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クレジットカードで納税」は損? ポイントは貯まるけど…

2020年05月28日 14時00分59秒 | お金のこと
クレジットカードで納税」は損? ポイントは貯まるけど…


どうせ税金を払うのなら、少しでも負担を減らしたいのが人情というもの。そこで注目したいのが「クレジットカード納付」だ。税金をクレジットカードで納めると、ポイント還元を受けられるかもしれない。ただし、元東京国税局職員であり、『確定申告〈所得・必要経費・控除〉得なのはどっち?』の著者である小林義崇氏は、「決済手数料を加味して考えないと、かえって損をする可能性もある」と指摘する。納税の注意点について小林氏が解説する。(以下、寄稿)

税金の納め方は「6種類」もある
  確定申告に関してよくある勘違いに、「納税の案内が税務署から送られてくる」というものがあります。私が東京国税局の職員として確定申告の案内をしていた頃、このような勘違いをしている方が少なからずいました。  

しかしながら、税務署から納税の案内が来るということはありません。毎年3月15日(休日の場合は翌日)が確定申告と納税の期限のため、この日までに、“自ら”申告をして、納税もするというのが基本的なルールです。税務署から納税の案内が来るとしたら、それは期限を過ぎた後に督促状が送られるケースなので、自分で期限内に納税を済ませるようにしましょう。  

このとき、納税の方法としていくつかの選択肢が用意されていることについて触れたいと思います。以前は、納税をするためには税務署か金融機関に出向き、紙の納付書に必要事項を記載して現金で納税する必要がありました。しかし、近年は納税方法が以下のとおり複数用意され、便利になっています。

1 現金納付   ⇒税務署や金融機関で現金納付 
2 振替納税   ⇒指定口座から引き落とし
3 コンビニ払い   ⇒コンビニで現金納付 
4 インターネットバンキング払い   ⇒WebサイトやATMから送金
5 ダイレクト納付   ⇒e-Tax(国税電子申告・納税システム)により電子納付 
6 クレジットカード納付   ⇒クレジットカードを通じて口座から引き落とし  

このうち、1~5に関しては、実質的な納税額に影響はありません。たとえば令和元年分の所得税が100万円なら、負担額は100万円です。

唯一異なるのが、
6のクレジットカード納付。なぜなら、クレジットカード納付をすると、クレジットカードのポイント還元を受けられる可能性があるからです。 

クレジットカード納付は「決済手数料」に注意

  クレジットカード納付が始まったのは2017年のことです。当時、私はフリーライターとして独立したばかりで確定申告をする必要があったため、クレジットカード納付をしてポイント還元を受けようと考えました。しかしながら、検討した結果、クレジットカード納付は使いませんでした。あるデメリットに気づいたからです。 

 まず、クレジットカード納付のメリットから整理しましょう。これは先ほど述べたようにポイントがつく点です。24時間いつでも税金を納税できる点や、分割払いにできる点もメリットと言えるでしょう。


次にデメリットについて。

最大のデメリットはクレジットカード納付をすると、「決済手数料」がかかるということです。決済手数料の金額は、納付税額1万円あたり76円(税抜)です。消費税10%を加味すると、納税額に対する決済手数料の割合は約0.83%となります。  

前述した、現金納付や振替納税などを行った場合、決済手数料はかかりませんから、これはクレジットカード納付だけのデメリットと言えます。ですから、たとえポイント還元を受けられたとしても、かえって負担額が大きくなるケースが考えられるのです。  

一般的なクレジットカードのポイント還元は0.5%程度。なかには還元率が1%を超えるケースもありますが、基本的にはクレジットカード納付から得られるポイントよりも、決済手数料のほうが高くなる計算です。  

このように考えると、クレジットカード納付は確実に得する納税方法ではないことがわかります。もしクレジットカード納付を利用するのであれば、事前にクレジットカードのポイント還元率を確認して、確実に決済手数料よりもポイント還元が上回ることを確認してからにしておきたいところです。  


