横浜市動物愛護センターとは…
「人と動物が共に快適に暮らせる環境づくり」を推進する拠点です。
保護収容された動物を可能な限り譲渡することに取り組んでいます。
動物だけが幸せになれば、命が救えれば…というのではありません。
動物の人への危害や迷惑、感染症などを防ぎ、地域の公衆衛生を守る、
そのために、動物を保護する、助けるというスタンスです。
センターに来た動物は、飼い主に返還する、あるいは
できる限り、新しい家族にバトンを渡す。
譲渡が難しい場合であっても、動物福祉に則った
方法で処置をする。ってことになります。
シェルターに来た動物たちは、
健康と、福祉を維持できるように管理します。
これは群管理といって、集団でいる動物たちの健康維持は
とても難しいです。
私も仔猫のお世話ボランティアをしたときには、
部屋を移動するたびに石けんで手洗い、消毒をしてました。
私たちがお世話する子たちは元気な子ばかりでしたが、
最初から具合が悪い子もいますしね。
それを見誤ると一気に蔓延することになっちゃうし。
本当に注意が必要でした。
多くの人の集まる避難所では、人も非日常の状況下で
しかも元気な人はほとんどいないばかりか
いろいろな体調の方がいらっしゃいます。
その中で動物もいっしょに…というのはリスクが大きいと思います。
言っちゃぁなんですが、動物だって体調が万全とは言えないですもんね。
動物の飼い主と動物専用の場所が確保できればいいのかな?
動物のスペースでは動物福祉がどれだけ守れるか?
知らない犬同士距離が近いのは難しいかもですね。
動物たちも普段の生活ではないですし、怪我しているかもしれないし、
体調も崩しているかもしれません。
お世話する側の飼い主さんも自分のこと、家族のことで
精一杯でしょうから、飼い主同士の協力も必要になります。
また、飼い主以外の人(特に子ども)が犬猫の避難場所に
入らないようにしなければなりませんしね。
これは、親御さんが必ず子どもに言い聞かせてほしいです。
事故が起これば動物が悪いことになりかねないですからね。
まだまだガイドラインが皆さんに理解されるところまで
行ってないように思います。
実際自分のところでもそんな話は聞こえてこないし、
今日の防災訓練もコロナ禍ということもあって
集まることもないのでね。
行政は、地域の方から言い出さないと動きませんよ~。
飼い主さんから、グループを作るとかしないと
有事に間に合わないような気がしているんですよね。
一度行政と相談して説明会ができたらいいのですが、
それもコロナ禍の今なかなか難しいところです。
これは横浜市のガイドラインです。
それぞれの自治体にあるので、ぜひお手元に。