”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2012年03月27日 21時09分35秒 | Weblog

3月27日(火)晴

朝から雲一つない良い天気でした。やっと春らしい天気に戻ったようです。高知では桜が満開になったとか福岡で桜が開花したとかやっと春の便りが報道されるようになりました。こうなると西から順番に開花宣言が出てきそうです。名古屋でも来週末ぐらいには満開になりそうです。

昨日話したアサリを本日おいしくいただきました。ボンゴレとみそ汁のアサリづくしですが、この時期の貝は旬なだけあっておいしいですね。でもやっぱり潮干狩りで採った貝の方がプクプクでおいしいような気がしました。貝は採れたての時はプクプクですが日が経つにつれて身が硬くなって来るようです。魚屋で何日経ったのかわかりませんがきっと1週間ぐらい経過しているのかもしれません。それでもスーパーで販売されている物よりはおいしいですけれども。

ところで僕は人類が700万年前に出現してからの歴史や現世人類(ホモサピエンス)が20万年前にアフリカに出現し、世界中に拡散し、狩猟採集生活から農耕定住生活に移っていく過程の話やどうしてメソポタニアで一番最初に農耕定住生活になったのかとかアメリカ大陸の原住民はなぜ簡単にコルテスやピサロのようなスペイン人に征服されてしまったのかと言ったことに興味があります。
前回は農作物の栽培がどこからどうして始まったのかと言う観点で書いてみましたが、今回は大型の哺乳動物を飼育するようになったかと言うことについて述べたいと思います。
人類が最初に動物を飼育するようになったのもメソポタニアだと言われています。現在世界中で飼育されている動物は犬を除けば、山羊、羊、豚、牛、馬の5種類しかありません。ラクダやロバ、アルパカなどの動物も飼育されていますがこれらは世界中ではないのです。
そして人類が一番最初に出現したアフリカではどうして大型の哺乳動物を飼育しなかったのでしょうか?ちょっと不思議です。アフリカにいた人は文化的に動物を飼育することをタブーとしていたのかと問えば答えはノーです。なぜならユーラシアから飼育できる動物がもたらさればすぐに取り入れているからです。だとすると飼育できそうな草食の野生動物が少なかったと言うことになります。ここでなぜ草食動物なのかと言う点についてですが、肉食動物を飼育するには草食動物の肉を与えなくてはならないから効率が極端に悪くなってしまうので飼育など意味がなかったと言えます。ですから飼育される動物は基本的に草食動物なのです。
それでは人類が飼育できそうな動物とはどんな動物だったのでしょうか?
第一は先ほど述べたエサの問題です。草食動物だと言う事ですね。
第二は成長速度の問題です。食べられるようになるまで10年もかかるようでは困りますよね。ぞうなどは一人前になるまで15年もかかるそうです。
第三は繁殖上の問題です。動物の求愛行動は様々ですがチータのように何日もオスがメスを追いまわさないと交尾できない動物や複雑な求愛行動を長時間行うような動物は囲いの中で飼うことができなかったようです。これらの動物は現在でも動物園で繁殖するのが難しい動物なのです。
第四は気性の問題です。ヒグマは雑食性ですが気性が荒く、人間を殺しかねない動物です。アフリカの水牛も気性が荒く人間を殺しかねない上にもっとも予測のつかない行動をとる動物だったので飼育できなかったようです。カバも大型の草食動物ですが危険な動物です。現在アフリカで毎年もっとも多くの人を殺しているのがカバだそうです。それからアフリカのサバンナにいっぱいいて、馬の仲間のシマウマはどうなのでしょうか?シマウマだったら飼育できそうに思いますよね。ところがシマウマは気性が荒く、いったん人に噛みついたら絶対離さない習性があり、動物園ではシマウマに噛みつかれて怪我をする飼育員も多いのだそうです。それにカウボーイが投げ縄で馬を捕まえますがシマウマは首を下げて捕まえることはほとんどできないようです。このように気性の荒い動物は飼育できなかったのです。
第五はパニックになりやすい性格の問題です。代表的なのがガゼルです。ガゼルはパニックになると逃げたい一心で死ぬまでとび跳ねたり、柵に体当たりを繰り返すようなところがある動物です。シカも同じように神経質でびくびくしている動物です。もっとも奈良のシカはずうずうしいので長い時間飼育しているとできたのかもしれません。
第六は集団行動をとらないで単独行動を採る動物はたくさん囲いの中で飼うことができないわけですから飼育には適さないことになります。

このように考えて行くと人間が飼育できる動物は限られてくることになり、飼育に適した動物の種類が多かったのがメソポタニアから地中海方面のユーラシア大陸だったと言うことになる訳です。

つまらない話を長々と失礼しました。明日からは送別会が続きますのでしばらくお休みです。それではまた。