また、国税庁のホームページでは、「ポイントについてはカード会社の会員規約に基づきますので、カード裏面に記載されているカード会社へお問い合わせください」との注意書きが記載されています。クレジットカード納付を行って、決済手数料を取られた上にポイント還元も受けられないのであれば、確実に損ですから注意してください。いずれにせよ、3月15日の期限までに、余裕をもって納税方法を検討し、準備しておきましょう。
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偶然でなかった、考え抜かれた“つぶやき” 「#検察庁法改正案に抗議します」笛美さんインタビュー

2020年05月28日 13時30分32秒 | インターネットにまつわるはなし
政府の判断で検察官の定年を延長できる検察庁法改正案の今国会での成立が見送られた。政府・与党の強気の姿勢を崩すきっかけの一つとなったのが、「#検察庁法改正案に抗議します」というつぶやきだった。アーティストや俳優ら著名人を巻き込み、ツイッターへの投稿は1千万件に及んだとされる。最初に声を上げたのは、東京都内の広告会社に勤務する30代女性の笛美さん(ニックネーム)。47NEWS編集部は、笛美さんに書面インタビューを行い、今の思いや今後の活動などについて話を聞いた。

* * *

 ▽黒川検事長の辞職で終わらない

 -政府は、検察庁法改正案の今国会での成立を断念した。心境は。

 「ほっとしたのは一瞬。先送りになっただけですからね。廃案になるかもしれないという報道もありますが、別の形でこっそり、検察庁などの組織に介入しようとしてくる可能性もあり、目を光らせていきたいです」

 -東京高検の黒川弘務検事長は、新聞記者らと賭けマージャンをしたことが報じられ、辞職した。
安倍首相=5月21日夕、首相官邸        
 


 
 「今回の活動は、黒川さん個人を辞めさせることが目的ではありませんでした。政権が検察官の人事に都合よく介入できるようにする法律や行為を止めたかったのです。賛同者も皆そう言っています。黒川さんが辞めたからといって今回の問題がなくなるわけではありません。目くらましは通用しません」

 -ツイッターで抗議の声を上げた当初、今国会での法案成立断念という結果は予想できたか。

 「全く予想していませんでした。勇気を出して抗議したとよく言われますが、なんとなく抗議してみた『なんちゃってデモ』のつもりでした」

 -投稿しようと思ったきっかけは。

  「(時事問題などにツッコミを入れる)『せやろがいおじさん』のユーチューブ動画で定年延長について知りました。その後、森雅子法相と山尾志桜里衆院議員の議論がかみ合っていない動画や、テレビ局の解説動画、弁護士の方々が反対されている文章などを見たり、読んだりしました。5月8日に国会で野党退席のもと審議され、その翌週には採決方針だと聞いた時、『これは民主主義の危機だぞ』と本格的に思い始めました」


デモ参加は怖かった

 -政治には日ごろから興味があったのか。

 「もともとフェミニズムに興味がありました。その過程で伊藤詩織さんのレイプもみ消しや、安倍政権が提唱する『女性が輝く社会』実現に向けた政策の問題点、(職場でのヒール着用強制に反対する)#KuToo運動、就活セクハラ、性犯罪が裁かれない現実などを知り、フェミニズムと政治のつながりへと興味の幅が広がりました。フェミニズムのデモには声を出すパレードや『フラワーデモ』というサイレントデモなどに何度か参加したことがあります。

 政治のデモは通りがかりに見たことがありますが、参加するのはちょっと怖いと思っていました。その人たちを否定するのではありません。自分にはその勇気がなかった。新型コロナウイルスの補償を求めるオンラインデモに4~5回参加したことがありますが、やはりこれにも勇気が要りました」

 -ツイッターへの投稿に不安はなかったか。
東京高等検察庁が入る中央合同庁舎=5月20日夕、東京・霞が関        
 


 
 「私の周りにいる、政治や社会問題に声を上げているフェミニストさんたちに見てもらうことが前提でしたので、不安はありませんでした。

 現在フォロワーが3千人から4倍に増え、以前より考えて投稿するようになりました。あまり考えすぎずにパッと動くのが私の持ち味だと思うので、少しずつ元の自分のスタイルに戻していきたいです」

