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レムデシビルは特効薬になり得ない アビガンも有効性はまだ… 感染症専門の後藤礼司医師が警鐘

2020年05月08日 11時00分12秒 | 社会のことなど

TBS系情報番組「ゴゴスマ」(月~金曜・後1時55分)では4日、新型コロナウイルスについて特集し、感染症のエキスパート、愛知医科大学病院の後藤礼司医師は、国内初の治療薬として、レムデシビルが特例承認されたことをについて、「特効薬にはなり得ない」と断言した。

 後藤医師は「効果が限定的かつ安全性も決して高い薬ではない中で、承認までの間にむちゃくちゃ効いたというデータは一切出てこなかった。今、入ってきた中だと、これは特効薬にはなり得ない」と話した。MCを務める石井亮次アナウンサー(43)が「最後の最後にこれを使うか…という話?」という問いにも「という話にもならない。レムデシビルを、今の容量設定でやった試験はこけちゃってる」とした。

 話は、今注目されているアビガンについても及ぶ。「今までの投与容量でやっていたら、『アビガンがいいよ』というデータはまだない」という。アビガンを投与された人とプラセボ(偽薬、そうでないもの)を飲んだ人に対して、「確実にアビガンを飲んだ人の方がいいよという試験が出てくれば…。それが今まだ行われているところなんです」と説明。

 「なので、レムデシビルもアビガンも一切、有効性がある治験は出ていない。アビガンだけに飛びついてほしくない」とした。

 「アビガンを飲んで良くなったという声をよく聞いていたので、アビガンは期待できると思っていた」と石井アナ。

  後藤医師は「それが間違った認識。赤江さんの記事もちゃんと読まなくてはいけない。もしも臨床試験に組み込まれた場合、偽薬の可能性がある」という。「今、病気に対して『これで治りますよ』なんて薬はなかなかない」とし、手洗いうがいをしっかりすること、マスクを正しく使うことの重要性を強く訴えた。     
報知新聞社


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外来患者3.3%から抗体検出 神戸の病院

2020年05月08日 08時00分11秒 | 医療のこと
外来患者3.3%から抗体検出 神戸の病院

 神戸市の中央市民病院は、3月下旬から4月上旬に外来を受診した新型コロナウイルス以外の患者1000人の血液を調べた。その結果、3.3%にあたる33人から過去に新型コロナウイルスに感染したことを示す抗体が検出されたという。

 中央市民病院・木原康樹院長「我々が気が付かないところでの不顕性感染(発症していない状態)というものが相当数あるんだろうと」

  一方、関西では、3日、大阪で10人、兵庫で13人など26人の新たな感染が確認されている。大阪の10人は、4月以降1日の確認数では最も少ない人数。関西でのこれまでの合計は、2905人となっている。


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