです! すげぇ!! ケツは大丈夫なのか?)。


 牧馬峠を登坂中のhiroさん 

 次に発見したのがhiroさん。やはり重そうなリュックをしょって上っている。私と同じようにちょっとふらついているので、親しみが持てる。インを嫌ってアウトを上るのも同じ。hiroさんの跡をトレースしながら上っていき、「もうちょっとですね」と声をかけて先行させてもらう。


 牧馬峠の桜
 
 梶野側からの牧馬峠は、途中で平坦になり下りも現れる。先ほど私を抜いていった人が、その平坦部分でひと休みしているのが見えた。その人には、ピークに着く前に再び抜かれた。「あそこがピークと思ったので休んじゃったよ、あはは」。余裕ッスね、この人。
 
 その人は、大型車が通れないように設置されたゲートの先のホントのピークで再び休んでいたので、「ここがピークですよ」と教えてあげると、「うんうん」と満足そうだった。
 
 ピークからの下りは12%の坂だ。滑り止めのわっかが刻まれた道がしばらく続く。わっかが消えてからも下りはさらに続き、やがてT字路。左手に屋根にとうがらしのオブジェのある「愛ちゃんキムチ」の店が見える。ここを左折し、相模湖カントリー方面へ向かう。
 
 最初は下りだが、やがて上り基調のアップダウンが現れる。相模湖カントリーへの分岐を右へ進路を取ると、強烈な上り。それが右手にやまなみ温泉が見えるT字路にぶつかるまで続く。全体を通じて、傾斜的にはここが一番きつかったような気がする。
 
 T字路を右折し、途中の秋山方面への分岐をUターン気味に曲がる。しばらく下りが続くが、また上りが始まる。この上りの途中で、秋山方面への分岐でストップしていた若いローディーに抜かれる。実は、この方とは一緒に走る機会はなかったが、PCごとに一緒になった。ゴール地点までほぼ同じペースだったようだ。
 

 道志みちとは違った雰囲気のK35秋山付近
 
 奥牧野から秋山へと緩い坂を走る。道志みちは渓谷美だが、この道は回りを山に囲まれた田舎道。人家も途切れることなく点在していた。天気も良く、クルマもほとんど走らないのどかな道を単独で走る。
 

 雛鶴峠への途中で桜ストップ
 
 2組のカップルにパスされた。1組はツーリング中で、私を抜いた後、トンネル手前で大休憩していた。もう1組は参加者(もしかして鈴木家さん?)だったが、女性は二人とも力強くペダルを回していた。坂はダメだな、やっぱ・・・。
 
 道中、あちこちに桜が咲いていた。満開だ。こういう道を走るのは気持ちいい。
 
 桜ストップ後、後ろから一人上ってきていたので、その方に先行する形でスタートしたのだが、しばらくして振り返ると、あれ? いない。上り坂で引き離せるはずもないし、どうしたんだろう?
 
 ここまではそれほどキツイ坂はなかったが、この桜ストップから先は徐々に傾斜が厳しくなっていく。
 

 新雛鶴トンネル
 
 抜かれた参加者カップルに何とか付いていこうとしたのだが、その後ろ姿がだんだんと遠ざかる。時速は10km/h前後。う~~、辛いッス・・・。
 
 ただ、心を折らせるほどの坂はなく、一度のワインディングを乗り切るとトンネルに到着した。
 

 午前11時33分、禾生手前の第2PC。80キロ地点。hiroさん、おいちゃんさんが補給中
 
 新雛鶴トンネルからは気持ちのいい下り。これが次の第2PCまで続く。これまでコツコツとためきた貯金を一気にはき出す感じだ。後にまだまだ上りは待っているが、とりあえず至福の瞬間を少しでも楽しもう。
 
