内水面漁場管理委員会報告／その２

再生湿地の生育・生息目標種について

魚類

フナ・メダカ・ドジョウが普通に見られる湿地の創出

鳥類

ヨシ帯に依存して生息する鳥類の繁殖地となる湿地の創出（カルガモ・バン・カイツブリ等）

哺乳類

カヤネズミの営巣地となる環境の創出（湿地周辺のヨシ帯）

植物

多様な環境の創出
１.沈水～浮葉植物帯・トチカガミ等
２.抽水植物帯・ヨシ・マコモ・ウキヤガラ等
３.水辺林・ヤナギ類・エノキ・ムクノキ等　

昆虫類

年間10種以上のトンボが観察できる多様な環境の創出
（ギンヤンマ・シオカラトンボ・オオシオカラトンボ・ショウジョウトンボ・ハグロトンボ・クロイトトンボ・アオモンイトトンボ等）
ヒメボタルの生息域の拡大
将来目標としてヘイケボタルの生息

維持管理の基本方針
自然再生を基本とし必要最小限の維持管理を市民参加により実施します。

＊１　止水域　河川を流水域と呼ぶのに対し、湖沼や池は止水域と呼ばれています。
＊２　ビオトープ・様々な生物が生息している空間のこと。
＊３　エコトーン・移行帯または推移帯とも呼ばれ、陸域と水域の境界になる水際の事。