12月の【同じお題で書きましょう】のお題「牡蠣」。
牡蠣といえば、切っても切れない食中毒。牡蠣にあたった、という方は、それこそたくさんいらっしゃるでしょう。でも、私のシチュエーションで牡蠣にあたった人は、そうそうおるまいぞ。
私が牡蠣にあたったのは、遠く異国の地。フランスは花の都パリ。それも新婚旅行で。
シャンゼリゼのオープンテラスのカフォで、「このままパリで暮らしたいくらいだわ~。日本に帰りたくないわぁ」なんて調子こいてたら、私だけ、牡蠣にあたった。ツアーでご一緒した方も、食べたのにはずなのに。なぜか、私だけ。もちろん、オツトは、ヘーキヘーキ。
牡蠣の産地の広島県民ですから、子ども自分から生牡蠣バンバン食べてました。
それまでの20数年間、1度もあたったことは無かったのに・・・・わざわざ、高いツアー代金払ったパリで当たらんでも(爆)トホホ。
食後2時間くらいして、なんだか気持ち悪いんだけど・・・・うぇ、なんかものすごく気持ち悪いんだけど、うげぇ~、って感じ。
牡蠣にあたった方は、ご存じでしょうが、食中毒って上下同時に襲って来るんですよね。どっちを優先するか、究極の選択だったりしませんでしたか????
たぶん、1晩で、20数回は嘔吐したと思います。もう日本に帰れんかも、と思いました。やっぱり、日本に帰りたいよ~。
死ぬ思いで、なんとか、広島駅に帰りついて、新居に寄るまもなく、そのまま病院直行。脱水症状がひどくて、入院し、いきなり別居という新婚生活の幕開けでした。
以来、牡蠣は食べない、というより、トラウマで食べれなくなりました。加熱した牡蠣なら、なんとか食べれるようになるまで、1/四半世紀以上かかりました。
今でも生牡蠣は食べれません。怖くて、箸がナマ牡蠣をつまみ上げることを、いまだに拒みます。
白ワインのお伴に、生牡蠣にちょっとレモンを絞って、みたいな大人のオイスター生活は、夢のまた夢なの。
(クラフトダイニングさんのHPより)