 第2PCに到着し、おにぎりをほおばっていたら、おいちゃんさん、hiroさんが相次いで到着した。
 
 ここのタイムアウトが12時24分だったので、時間的には少し盛り返したようだ。しかし、まだ80km地点。先は気が遠くなるほど長い。平地で貯金をつくり、坂でそれをはき出すという走りの私にとっては、笹子から波高島までの下り&平地で頑張るしかない。補給を済ませると、すぐ出発した。
 

 R20の桜
 
 禾生駅の前を右折して富士みちに入り、大月橋東詰交差点からR20へ。

 この日の大月からのR20は、トラックもそれほど多くなく、走りにくいというほどではなかった。途中からは笹子川も平行して流れるようになり、なかなかいい雰囲気だった。先行する3人ほどの集団に追いついたのだが、写真ストップをしているうち、当然ながらまた離されてしまった。
 

 いよいよ笹子トンネル
 
 笹子トンネル手前から坂がだんだんときつくなる。離された3人の集団がまた視界に入ってきたのだが、追いつけそうで追いつけない。できれば、トンネルは一緒に走ってもらいたい。少し頑張って上っていると、笹子トンネルまで400メートル地点に到着した。この分岐を左に行くと旧道だ。hiroさんによると「20分ぐらい余計にかかる」ということなので、時間に余裕があれば旧道でもいいのだが、今日はそうも言っていられない。
 
 3人の集団はもうトンネルに入っているだろう。仕方ない。単独で突破するか。尾灯を付け、ライトも付け、心も落ち着けて準備万端。いざ、笹子トンネルへ!

 ※その2に続きます

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 ※その1より続きます
 
 勢い込んで笹子トンネルへの坂を上っていると、先ほどから先行していた3人組がストップしている。突破の準備かと思って近づくと、AJ神奈川の加藤さんの姿が。スタート前のブリーフィングで「今日はシークレットポイントがありますので」と説明されていたが、ここだったんだ。トンネル手前にちょっとした食堂があり、自販機もあった。ハイカーの人たちのためにあるのだろうか。
 
 「トップは午前11時台(57分)に通過した」ということらしい。おまけに小径車だって? 今はもう12時59分。恐るべき自転車海苔がいるもんだ。しかし、ここから国母立体交差点までは下りと平坦。漕がなくていいぞ。長~い本栖みちに備えて、体力を復活させておこう。
 
 お言葉に甘えてチョコを頂いていたら、例の3人組が出発している。慌てて、私もスタートするが、メガネに付けるサングラスが外れそうになってすぐストップ。あ~、単独突破だ・・・。
 

 見えた! 笹子トンネル
 
 ついにやってきたよ、ここまで。尾灯OK。ライトOK。トラックは? 来てない。よし、GO!
 
 「こっちから行くと上りなんですよ」。第2PCで聞いたhiroさんの言葉を思い出す。とにかく必死で漕がなければ。
 
 後ろは振り向かない。私は白線の上を進むから、とにかくよけてくれ~。
 
 路肩の狭い、やや上りのトンネル。しかし、暗くはない。ゴ~~~という音がするたびに、後ろから抜かれる心の準備をするが、それは対向車線のクルマの音だったりする。意外と甲府方面へ向かうクルマは少なかった。そして途中からは下りとなる。もう少し! もう少しで生きて出られる!
 

 無事突破。右に見えるのは道の駅甲斐大和
 
 笹子トンネルの先にもうひとつ小さなトンネルがあった。それも抜けて・・・。
 
 やった。無事突破だ。安堵感で一杯となり、自転車を降りる。ブロガーですから、証拠写真を抑えなければ・・・。ホントは、このまま気持ちのいい下りを走り続けたいのですが、ね。


 桃の花の間をダウンヒル
 
 笹子トンネルからは豪快な下り。どこまでもどこまでも下り。最高!
 
