”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話・・・ビジネス編(97)

2006年08月22日 22時34分48秒 | ビジネス
8月22日(火)晴
きょうは先週から延期中のYちゃんとY生ちゃんとランチをしました。お付き合いありがとうございました。それからYちゃん杜仲茶ありがとう。一ヵ月後はもっとスマートなおじさんになっているかもですよ。それまで続くかどうかが問題。
さて昨日話に出た「ザ・キャッシュマシーン」は読んでみたいと思いましたか?僕の紹介はあまり読んでみたい気にさせなかったかもしれませんね。ただ今の日本の企業は改善だ、CSだとボトルネックを探し出して手を加えることに必死です。グローバル化とかBRICsの台頭とか危機感ばかりが先行して本質的な部分をかなり見落としているのではないでしょうか?
すぐにボトルネックの解消に手を染めるのではなく、まずボトルネックに照準を合わせて全体最適を図ることが一番大事なことだと思うのですが、そのためには効率の良過ぎる所は逆に効率を落とすところがみそだと僕は思うのですが。多分そんなことを言ったらゆげを立てて怒る人が出てくるでしょうね。特に最近は成果主義とか言ってそれぞれの範囲で、めいっぱいやらせることが成功の条件のようになっていますから。確かにそれも一時的には効果があるとは思いますが今の日本企業は改善活動をやりまくってここまできたのですから、もう限界だと自分は思います。だから一度効率を落としてでも全体最適のフォーメーションを構築する必要があります。
僕は過去にいろいろな通信システムを設計構築してきましたが、度重なる機能追加重ねてきたシステムはどんどんもろくなって一時的には効率いいように見えても結果的には大きなリスクをかかえてしまうことになります。世の中とともに組織を変え、システムを変更しながら成長してきたのは事実ですが、これから先の10年を考える時、問題点や重点戦略だけをみた対応よりも、スタッフ部門を含めた組織全体のスケッチから始める戦略がますます必要になると自分は考えています。特に決済や稟議のしくみは昔のままで単にスピードアップやシステム化を考えてみても所詮限界があると思った方が正しいかもしれません。企業内でできないなら別の会社組織で最小限の組織からスタートさせいっさい口を出さないようなことが必要だと思っています。いずれは母屋を移していくことを前提としたこんな取り組みをしていく企業があってもよさそうなのですが。
大抵の企業は母屋が傾いてから始めるのでうまくいくわけないと思うけどそれが人間なのかもしれませんね。伊勢神宮は20年ごとに式年遷宮と言って母屋を変えることをしていますが一見無駄のように見えるのですが考えようによってはすごく合理的な考え方だと思います。一種のリスク回避の手法かもしれません。千年も前から今に至るまでずっと続いている式年遷宮はアメリカ的に言えば大いなる無駄と言われるかもしれませんが、既に20年前からその日のために毎年準備していくわけですから一年単位で考えれば大した無駄じゃないかもしれません。むしろあわてて建替えをするよりよっぽど合理的です。ひょっとすると企業も同じように考えた方がいいかもしれません。
制約条件の理論の話がとんでもない所に飛火してしまいました。要は何年かに一度全体最適化のフォーメーションづくりを目先にとらわれずすべきじゃないかと思った次第です。
きょうはこれにて閉店。明日は飲み会があるので書けたら書くことにします。
コメント
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