Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

立川 談春に惹きつけられた

2019-01-20 | カルチャー

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昨日は、オットと2人で佃製作所の殿村経理部長の独演会へ行ってきました。この人ですね。

いまや落語界のエースともいうべき立川 談春。
チケットを取るのが難しいほどの人気とのことで、われわれも最後列の1つ前の列。あやうく購入できないところでした。
アステールプラザ大ホール 1200席の大バコを独演会で満席にできる落語家というのは、そうそういないはず。

いままで、名前を憶えていない真打から、若手のエース格 春風亭一之輔、そして人間国宝 柳家 小三治、といろんな噺家をナマで聞く機会がありました。
といってもわずか7人だけ・・・その少ない中で言うのもどうかと思いますが、談春が一番良かった。

最初のまくらは、ご当地のカープねた。そして出演作の下町ロケットねたや、公開予定の映画『七つの会議』ねた。
共演者たちの物まねや、撮影裏ばなしをやってくれるのですが、これが涙が出るほど笑った。まくらでこんなに笑ってたら、ネタに入ったらもう笑えないんじゃ、と思ったけど杞憂でした。
これがもう惹きつける、惹きつける。

大人になると声を出して笑うことって、そうそう無いところ。大笑いできる機会って貴重。

この日の2本のネタは、どちらも1時間を超える古典落語の大ねた。
とくに「鼠穴」の演目は、波乱万丈なストーリーが続くので、悲惨な場面では声をだす人もなく、みんなじぃーと壇上の談春を見つめる緊張感。それを一気に笑いのオチにもっていく。
これをたった一人で、観客に全身をさらしてやり続ける実力、体力、気力ともにどれほどの才能かと。

本当に上手な噺家だと、音に絵が浮かび、リズムを自在に操って、観客の耳をぎゅう~と持っていく。
オットと2人で「ヨカッタね」「さすがだったね」と、大感激しながら帰りました。


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