 そして勝沼あたりまで降りてくると、道の両側に広がる桃の花。気持ちいいッスねぇ! これが上って上って得たご褒美だ。
 
 実は笹子からの下りの途中で一緒になった方がいて、少しの間、2人で走っていた。でも私はブロガーですから(笑)、桃の花ストップですね。写真を撮っている間に、その方は彼方に消えていった。
 
 で、また1人旅。
 

 甲府到着。小瀬はすぐそこ
 
 一宮御坂、石和を過ぎ、笛吹川を渡りしばらく走ると、「小瀬スポーツ公園」の標識。1年前に訪れた懐かしき甲府のホームスタジアムだ。あのときは輪行。今回はロードで自走。感慨深いものがある。
 
 国母立体交差点を左折し、すぐのY字を右へ。少し幅の狭い道を西花輪交差点へと向かう。
 
 西花輪交差点で信号ストップしている青いローディーさんに見覚えがある。あれ? 勝沼で別れた人だ。どうやら国母立体から先のY字を直進してしまったようだった。
 
 浅原橋で釜無川を渡り、左折してしばらくすると、また例の3人組に追いついた。どうも、坂では私より速いのだが、平地ではのんびりと走っているようだった。
 
 3人組をパスしようかと思ったが、このあたりから向かい風が強くなってきた。それにR52に出るためにはあと2回曲がらなければならないのだが、ちょっとコースに自信がない。私と一緒に走ってきた青いローディーさんも同じ考えだったようで(すでにミスコースしているし)、結局5人が時速20km/hちょいで走ることになった。といっても、風が強いので25km/h以上は出せそうもない。
 
 青柳2丁目からR52に入ると、次のPCまでは一本道。ここで私が先頭になり少しスピードアップした。青いローディーさんも続く。3人組は相変わらずのマイペースなので、一気に離れていく。
 

 向かい風の富士川沿いのR52を、青いローディーさんに引っ張ってもらう
 
 富士川沿いの道になると、風は一層強くなってきた。稼ぎどころの平地で飛ばせない。途中から青いローディーさんが先頭に立ち引っ張ってくれるが、スピードは上がらない。ここでもヒルクライムだ。
 
 第3PCまで残り5キロを切ったところで、さすがにずっと風除けをしてもらうのも悪いと思い先頭交代した。前に出た途端、強烈な風。徐々に青いローディーさんのスピードが落ちてきていたが、これでは無理もない。
 
 まいったな~と思いつつ、頑張って漕ぐ。回りの風景に目をやる余裕もない。路肩が狭く、ふらつくと危ないのだが、幸いトラックも少なく危険な場面はなかった。あ~、ここは気持ちよく走りたかったなぁ。
 

 午後3時42分、波高島の第3PC。159キロ地点。誰もいない・・・

 ヘロヘロになって第3PCに到着。振り向くと、青いローディーさんはかなり離れていた。
 
 第3PCには自転車が1台もなかった。私の前の集団とはかなり離れてしまったようだ。誰もいないPCなんて初めての体験。寂しいッスね。しばらくして青いローディーさん到着。先頭に立ってもらったお礼を言おうとしたら、あれれ、今来た道を戻って行っちゃった。どうしたんだろう。落とし物かな?
 
 ここのコンビニでは、何も言わなくてもレシートにセロテープを貼ってくれる。ただ、ちゃんとやってくれるのはおばさんで、バイトのねーちゃんはその意味がよく分ってない様子だった。運悪くその子に「テープ貼って」と頼んだ人がいて、レシートに表示された時間の上にベタ~と赤いテープを貼られて困っていた。
 
 店の前に設置されたベンチに座って補給していたら例の3人組も到着。この方たちとは平地で抜き、坂で抜かれることの繰り返しで、ここまでほぼ同じペースで来ている。次の本栖みちでも抜かれることが分かっているし、平地で一緒に走っていたらますます遅れてしまう。平地で同じようなペースだった青いローディーさんが戻ってくる様子もないので、ここも単独でスタートする。
 

