私の名刺(6)
日常をデザインする哲学庵
庵主 五十嵐玲二
・ 水の惑星地球のポテンシャルの永続性の哲学
・ 生物多様性と文化多様性についての哲学
・ 人類がたどった農耕文化と家庭の哲学
・ 輝ける命・健康についての哲学
・ 芸術・文化創造のための哲学
・ 世界の子供たちの未来のための哲学
世界の子供たちの未来のための哲学
ドーキンスの我儘な遺伝子説によると、すべての生物は、自己の遺伝子を未来に対して最大値にすることである。 私の考えでは、人間は未来の子供たちの幸せの質*量の最大化の持続性を図ることである。
この抽象的目標を具体的にどのように実現すべきか。
1.水の惑星地球のポテンシャル(環境の健全性、包容力、復元性)を保つ。
ここで、これらを脅かす、負の資産について、考える。
① 原子爆弾、原発事故の放射能、使用済み核燃料の放置
② 地雷、クライスター爆弾
③ 枯葉剤
④ 殺虫農薬、除草農薬
⑤ 環境ホルモン
⑥ フロン(オゾン層破壊)
⑦ 有機水銀、ヒ素、カドミウム、有機スズ化合物
⑧ 食品添加物
⑨ エイズウイルス、トリインフルエンザ、結核菌
10 森林伐採による砂漠化
11 生物資源の乱獲
12 耕作地の塩害
13 共有放牧地の過放牧による砂漠化
14 水源涵養林の伐採、地下水源の枯渇、地下水源の汚染
15 森林火災、泥炭火災
16 ダムによる地球の血管として河川の機能の崩壊(様々な生物が、海から川の水源域まで、行き来している詳細は、別の機会に)
17 人口の急激な増加、都市のスラム化、地域紛争
負の資産によって、水の惑星地球の復元力は、急速に低下し元に戻ることが、できなくなる。このためには、叡智と力を解決のために、結集しなくてはならない。
2.子供たちの食べ物を確保し、子供たちの健康な精神と肉体をつくる。
このためには、世界の耕作地のサスセナビリテイ(持続可能性を向上させ)、飲料水の質と量を確保し、森林資源と農地の共生(アグリフォーレスト農業、里山、熱帯雨林保全と熱帯雨林観光の融合)等の地道な活動を必要とする。ただ食料だけを援助しても、自立心を削ぐだけである。
3.子供たちを育むための家庭の充実を図る。
小さな家、ささやかな農地、健康な飲料水、小さな雑木林と家族があるとして、農地に穀類、豆類を植え、家の周りに実なる手の掛からない果樹類、雑木林のふちに山菜を植え、父親は、僅かな現金収入を得て、かなりの部分を、母親と子供が、自給し、父親が、少しばかりの時間を割いて、子供の教育をする。(単なる御伽話かも)
4.子供たちの未来を切り開くための、訓練と教育を行う。
子供たちには、名著を読むことを通して、文字、言葉、概念、物理科学、数式、音符、すべての歴史(科学の歴史、戦争の歴史、生命の歴史)を訓練する。
道具を通して自分の手足の能力の可能性を広げる。 道具とは、筆、万年筆、ピアノ、ノミ、絵筆、包丁、ミシン、機織り機などすべての道具、自分の肉体の可能性を向上させる。
5.子供たちの職業を創造する。
子供たちが希望に溢れて仕事ができるように、新しい分野を創造する。その方法については、私も全くわかりません。
職業(仕事)の三つの要素は、
経済性:収入をえて、生計を支える
社会性:社会の中で、ある役割を担う
充実性:自分の人生の目標、生甲斐を充実させる
以上で私の名刺1~6を終わります。長らくお付き合いくださり、ありがとうございました。
私の名刺(5)
日常をデザインする哲学庵
庵主 五十嵐玲二
・ 水の惑星地球のポテンシャルの永続性の哲学
・ 生物多様性と文化多様性についての哲学
・ 人類がたどった農耕文化と家庭の哲学
・ 輝ける命・健康についての哲学
・ 芸術・文化創造のための哲学
・ 世界の子供たちの未来のための哲学
芸術・文化創造のための哲学
芸術品、文化遺産とは、何か。 芸術品、文化遺産は、非常な労力を投入する必要があるが、ある統一的労力を集積を必要とする、しかし、これだけでは、芸術品、文化遺産とはならない。 ある思想を、緻密な技術によって、芸術品を制作する。これでも歴史的芸術品とはならない。 更に、その渾身の力で、制作したものが、独自の生命を持ち、人々に感動を与え、その作品がある幸運を持つとき、歴史的芸術品、文化遺産となる。
でたらめに、文字を打っても、文学作品はおろか意味のある文章にもならない。
