”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話・・・ビジネス編(100)

2006年08月28日 19時58分19秒 | ビジネス
8月28日(月)曇一時雨
このブログも今年の1月から始め8ヶ月が経とうとしています。そしてビジネス編は今回が100回目と言うことになりました。どれほど人に役立つ内容だったかは別として、今思えば100回もよく書いているよなと我ながら感心してしまいます。これも数少ない読者の中でたまにコメントいただいたり、顔を合わせたときブログみたよと声をかけていただいたりで、元気付けられたことが一番の要因かもしれません。どうもありがとうございます。
ビジネスの実用になる話を見えない読者に書いてみたところで何の意味もないこともわかりきったことですがこれは僕の存在の証明なのです。三十数年一つの会社でうだつのあがらないビジネスマンが悩み・考えながら自分なりにつかんできたことを文章として表現しただけのことです。
従来メディアを通じて限られたエリートさんだけに許された著者と言う特権がネット社会では簡単に誰でもができてしまうと言う証明でもあるわけです。僕自身も十数年前インターネットが日本に登場した頃たまたま経験者だったことから、講演とかさせていただいた時もありましたが、それから10年インターネットは着実に進化しているんですね。インターネットで僕の名前を検索すると当時の講演や議論が出てきますが、ネットの世界には過去も現在も関係なく同居している変な世界なのです。ひょっとするとSFの宇宙空間のようなものかもしれません。
「Web進化論」と言う本(ちくま新書・梅田望夫著)を最近読んだのですが、現在Web2.0の世の中にすでに移行しつつあり、その代表的企業がグーグルだそうですが彼らのすごいのは僕らがインターネットのこちら側の議論をしている時にすでにインターネットの向こう側の話をしていることなんだそうです。アマゾンもネットバブル崩壊で巨額の倒産かと思いきやネットの向こう側でアマゾンウェブサービスを展開し、完全にインターネット世界に確固たる領土を築いてしまいました。要はアマゾンの持っているDBを無償で提供して自分で勝手にビジネスをやってもいいですよと言ったサービスなんですね。結果的にはアマゾンから仕入れてビジネスができると言うことですからアマゾンにとっても好都合ということです。このようにDB検索エンジン等インターネットのの向こう側に作ってこちら側に提供するわけですから僕らはだんだん依存した形にならざるを得ません。自分もこの本を読んでインターネット上の世界における領土を誰が所有するのかの戦いがすでに始まっているとの実感を強く持ちました。物理的なアメリカ帝国はどうなるかわかりませんがネット上の帝国もすでにアメリカが築こうとしていることはさすがにすごいですね。まだ日本では楽天もヤフーも向こう側をやる気はないようです。
きょうはここまでです。100回目ですがこれからはあまり気負わず素直にネットビジネスをみていきたいと思います。
コメント
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