 富士川を渡り本栖みちへ
 
 上沢交差点を左折し、富士川を渡って波高島から下部温泉へと向かう。距離的にはまだ折り返しを過ぎたばかりだ。え~? まだ半分かよ・・・。


 本栖までの25キロを上る
 
 150キロ走った後の、本栖まで25キロヒルクライム。登れるかなぁ。昨年、BD-1で来たときは休みまくりだったのに・・・。AJ神奈川の加藤さんは「新しい設計の道なので、急坂はない」と笹子で言っていた。それはいいとしても「長いですけどね・・・」とポツリと付け加えたひと言が、もう本栖みちのきつさを表現しているんですけど。


 桜は満開
 
 登る前にひと息。桜で心を落ち着かせて、と。
 
 そして午後4時ごろ登坂開始。上りがきつくなるのは道の駅下部を過ぎたあたりからだったろうか。その先のトンネルを越えると、ワインディングが始まる。
 
 加藤さんの言った通り、インが強烈な傾斜というわけではない。でも坂は坂。きついことに変わりはない。そのきつさを癒してくれるはずの風景も、遠くは白く霞んでよく見えない。黙々とペダルを回す。もちろんインナーロー。コンパクト×27T。
 
 しばらくするとまた例の3人組の1人に追いつかれる。「どうぞ、お先に」というと、「後ろ付いていこうかと思ったけど」なんて言いながら、クルクル回しながら上っていった。あれだけ回せるのにどうして平地ではスピードを抑えているんだろう?
 
 結局、3人組の方全員に抜かれたようだ。ただ、ピークまで足は着かなかった。亀の歩みながらも、昨年よりは成長したようだ。これが嬉しい。
 
 本栖みちにクルマはほとんどいなかった。静かな静かな世界。何も気にすることなく、ゆっくりゆっくり上っていく。まるで道路規制をしたヒルクライムの大会のようで、何だか気分が良かった。
 
 カーブを曲がるとトンネルにぶつかったので「あれ? 着いた!」と大声を挙げたら、後ろから来ていた3人組の1人も「おお!」とつられて歓声を挙げたが、中之倉トンネルはもっと先だった。


 午後5時半、本栖湖到着
 
 さらに上った中之倉トンネル手前で、顔に水滴を感じた。
 
 雨? ウソ~。汗だろう。
 
 そして、トンネルを抜ける。午後5時半。富士山は・・・見えない。残念。もしかしたらと思ったのになぁ。
 
 例の3人組がストップしていた。「どっちですかね?」。「左ッスよ」と答えると、湖の写真を撮ってから走り去っていった。
 
 さて、私も写真でも撮るか。デジカメを出し撮っていると
 
 ザ~~~~~~~~。雨が降り出した。それも本格的に! 信じられないッス・・・・。
 
 ※その3に続きます

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 ※その2より続きます
 

 雨の本栖湖
 
 写真もほどほどに、濡れながら雨対策を始める。
 
 リュックからウインドブレーカー、ネックウオーマー、厚手の手袋を取り出して着込む。着替えのインナーはここじゃ着替えられない。リュックとサドルバックにレインカバーを着ける。ライトもすべてオン。あとは、少しでも早くやむことを祈るしかない。

 実は前日にリュックにするかヒップバッグにするか悩んだ。ヒップバッグだとウインドブレーカーを入れると終わり。あとは何も入らない。だが、体には楽だ。でもな~、暑いのは耐えられるが、寒いのは耐えられないからと思い、リュックにいろいろ詰め込むことにした。予備のタイヤはどうしようかと悩んだが、「重いよ、やっぱり」と置いてきた。
 