芸術品、文化遺産に、遠いのは、エントロピーが、増大する混沌とした状態である。
だからといって、規則的に確率の低い方向に進めば、良いわけではない。
芸術品、文化遺産を制作するには、どのように、教育、訓練すればよいか。
先ず、その都市が豊で、ある種の平和が保持され、活気に満ち溢れある種の新しい空気があり、その都市の文化的レベルが、非常に高いことが必要であり、優れた先生の下で修行し、その後、自分自身が切り開いた芸術観をすでに取得していた技術で表現したとき、ある幸運によって、芸術品が生み出される。
私の名刺(4)
日常をデザインする哲学庵
庵主 五十嵐玲二
・ 水の惑星地球のポテンシャルの永続性の哲学
・ 生物多様性と文化多様性についての哲学
・ 人類がたどった農耕文化と家庭の哲学
・ 輝ける命・健康についての哲学
・ 芸術・文化創造のための哲学
・ 世界の子供たちの未来のための哲学
輝ける命・健康についての哲学
輝ける命には、二つの意味がある、1つ目は、旭川動物園の行動展示での、野生動物の輝ける命を観てもらうべく、ユキヒョウならよりユキヒョウらしく見えるように、観客より、高い位置にユキヒョウが、いれるようにして、生き生きとした姿を観れるように行動展示する。 動物写真家が、翡翠の魚を捕える瞬間の写真を取る。このように、すべての生命体は、水の惑星地球の進化の歴史の中で、限りある命を繋ぎながら、輝いている命である。
2つ目の意味は、私たち一人一人が、自分の人生の可能性、自分の家族の可能性、自分の生活圏の可能性、すべての人々の人生の可能性を未来に渡って高めるには、私たちはどうすべきか、どのように考えれば、上手くゆくと考えるのか。 そのためのは、水の惑星地球のポテンシャルを最大限にキープする、生物多様性、文化多様性を保つ、農耕文化が永続的に営まれるように、負の遺産(詳細については、別の機会に)をより少なくしなければならない。
健康については、自分の健康と世界の様々なトラブルを抱えた人々の健康である。
健康の定義について、私の気に入った定義の一つに、「小学校5年生くらいの休日の朝の状態」というのがある。 もう一つは、レベルは落ちるが、「ラジオ体操第一をまあまできる」これは、歩けて、自分の身の回りのことができる。
次に、自分の精神の健康の定義である、私の定義は、「あらゆることを、自分の目と耳と第六感で、観察し、自分の頭で考え、自分の意思で、様々な選択をする」こと。
人間は、二本足歩行し、状況を観察し、自分の知恵を整え、考え、選択し、生活することによって、輝ける命、健康がえられるのでは、ないでしょうか。
私の名刺(3)
日常をデザインする哲学庵
庵主 五十嵐玲二
・ 水の惑星地球のポテンシャルの永続性の哲学
・ 生物多様性と文化多様性についての哲学
・ 人類がたどった農耕文化と家庭の哲学
・ 輝ける命・健康についての哲学
・ 芸術・文化創造のための哲学
・ 世界の子供たちの未来のための哲学
人類がたどった農耕文化と家庭の哲学
農耕文化、特に小麦と稲作によって、人類は余剰の食料を手に入れることを可能にし、麦や米は、栄養価が高く、パン、ご飯、ビール、お酒に加工され保存可能である。 これにより、農業従事者以外の食料を供給し、都市国家を維持することを可能にした。 都市国家は、灌漑工事、青銅器文化、鉄器、文字、武器、宗教行事、都市建設へと発展した。 小麦、稲は二大穀物であり、過去の文明に於いても、小麦か稲が、主要な作物であり、文明を支える原動力であった。
主要作物の第3位は、トウモロコシである。玉蜀黍は、第二次世界大戦で、アメリカが勝利した一つの要因とされている。 玉蜀黍は、人も食べるが、家畜の飼料(特に冬期間)として、重要であり、これによって牛肉、鳥肉、ミルク、チーズを米国市民が現在のように、たべるようになった。 一般市民が、自由に肉やミルクを通常食とした社会が、初めて誕生した。 (狩猟社会や牧畜民は、毎日肉を食べているように考えられるか、獲物が捕れるのは、時々であり、家族の飼っている羊の頭数は、血の1滴もむだにせず、生活必需品のために羊を売り、ストイックな食生活が、精一杯である)。
稲、小麦、大麦、アワ、キビ、ヒエ、トウモロコシ、サトウキビ等の最重要作物は、イネ科の植物である。 この中で、単位面積あたりのカロリー生産高の最も高いのは、サトウキビである。