 ▽政治ビギナーに発信しやすい言葉

 -「#検察庁法改正案に抗議します」の投稿は1千万件にも達したとされる。

 「コロナでみんな鬱憤(うっぷん)や不信感がたまっていたところに、使いやすいハッシュタグがポンと来たことで、気持ちが乗ったのではないでしょうか。

  もともとフェミニズムや政治をどうすれば友人や同僚に理解してもらえるか、広告の知見を生かせないかということを考えていました。『Choose Life Project』や『メディア酔談』というネット番組を見ていたら、政権支持・不支持の人たちが繰り広げる激しい論争や強い言葉は、敷居が高くて入っていけない人たちもいるという話をされていました。

広告的に言うと、これまで政治の激しい論争には入っていけなかったターゲットに、政治の話をする敷居を低くするクリエーティブが刺さったのだと思います。従来のオンラインデモでよく使われていた『~しろ』などちょっと勇気がいる表現ではなく、政治について初めて知る人にも怖くないように、最初のハードルを下げられないかと考えたのです。『検察庁法改正案に抗議します』は、政治ビギナーの自分にとっても発信しやすい、しっくりくる言葉でした。

 でもこれまでオンラインデモをやってきた方々のノウハウがあったから、私もオンラインデモができた。私だけが作り上げたやり方では全くありません」

 -アーティストや俳優なども参加した。その一方で芸能人は政治的な発言をするべきではないという意見も出た。

  「例えば広告について文句を言う時に、勉強してから文句を言う人はいないと思います。食べログや@cosmeやAmazonレビューのコメントをするくらいのノリで政治にも意見をしていいのではないでしょうか。なぜ政治だけが特別なのか。私たちが税金を払っているのを思い出してください。 
 日本人は良くも悪くもタレントにとても左右されやすいです。志村けんさんや岡江久美子さんがコロナ世論を動かしたのも記憶に新しいです。タレントは日本の空気を作っています。タレントさんが自由に発言できないと、一般人も自由に発言できません。自由のない社会では良いエンターテインメントもクリエーティブも生まれません。私はそれをすごく危惧しています。

 ナイキは人種差別に抗議したことでリーグ追放になったアメフト選手のコリン・キャパニックをCMに起用してブランド価値を上げました。これからはそういう時代ではないでしょうか。政治的な色がつくのが嫌と言う声も聞きますが、その色をうまく料理できたらクライアントのブランド価値も上がると思います」

 ▽持続可能なデモの在り方

 -SNSを通じた今回の抗議活動の意義は。

  「オンライン上での活動だけでなく、私を含め多くの人たちが、国会議員にアプローチをしていたことはあまり知られていません。こちらの方が個人的には頑張った。賛同者の方々も電話やメール、FAXなどで行動されていたので、ぜひこのことを知ってほしい。


声を上げるだけでなく、届けることを個人のアクションに落とし込むことができたのは大きかったと思います。これまで議員に連絡することも、感想を聞くこともなかったので、それが有効だったのかは分かりませんが。

 おかしいと思ったら小さな声でも上げてみる、政治家さんにコミュニケーションをとるという『新しい生活様式』が1ミリでも残れば御の字だと思います。ただ国会での採決ギリギリのタイミングで、市民が連絡して止めようとするのは持続可能な方法ではないかもしれません。もっといい方法があるはずです」

 -今後も活動は続けるか。

  「『ヒーロー』などと言われて持ち上げられているけど、私は匿名で思ったことを言っただけ。何もリスクを冒していません。政治に詳しい人、リスクを背負っている人もたくさんいます。誰か1人をカリスマにして森羅万象担当させるのは持続可能なスタイルではない。今は新しいヒーローが生まれるお手伝いをしている気持ちです。 
  何より自分自身がこれから本当に政治への興味をキープできるのか不安です。仕事との両立なども大変です。プライベートな時間もなくなっています。前のようにフェミニズムの発信もしたいし、男社会への愚痴も言いたい。早く選挙に行きたいです。こんな気持ちになったのは初めてです」