 雨は土砂降りとなった。「山中湖は雨が降りそう」なんて言っていたhiroさん、さすがッス。重いリュックをしょってきた甲斐がありましたね。
 
 本栖交差点を左折しR139に入ったころから、日も暮れてきた。雨の夕暮れ。一番危ない時間帯だ。回りに多少の明るさがあるので、ライトを全開にしていてもその効果は発揮できない。歩道との境もはっきりしない。とにかく白線をしっかりと見つめ、その白線から少し車道に入ったところを走る。歩道側に入った所では、いつ歩道の段差と接触するか分からないし、水もたまって路面も良くないだろう。
 
 尾灯3つに命をかける。頼む。みんな、よけてくれ。
 
 対向車が来ると何も見えなくなる。メガネは水滴だらけ。それに対向車のライトが乱反射して、白線も見えなくなる。危ないと思ってブレーキを引くと、効かない!? ヤバイ。生きて帰れるのか。道志みちは降りられるのか? 不安が急速に膨らむ。
 
 気温は3度。ウインドブレーカーは真冬用で、ネックウオーマーもしているので凍えるほどではないが、やっぱり寒い。手袋はびしょびしょ。シューズも水たまりに突っ込んだ後のように濡れている。
 
 そこに希望の灯が! 例の3人組の方のうちの1人の後ろ姿が見えた! よし、あの尾灯について行くのだ。しばらく安心して後ろを走っていたのだが、途中で他の仲間に声をかけられコンビニへ避難してしまった。実はその3人組の方たちはリュックもしょっていなくて、荷物らしい荷物を持っていなかった。つまり、コンビニでカッパとビニール手袋を手に入れる作戦だったようだ。
 
 再び雨の単独走となった。河口湖の南を走っているはずなのだが、今がどこかも分からない。それに次の平野のPCまでは持ちそうもない。やはり寒い! でも、輪行袋も持ってないし、走らなければ自宅へも帰れない。ここまで走ってDNFもイヤだ。
 

 道の駅富士吉田で雨宿り
 
 昨年、「道の駅富士吉田」で山田うどんを食べたことを思い出した。よし、それで暖まろう。
 
 午後7時半、道の駅到着。手前のレストランは営業していたが、奥の食堂と売店のシャッターは降りている。閉店は午後7時だった。仕方ない。自販機のコーヒーで我慢しよう。
 
 コーヒーを飲みながらしばらく待ったが、雨がやむ様子もない。諦めて走ろう。
 
 ブルベの事前の案内で、ここからは路肩も狭いので歩道を走った方が安全とあった。前回の青葉200でも同じ道だったが、昼間でもあり車道を問題なく走ることができた。しかし、今は怖い。白線も見えないし、対向車のライトも恐怖だ。素直に歩道を走ろう。1に安全、2に完走だ。
 
 歩道は明神前までずっと続いているのかと思ったが、途中で工事中となり切れている部分があった。ここは勝負! 必死でクルマから逃げまくる。
 
 明神前に無事たどり着き、左折して山中湖畔を走る。ここも路肩は狭いが、クルマの通行量が減ってきたこともあって何とか走れていた。ところが、途中から道は真っ暗になった。路面状態はまったく見えない。路肩の白線はなく、センターラインだけが頼り。ほとんど車道の真ん中を走っている。後ろからクルマがくれば、明るく照らしてくれるので路肩へ寄ってスローダウン。クルマが通り過ぎた後は一気に暗くなるので、必死に目をこらしてセンターラインを探す。
 
 路面状態もまったく分からない。何度も、水たまりに突っ込んだし、対向車に水しぶきをぶっかけられた。ここまで来ると、もうどうにでもなれだ。いくら濡れてもいいから、生きて帰りたい。思うのはそれだけだ。


 午後8時21分、平野の第4PC。220キロ地点
 
 山中湖を過ぎるあたりから雨が上がってきた。
 
 第4PCに先着していた方と「雨が上がって良かったですねぇ。このまま道志みちじゃ、大変でしたね」とちょっと余裕で話すことができた。
 
 補給していると、例の3人組と、他に2~3人の方が到着した。秋山でパスされた若いローディーの方もいた。青葉200でも見たヒゲの黄色いウインドブレーカーの方もいた。もう今回のPCではおなじみのみなさんだ。こんな状況だと、みんなが戦友という感じに思えてくる。

