教科書に載っていない良い職場とは その130 【徳川幕府の衰退のステップを検証する 成功から生まれる傲慢編】

こんにちは、彩りプロジェクトです。
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日本の歴史上の出来事を取り上げて衰退のステップを検証しております。

ジェームズ・C・コリンズのビジョナリーカンパニー3では衰退のステップをこのように表現しています。

衰退には５段階あり以下の通りです。

まずは偉大な企業へと成長したという前提があります。

そして、衰退の第一段階の成功から生まれる傲慢、第二段階の規律なき拡大路線、第三段階のリスクと問題の否認、第四段階の一発逆転策の追求、第五段階の屈服と凡庸な企業への転落か消滅となります。

さて、徳川幕府の成功は設立段階から第三代将軍の徳川家光の治世の時代で確立されたといえるのではないでしょうか。

武家諸法度、参勤交代、老中などの組織体制、長崎貿易等を拡大させていったのは大きな功績であったと言えます。

しかし、寛永の大飢饉や中国では明から清に変わるなど家光による政治にも様々な課題が山積みとなっていたのも事実です。

そして４８歳という年齢でこの世を去りました。

その後、衰退の第一段階、成功から生まれる傲慢へと歩を進めるのです。

５代将軍家綱の時代は大きな混乱をきたします。

生類憐みの令、貨幣の品質低下などにより、インフレも発生しました。

家光時代には500万両（現在の2500億円ともいわれている）という莫大な財産を残した徳川幕府もこのころにはその半分ほどの財政になっていたと言われています。

（続く）



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