このお店の名前に、おっ??っと思って、心惹かれました。
こちらカウンター7席のみ和食店『魚喰い切り壮士』です。『さかなくいきりそうし』、と読みます。
では、遠慮なく、喰い切りましょう。
ここは、美食の女王KAYOKO cafeさんも、絶賛でしたので、間違いない、と確信して出かけました。
ご主人お1人での切り盛りなので、3000円と5000円のコースのみ。前菜から始まるお寿司のコース。これで3000円(驚)という、驚愕なコース内容です。ちゃんと利益出てる????
スタートは、カボチャのすり流し。塩だけの味付けなのに、甘くてなめらか。豆乳で伸ばして、オリーブ油と挽きたての黒胡椒でアクセント。
夏野菜の炊き合わせと、白髪ねぎの下には、すじ鰹のユッケが隠れています。
夏野菜は、夏大根の生ハム巻き、ペコロス、ブチトマト、インカのめざめのクリームチーズ団子、そしてトッピングには海ぶどう。黄色な2切れは、生のコリンキー(カボチャの一種)。カボチャを生で???おっ、コリコリして美味しいじゃん。
焼き物は、鯵の生姜焼き。マルっと丸まった鯵は、中に茄子をハグしております。
生姜の風味と、茄子のトロッと感が相まって、うま~い。
そして付け合せは、ナマのピュアホワイトと、ナマの水茄子、ちょっとボイルしたとうもろこし。ナマでも甘いお野菜たち。それも、今が旬の季節の夏野菜たち。
茶碗蒸しの中には、アボガドが!!畑のミルク=アボガドが茶碗蒸しに??
ここまでで、けっこうお腹が膨れているのに、これだけ提供された後に、いよいよお寿司パレード。
高級魚のアコウ。地モノのトリ貝。いいんですか??これを3000円で出しちゃって赤字にならない??お客の私の方が、ハラハラするじゃないの。
お寿司は、アコウ、トリ貝、イカ、車海老、穴子、スジ鰹、卵・・・・と、7貫もでてくるのです。
フワリと口の中でほどけるシャリ。ネタごとに異なった仕事がしてあります。
そして、〆には、浅蜊の赤だし。浅蜊がぷりっ。
日本酒がズラリと並んだ冷蔵庫や棚を見て、ご一緒した日本酒大好きなK子ちゃんの眼がキラリ
中でも、山口の男自慢酒造(株)の『龍の尾(たつのお)』のトロリとしたうまみが一番好き、とおかわりを重ねておりました。それにしても、すごい社名じゃないない??『男自慢酒造(株)』どんなだよ??
これだけ食べて、飲んでも、驚愕なお値段。なんたって、3000円コースですから!!
オープンして3ヵ月。まだまだです、と言われていましたが、すでに人気店の気配濃厚。
魚だけじゃなく、野菜も、良いものを美味しく提供しよう、という若いご主人の心意気を応援したくなるお店でした。