熟女キャバ嬢たちの生活は緊急事態宣言でどう変わった?
4月7日、東京や大阪などを中心に緊急事態宣言が発出された。今回の宣言で対象の都市からは戸惑いの声が挙がっている。特に強く自粛要請されたのはバーやナイトクラブなどの夜の店で、もちろんキャバクラも対象だ。
2019年1月大阪・ミナミの様子
緊急事態宣言が出された今、キャバ嬢達はいま何を思うのだろうか? 外出自粛が要請される中、彼女達にLINEで話を聞いてみた。
最低でも4月24日までの臨時休業で…
まず、話を聞いたのは大阪・キタの熟女キャバクラに勤務するマリコさん(仮名・38歳)。マリコさんの働く店では状況次第だが最低でも4月24日までの臨時休業になるという。 「前回の小池都知事の自粛要請を受けてから一気に客足が減ったのですが、ついに『来たか……』という感じです。でも、少しホッとしている部分もあるんですよね。子供が小学生なのですが、休校がGWまで延長になっちゃて。店に出勤するときは実家の両親に預かっていてもらっていたのですが、さすがにそこまで見てもらうわけにも行かないので……。 収入は幸い、昼間勤めているECサイト運営のほうが忙しくなっているのでそこまで心配はないですね。それに休業中でも少しですが店から保証が出るみたいです。従業員全員に出すと社長が言っていたので、少しは安心しましたね」
店から保証が出るというのも驚きだが、マリコさんいわく、ほとんどの店のキャストが昼の仕事と掛け持ちのため休業になってもそこまで困惑している様子はないという。しかし、中には今回の緊急事態宣言によってさらに忙しくなる仕事も。都内の熟女キャバクラに勤務するユウカさん(仮名・33歳)はこう語ってくれた。 「昼間は飲食店でパートをしているのですが、コロナの影響でお客さんが少なくなったので最近はお弁当の宅配をするようになったんです。それが結構忙しくなってきたので、最近は近所に住んでいる妹に娘を預かってもらっていたんです。
でも、小学校の入学が延期になってしまい、さすがに妹にも迷惑かけられないと思っていたら『しばらくの間、子供をウチに住ませてもいいよー』と言ってくれたんです。妹も最近、リモートワークになったので大変じゃないのと聞いたら『お姉ちゃんの子供がいてくれほうが、うちの子も遊べるし』と言ってくれて。娘と姪は同じ歳で仲が良くて、そっちのほうが妹も仕事にも集中できて良いそうです(笑)。姉の言葉に甘えて平日はフルタイムでパートに入れることになれたので、どうにかやっていけそうで
兼業キャバ嬢が一般的になりつつある一方で、コロナショックに翻弄されるキャバ嬢も……。ミナミの小熟女キャバクラに勤務するユナさん(仮名・28歳)は、こんな悲痛な思いを語った。
ミナミの雑貨屋と掛け持ちしていたのですが、コロナで客が激減して経営難になり、3月で退職したんですよ……。次の仕事が見つかるまではキャバ1本でやっていこうと思ったのにすぐに自粛要請が出て、さらにこんな状態じゃないですか。うちの店は最低でも2週間は閉めると言っているので、どうにか節約して家で大人しくするしかないという感じですね。
でも、こんな状況でヒマなのか中には『これからホストと飲みに行ってくる~』と言っているキャバ嬢も……。夜の店がこんなにも問題視されているのに頭の中がお花畑なのかな? 店の休み中に何しようと勝手ですが、明けても出勤しないでほしい……正直ドン引きですね」
緊急事態宣言が出されたものの、少し前から客足が減っていたことでそこまでパニックに陥っている様子はなかった熟女キャバ嬢達。経験豊富な熟女キャバ嬢だからこそ、こんなときにでも慌てず行動できるのかもしれない、と思った