教科書に載っていない良い職場とは その134 【社会通念の鏡】

こんにちは、彩りプロジェクトです。
このブログでは、中小企業支援を目的に様々な情報提供を行っております。

少しでも皆様の経営のお力添えが出来たらと思っております。

彩りプロジェクトは経済産業省・内閣府　経営革新等認定支援機関（関財金1第492号）です。


「意識的に努力すれば必ず人生を高められるという事ほど、人を勇気づけるものが他にあるだろうか」

（ヘンリー・デビット・ソロー）

自分自身を考える事が出来る能力を自覚と言います。

これは人間にしか備わっていないと思います。

そして、自覚はセルフパラダイムの元にもなっています。

そもそも、自分が自分自身をどう見ているか、他者をどう見ているかを自覚していなければ、他者が自分自身をどう見ているか、他者は世界をどう見ているかわからないと思います。

私たちは無意識に自分なりの見方で他者の行動を眺め、自分は客観的だと思い込んでいるにすぎません。

「あなたはいつも時間に遅れるね」

「あなたは部屋の片づけが出来ない」

「あなたは芸術家肌だよね」

「よく食べるね」

「あなたが勝ったなんてありえない」

「あなたはこんな簡単な事も理解できないんですか」

人は良くこのように他人を評しますが、その人の本当の姿を言い当てているとは限らないと思います。

自分の関心事や人格的な弱さを通して相手を見ています。

自分自身を相手に投影しているのです。

我々はいくつかの社会通念的な条件づけの元に決定づけられている事に気付くと思います。

遺伝子的決定論
→父親譲りなどに理由を求める事です。

心理的決定論
→育ちや子供時代の体験が性格や人格を作っているという事に理由を求める事です。

環境的決定論
→上司のせいや、配偶者、子供のせい、経済情勢のせい、などと環境に由来すると思われている事です。

これらの理由が本当にあたっているのか？どうなのだろうか？

我々はもっと主体的ではないのか？

そんな問いが思い巡ると思います。

（続く）




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