主要作物の4位は、大豆ではなかろうか。 マメ科の植物は、根粒菌によって、空中窒素を固定し、タンパク質の豊富な豆となるため大豆と米(胚芽米)で、栄養のバランスは取れる。 ここで、大規模農法で、農薬の問題、ハイブリッド(一代雑種)の種のつくるための、雄性不稔を母にするための、遺伝子組み換え、穀物メジャーによる種子支配の問題の詳細は、別の機会とします。
家庭とは、何か。 この問題を考えるには、人類、チンパンジー、ゴリラ、オラウータンの家族(群れ)に於いて、父親、母親、子育て、食べ物の確保、家族の安全の確保のついて比較しながら、家族とは、夫婦とは、子育てとはについて、考える。
ゴリラは1夫多妻、チンパンジー多夫多妻(乱婚的)、オラウータンは、一夫一婦であり、子育ては母親が行う、人類は、一夫多妻と一夫一婦の混合である。
ゴリラの家族の父親のエサ場の確保、家族(群れ)の安全の確保、子育て支援、を行なっている。母親は、出産、2~3才位まで、つききりで子育てを行う。
人類の場合、更に、言語、文字、過去の文化遺産、社会制度、職業訓練などを成人(この場合の成人は20を意味しない)するまで、子育てを行う。 人類の本来の家庭、夫婦をあり方と現在の法制度上の家庭、夫婦のあり方と、自分の育った家庭、両親夫婦、自分自身の夫婦、家庭の現状とあろうべきと考える姿は、意外と難しいことがらである。
私の名刺(2)
日常をデザインする哲学庵
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・ 世界の子供たちの未来のための哲学
生物多様性と文化多様性について
生物は、進化の過程で、なぜ多様性の方向に進化してきたか。
生物多様性によって、水の惑星地球の豊かさが、生まれてきた。
熱帯降雨林、マングローブの森、サンゴ礁、ケンプの森、照葉樹林、針葉樹林、ステップ草原は、多様な被子植物、昆虫類、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類、菌類によって、動的相互関係の保ちながら、その生態系を形成している。
水の惑星地球は、これらによって構成され、大小の河川によって、体内の血管のように結ばれている。 人類もこの豊な地球のメンバーの一つである。
この生物多様性が、もし失われると幾多の文明が、森林、農地、水源の失って、廃墟の砂漠になってきたように、決して元の地球に戻ることはどのように科学技術が進歩してもありえない、過去の文明の人々の文化財、遺跡から彼らは、現代の私たちに劣らず賢かったにも拘らず文明は、ある時点から急に、砂漠化した。 この生物多様性を未来につなげていかなくては、いけない。 なぜなら、生物多様性は、水の惑星地球のすべての生命体の共通の43億年の資産だからである。
エントロピー法則からは、なぜ進化が、生物多様性の方向へ向かうかはは説明できない、それぞれの環境に適用しながら、住み分けることによって、生物は多様化したとされる。 地球上の生物は、250万種とも2千万種とも言われている。(熱帯降雨林のクモ類、昆虫、ムカデ類の多くの種は、未知のものである)。
文化多様性は、多様化すべきか、単一の文化に収斂すべきか。
私は、文化も多様化の中で、更に文化が豊かになると考える。
ここでは、文化の1つの指標として、言語を考えてみる。 世界の言語は、3千種ほどと言われ、現在はすでに、その半数は、消えゆく言語か、失われた言語である。
当然のことながら、この3千の言語のすべてを知っている人などはいない。
その大半は、少数民族によって話され、固有の文化を持ち、文字を持つことはない(文字を持った文明は、4つか5つに過ぎない)。
世界の言語は、人類が、ほぼ20万年前にアフリカから、地球の隅々に分散し、それぞれの生活文化を形成したとき、同時に言語も多様化したと考えられる。
文化の多様性を人類が保持することによって、種の遺伝子プールのように、各個人の最適な文化、生活スタイル、芸術が生まれるのでは、なかろうか。
水の惑星地球の生物多様性、文化多様性は、現在も失われ続け、より多くの生物多様性、文化多様性を未来の子供たちにどうすれば、より多く残すことができるのか!