 ほぼ全員が炊事用のビニールの手袋をしていた。「でも、やっぱり冷たいよ。間から水が入ってくるし」。何かいい方法はないものか。私はと言えば、冬用の手袋のなかは水分たっぷり。でもこれで行くしかない。
 
 団体のバスが到着し、若い女の子で大盛況のセブンイレブンを後に、また単独で、最後の峠、山伏へ向かう。
 

 山伏トンネル突破。霧だ・・・
 
 真っ暗だ。街灯ひとつない。ここでライト3つが役に立つのか?
 
 EL520は強力だった。これひとつでも十分という感じ。言い換えれば、他のライトがあまり効果的ではないということだ。EL520を2つ付ければ、かなり明るいと思われる。次回はそうしてみるか。また前輪に付けたライトが、振動で点灯から点滅へすぐ変わってしまうということも分かった。逆は変わってくれないので、何度も止まって「点灯」に直した。
 
 何度か上った道だし、距離も短いので真っ暗な道でも上ることができたが、これが初めての道だったら無理だったかもしれない。
 
 怖さから知らず知らずのうちにスピードアップしたのだろうか。意外と早く山伏トンネルに到着した。雨は降っていないが、霧が凄い。さあ、命がけのダウンヒルの始まりだ。
 

 意外と明るかった道志みち
 
 真っ暗な道を予想していたが、山伏峠から先の道志みちは、カーブにはほとんど街灯があり意外と明るかった。一部、真っ暗なところもあるのだが、それも長くは続かない。霧にはまいったが、それでも何だか幻想的な世界を走っているような気がして、これはこれで良かったかなと思う。もちろん、路面がウエッティなので、慎重に慎重に降りていく。スピードも抑えめ。気を抜くと、暗闇にズドンだ。
 

 午後11時00分、最後の第5PCセブン津久井青山店。265キロ地点
 
 道志みちをそれほど苦労することなく降り、青山からの坂を上って下りる途中が最後のPC。というか、最初のPCに戻ってきたことになる。到着してしばらくしたら、おなじみのメンバーが到着してきた。このままのペースで行けば、ここにいる全員が完走だ。厳しい道はもうないので、何となく安堵感が漂う。「自宅が座間なので、このまま帰っちゃおうか」なんて冗談も飛ぶ。寒さもそれほど感じない。
 

 最後の補給はエクレア!
 
 最後のひと踏ん張り、の前にエクレア補給。
 
 他のみなさんとはなかなかタイミングが合わないので、またまた単独でスタート。
 
 どのあたりだったかもう忘れたが、また雨が降り出した。
 
 そして、ケツが猛烈に痛くなり始めた。信号ストップでじっとしていると辛い。走っているときの方がまだマシだった。
 

 午前1時10分、ゴ~~~~ル
 
 ゴールは午前1時過ぎ。密かな目標は午前0時までに戻ってくることだった。それは果たせなかったが、初めて300キロを走ることができた。それも厳しいコースと、厳しい天候の中を。良く走ったなぁ。峠も足を着かずにすべて登れた。自分をちょっと褒めてあげても、いいッスよね。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  ◆サイコンによる記録(ブルベのみ)
       距離 301.43km(プラス自走往復28km=329.43)
       平均時速 20.5km/h
       走行時間 14時間40分11秒
       グロス走行時間 18時間10分
       最高速度 57.6km/h
       ※07年の通算 3277.21km
              ロード 1999.27km
              BD-1  1241.58km
              MTB  0036.35km
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 翌日は洗車日和。首、二の腕、肩、腰、太もも、腹筋、ヒザ、そしてお尻。数々の痛みに耐えて洗車しながら、「当分走りたくないかな」とか思ったりして・・・。
 
