物は置き場所、人には居場所(その4) 日常をデザインする哲学庵 庵主 五十嵐玲二
3. 置き場所について
a. 和箪笥、洋箪笥、クローゼット、押し入れ、収納室
b. 靴箱、傘立て、物干し竿
c. 冷蔵庫、食器棚、調理用具入れ
d. 机の引き出し、小引き出し
e. 物置
f. 本棚、サイドテーブル
g. 車庫
h. 書類入れ(小引き出し)、金庫
i. アルバム立て、本棚、机の引き出し
j. パソコン机
k. アトリエ、書斎、音楽室
l. 壁、棚
m. レコード棚、CDラック
n. ビデオ棚、
o. 医薬品箱(小物入れ)
q. 裏玄関(ごみ分別容器)
私も書いていて、置き場所の全体像も、置き場所についての体系も解かっていないことが、改めて気がつきました。置き場所を決めることは、大切なことです。
自分自身や他の家族が、それを必要とするときに、すぐに見つけられ、使った後に戻しやすことも重要です。置き場所で必要なことは、1~2割の空間を持つことです。
置きやすく、整理しやすく、使用空間にスムースな導線で近いことです。さらには、それを使用する作業空間が確保されていることです。
物を大切にし、物の機能を最大限に発揮させ、物に囲まれた豊かな生活を送るためには、物の全体像を私たちが把握し、物が物自身の置き場所を確保し、必要とするときに、いつでも使用可能な状態を保ちたいものです。
そして、私たちの生活に於いて、これこれを行いたいと思うとき、これこれの道具や物が、活躍してくれるというイメージを私たちの頭の中で考えることが、大切なことだと思います。 (第4回)