私は、退職後図書館でブックハンターとチェロを弾いてと山菜の栽培研究をしているつもりです。 しかし、世の中では、ただの無職の親父としか認識してもらえない。
そこで、私は勝手に名刺を作り、特別な場合、その名刺を渡してます。
その名刺は、以下のものです。
日常をデザインする哲学庵
庵主 五十嵐玲二
・ 水の惑星地球のポテンシャルの永続性の哲学
・ 生物多様性と文化多様性についての哲学
・ 人類がたどった農耕文化と家庭の哲学
・ 輝ける命・健康についての哲学
・ 芸術・文化創造のための哲学
・ 世界の子供たちの未来のための哲学
以上です。
ここで言う哲学とは、訳の解らない哲学者の言う哲学ではなく、アリストテレスや鑑真和上が、その時代の考え、実行した、医学、薬学、建築学、農業育種学、宗教、政治、経済、天文学、論理哲学、芸術のすべて、自分及び地域に実際に役に立つ知恵を指し、自分の世界観であり、自分が何かについて考える時の基準となる拠り所であり、架空の言葉遊びを指すのではありません。
水の惑星地球のポテンシャルの永続性の哲学とは、
水の特別な性質は、液体である温度範囲が広く273°K(摂氏0度)から373°Kの100度の範囲を持ち、更に水は、本来の姿が液体であるかのように振舞う。
すなわち、100°Cで気体になるとき、540cal/gの熱量の吸収し、気体に成ることに抵抗する。 273°K(摂氏0度)で固体に成る時も、80cal/gの熱量を放出して、固体に成ることに抵抗する。
これは、水(H2O)の18の分子量では、アンモニア(NH3)、炭酸ガス(CO2)、メチルアルコール(CH3OH)に比べて、沸点が非常に高い。これは、ゆるい水素結合のためである。
更に水は、液体(水)の中に、様々な物質を溶解させ、電解質として酸性からアルカリ性の範囲をとり、その事によって、更に液体である温度範囲を広げる。
もし、地球が金星の位置を公転してたら、水はすべて水蒸気となり、もし、火星の位置を公転してたら、水はすべて氷となる。すなわち太陽系のハビタブル・ゾーン(生命居住可能領域)は0.7AU(金星の公転軌道)から1.5AU(火星の公転軌道)の間である。
このように、地球上の水によって、生命が生きることができる。
このことは、海で生命が生まれ、大地の水のよって森林、水田、畑、放牧地の植物が、育ち、実を結ぶ。 私たちの体も各細胞には、水の中に存在する。 勿論、血液も水のなかに存在し、血液の中には、ヘモグロビンや白血球が存在する。
この水の惑星地球の包容力(ポテンシャル)を、人類は近代科学技術によって、超えようとしている超えた時、イースター島の歴史の悲劇に人類は遭遇する。
長くなりましたので、別の機会に他の項目については、述べます。