 でも、またエントリーしちゃうんだろうな(笑)。

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 過酷なブルベでしたが、何とか制限時間内に完走しました。
 ケツが史上最大の痛さです。すりむけたみたいッス。
 
 雨が降り出したときは泣きそうになりました。
 
 詳細は後ほど。

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 上の娘の入学式の後は(無理矢理)フリータイム。ちょっとポタリングっすね。
 


 逆風の境川を下って湘南台へ。鉄橋の手前の桜は満開。
 
 そこで境川を離れ、緩~い坂を登って、湘南台文化センターを横に見ながらR467を越えて下ると引地川。



 湘南台高校入り口交差点付近の桜が出迎えてくれた。
 
 ここから引地川を遡る。川沿いの道はダートなので、舗装道を適当に走る。桜並木が途切れ、6~7キロ走ると高座渋谷付近に着く。



 千本桜の始まりだ。桜の季節にやっと出会えた。平日だったが、川沿いの遊歩道で花見をしている人は結構いた。ちょっと葉桜だったが、終わりのないような川沿いの桜並木に圧倒される。







 の~んびりポタで明日のブルベの足慣らし。
 
 さあ、いよいよだ! 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●月日 07年4月6日(金)
●天気 晴れ
●ルート 自宅~境川~引地川~自宅

  ◆サイコンによる記録
       距離 25.62km
       平均時速 21.0km/h
       走行時間 1時間12分58秒
       最高速度 38.1km/h
       ※07年の通算 2947.78km
              ロード 1669.84km
              BD-1  1241.58km
              MTB  0036.35km
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 木曜の夜にBRM青葉407(300km)のキューシートがやっと届いた。火曜に発送されたらしいのだが、なかなか来ないので「もしかしてエントリーしてなかったっけ?」とか不安になったよ。
 
 ルートを見ると、昨年とほとんど同じなのだが、最初の部分が少し違っている。町田街道の相原から、久保沢~三ケ木~青山で道志みちに入っていたのが、忠生4丁目~上溝~新小倉橋~串川橋~青山となっている点だ。このルートを往復とも走る。
 
 つまり、坂が増えたワケッすね・・・・
 
 その代わり、最後の横浜総合病院あたりの坂がなくなり、麻生通りは市が尾まで一直線となった。
 
 300キロという未知の世界がこんな坂だらけのルートになるとは思いもしなかったが、とにかく頑張って楽しみながら走ってこよう。本栖湖から富士山が見えるといいな。
 
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 masa@あぁ、湘南さんのコメントのご指摘通り、ヘルメットの尾灯で6灯目。これはブルベでは必須。そして・・・
 


 ヘルメットの前にも! 7灯目!! これでどうだ!?
 
 ポチポチしまくった締めくくりは、これでした(笑)。

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 BD-1でチャリンコ通勤<4月4日=30>




 昨日と同じく気温は低い。雷雨予報も出ているが、夕方から降り出すらしいーーという天気予報を信じてスタート。
 
 環状4号に入った途端にポツリ。
 
 帰ろかな・・・。ここなら引き返しても間に合う。でも西の空は明るい。ええい、行っちゃえ~。
 
 桜の花びらが歩道を雪のように埋め、車道にも降り注いでいる。トラックが通ると、ピンクの花びらが舞い散る。風も多少強い。こんな桜吹雪の中を走った。
 
 十日市場を過ぎると雨は感じなくなった。で、会社に着いてしばらくすると、稲光とともに雨が降り出した。セーフ!
 