 -いま政治の動きで気になっていることは。

 「(政府・与党は)検察庁法改正案以外にも(憲法改正手続きを定めた)国民投票法や、(人工知能(AI)などを活用した)スーパーシティ法など心配になる法案を次々と通そうとしてきています。もう勘弁してくれと思います。

  『国民投票法案』は広告業界の人やクリエイターの方は気をつけて見てほしいです。自民党の憲法改正案には憲法21条の『表現の自由』にしばりを加えようとする文言が追加されています。その改憲キャンペーンの仕事に自分たちの表現の力を使うのは、自分を縛るための縄を自分自身で作っているみたいです。自由がなくなったらクリエーティブは衰退してしまうと思います。いま私たちが自由に表現できるのは、表現の自由が保証されているからだということを忘れないでほしいです」





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感染3人、患者ら18人発熱 都内で新クラスターの可能性>小金井で

2020年05月28日 13時06分28秒 | 社会のことなど
早速、でましたか!



東京・小金井市の病院で、看護師ら3人が新型コロナウイルスに感染し、このほかに、患者ら18人が発熱などの症状を訴えていることがわかった。

緊急事態宣言解除後、都内で初めてのクラスターの可能性がある。

武蔵野中央病院は5月21日、職員1人の感染が確認され、これまでに看護師らあわせて3人の感染者が出ている。

複数の関係者によると、これまでに発熱などの症状がある18人がPCR検査を受け、その多くが患者であることから、院内感染の可能性が高いとみられている。

感染が確認されれば、緊急事態宣言解除後、都内で初めてのクラスターの確認となる。

 東京都は、すでに厚生労働省に対して、クラスター対策班の派遣を要請している


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治療薬アビガン、有効性示せず 月内承認への「前のめり」指摘

2020年05月28日 12時15分47秒 | 医学と生物学の研究のこと
治療薬アビガン、有効性示せず 月内承認への「前のめり」指摘

アビガンの錠剤(ロイター=共同)
 新型コロナ感染症の治療薬候補アビガンを巡り、国の承認審査にデータを活用できると期待された臨床研究で、明確な有効性が示されていないことが19日、分かった。複数の関係者が共同通信に明らかにした。感染した著名人がアビガンの投与後に回復したと公表し、首相は「5月中の承認を目指す」とするが、現時点で薬として十分な科学的根拠が得られていない状況だ。

 アビガンは催奇形性の問題などがあり、専門家からは「効果や安全性を十分確認せずに進むのは納得できない」「月内の承認方針は前のめりだ」との声が出ている。

 アビガンは富士フイルム富山化学が開発した新型インフルエンザの治療薬。

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河井氏立件と検察庁法改正案 計ったようなタイミング

2020年05月28日 10時04分33秒 | 政治のこと
 
  • 河井氏立件と検察庁法改正案 計ったようなタイミング
対立候補の強固な地盤を切り崩そうと多額の現金を配って歩く-伝えられる通りならば、極めて古典的な図式の買収事件だ。「昭和の香りですねえ…。時代は令和なのに」は司法取材を長く担当している同僚の感想

▲河井案里参院議員(広島選挙区)陣営の選挙違反問題を巡り、検察当局が、夫で前法相の克行衆院議員を立件する方針を固めた、と昨日の1面トップにあった

▲首相の側近として知られ、わずか50日間とはいえ、法務行政のトップにあった人物である。記事を読みながら、ついつい考えたのは、このニュースの計ったようなタイミングの良さだ▲「検察への露骨な政治介入」と批判の声がやまない検察庁法改正案の審議が週明けから国会で始まったばかり。芸能人や著名人によるネット上での「♯抗議します」の沸騰ぶりも話題を呼んだ▲まるで捜査現場から〈検察は大丈夫。トップの人事を押さえられたぐらいで牙を抜かれたりしない〉と“返信”が届いたかのよう。もちろん立件方針が固まったのは慎重かつ厳正な捜査の到達点で、タイミングはたまたま-それ以上でも以下でもないだろうが▲ありもしないメッセージを変に深読みしてしまうあたりが、今回の法改正の不健全さを物語っているように思えてならない。国会審議から目が離せない。(智)



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