  ◆サイコンによる記録
       距離 41.92km
       平均時速 21.4km/h
       走行時間 1時間57分26秒
       最高速度 48.5km/h
       ※07年の通算 2922.16km
              ロード 1644.23km
              BD-1  1241.58km
              MTB  0036.35km

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 BRM407青葉300kmがあと4日と迫ってきた。
 
 キューシートなどはHPにアップされず、郵送となるようだ。そういった案内が、AJ神奈川のHPの掲示板にあったが、
 
>1点書き忘れたことを記しておきます。
ハンディGPSによると、上り総量は4100m、ちなみに317の200kmは2400mでした。


 なんて記述が付け加えられていた。書き忘れたままで良かったよ、加藤さん。知りたくなかった情報だよ(泣)。そんなに登んの・・・。
 
 ・・・・・・気を取り直して、と。休日の今日はナイトランの準備でもしましょうか。真っ暗な道志みちを走るために。


ライトは2灯

 右下はEL500。以前から付けているのだが、思ったほど明るくない。そこで左上にHL-EL520を新たに取り付けた。
 
 >2007年1月時点で、キャットアイの電池式ライトの中で最も明るいライトです。
 
 と商品説明にあった。期待してもいいかな?
 
 そして・・・


尾灯も2灯

 尾灯も2灯となってしまった。
 
 伊豆200のときに尾灯が落っこち、その後サドルバックに取り付けるタイプのものにした。ところが、前回の青葉200のときに、「自転車に直接付けないと・・・」とスタート前に注意を受けた。「今回は200だからいいですが」と、ブルベのスタートは切れたが、300ではどうやら認められないようだった。
 
 埼玉ではOKなのだが、神奈川ではNG。そこで切れたバンドだけ買って付け直した。


前輪にも!

 2灯でも不安です。恐がりですから・・・。
 
 なので、前輪に「ライトアダプター 灯火」を付け、そこに3灯目を付けた。これで大丈夫でしょうか?


ハンドルも変えた!

 本来はライトだけポチする予定だったのだが、ふと気が付いたらポチしてました(笑)。「日東 ニートMod186-STI」。クランプ径が26mmなのでステムも交換ッスね。で、バーテープも・・・。
 
 取り替えが終わり、雨も上がったので境川を少し走ってみた。
 
 お~~~~、こりゃ、走りやすい! 下ハンも自然な体勢で持てる!! ヒジを曲げると、下ハン持ってのブレーキも苦にならない。いままでの苦労はなんだったんだろうって感じですね。早く変えれば良かった。リーチがこれだけ短くなれば、ブレーキスペーサーもとりあえずは必要ないようだ。よし、これで300キロを走ってみよう。


海軍道路

 境川から海軍道路へ回ってみた。歩道はピンクの花びらがいっぱい。緑の葉っぱも増えている。う~ん。上の娘の入学式までは持たないかな・・・。

  ◆サイコンによる記録
       距離 17.15km(雨じゃなかったらヤビツの予定だったんですが・・・)
       平均時速 21.6km/h
       走行時間 47分37秒
       最高速度 40.1km/h
       ※07年の通算 2897.39km
              ロード 1661.38km
              BD-1  1199.66km
              MTB  0036.35km

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 BD-1でチャリンコ通勤<4月1日=29>


後方は丸子橋(東京側より)

 風は強いが、暖かな1日。まさにお花見日和。カミさんと上の娘は近所の人とのお花見に出かけ、下の娘は部活。そして私は仕事と、それぞれの日曜を過ごす・・・。
 
 道行く自転車海苔も半袖、レーパン姿が多い。ママチャリのトレインをつくっている家族連れの姿も、あちこちで目にした。行く先は、桜のあるところでしょうね。楽しそうだ。
 
 あれ? あんなところにも桜が。新たな発見にスピードも緩む。そして風に舞うピンクの花びら。春爛漫の風景を存分に楽しんだ、この日の自転車通勤でした。
 
  ◆サイコンによる記録
       距離 42.13km
       平均時速 21.3km/h
       走行時間 1時間58分14秒
       最高速度 47.7km/h
       ※07年の通算 2880.24km
              ロード 1644.23km
              BD-1  1199.66km
              MTB  0036.35km

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