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弱い野党と新型コロナ感染大幅減が追い風に>また自民党選択した日本

2021年11月03日 23時01分16秒 | 政治のこと
また自民党選択した日本…弱い野党と新型コロナ感染大幅減が追い風に

異変はなかった。4年ぶりに実施された日本の衆議院選挙で日本の有権者は再び自民党を選択した。10月4日に就任した岸田文雄首相は初の試験台で合格点を取り今後の国政運営に弾みをつけることになった。 

1日午前に選挙管理委員会が発表した最終結果によると、自民党は今回の選挙で小選挙区189議席、比例代表72議席を得て、定数465議席(小選挙区289議席、比例176議席)のうち261議席を確保した。

単独で233議席以上の過半数を占めただけでなく、すべての常任委員会で過半数の委員を確保し常任委員長も独占できる絶対安定多数議席に達した。 前回の選挙の276議席には至らないが、単独過半は容易でないだろうとされた当初予想よりはるかに良い成績だ。

31日の投票完了直後に発表された出口調査でも自民党の単独過半は「ギリギリ」か「どうにか達成」になるだろうという見通しが多かった。だが接戦地域で相次いで自民党が勝ち予想外の圧勝を収めた。 連立与党である公明党は32議席を得て、それまでの29議席から小幅に増えた。自民党と合わせれば293議席で、憲法改正を発議できる3分の2議席数の310議席には満たなかった。 

◇大きく減った感染者と弱い野党が助けた

 自民党の善戦は「限りなく弱い野党」の影響が大きかった。立憲民主党や共産党など野党は今回の選挙で候補を一本化して対抗したが、国民は野党連合を自民党の代案勢力に選択しなかった。立憲民主党はそれまでの109議席より減った96議席にとどまり、共産党もやはり12議席から2議席減り10議席となった。 

特に立憲民主党がカラーの異なる共産党と一本化を試みたことが痛恨の失敗を呼んだと日本メディアは分析した。共産党は天皇制廃止、日米安保条約破棄などを党論に掲げる日本の極左性向の政党だ。日本メディアは、共産党支持者は立憲民主党の候補に入れたが、立憲民主党支持者は共産党に入れなかったと伝えた。 代わりに浮動票が日本維新の会に集まり、維新は合計41議席を得て第3党に上がった。立憲民主党では枝野幸男代表に対する責任論が噴出しており、しばらく混乱が続くだろうと日本メディアは予想した。

 新型コロナウイルスが主要争点になるほかなかった今回の選挙で折しも感染者数が大きく減ったことも自民党に好材料として作用した。日本政府の新型コロナウイルス対応に対する否定世論を前任者である菅義偉前首相が背負って退く構図が作られ、岸田首相は「コロナ後の経済回復」を重点課題として掲げることができた。

 ◇甘利氏振り落とした岸田首相、翼を得るか

 岸田首相は今回の総選挙を通じてリーダーシップに対する疑問を相当部分払拭し、今後の政権運営で主導権を握れるようになった。岸田首相は総選挙直後に新型コロナウイルス収拾に向けた追加補正予算を年内に処理し、経済政策である「新しい資本主義」構想を実現する政策の具体化を急ぐという計画を明らかにした。 党内ナンバー2で今回の選挙を陣頭指揮した甘利明幹事長が野党の新人に押され敗北したのも岸田首相には渡りに船の格好になった。

甘利幹事長は安倍晋三元首相と麻生太郎副総理とともに「3A」と呼ばれる自民党の実力者だ。自民党総裁選挙で岸田首相を支持し当選させたが、それだけ背後から岸田首相を圧迫する存在だった。甘利氏の退陣で岸田首相が自身の所信を押し進める空間が広がったという解釈が出ている理由だ。

 現職与党幹事長が小選挙区で落選したのは小選挙区制導入後で初めてだ。甘利幹事長は比例代表で当選し衆議院議員の身分は維持できたが、幹事長からは辞任する意向を明らかにした。 甘利幹事長のほかにも今回の選挙では政界の大物が相次ぎ敗北を記録し、世代交代を求める有権者の考えが反映された。石原派の領袖で石原慎太郎元東京都知事の長男である石原伸晃元国土交通相、若宮健嗣万博担当相、桜田義孝元五輪担当相らが小選挙区で野党候補に敗れた。野党の大物である小沢一郎氏も17回も当選した岩手の小選挙区で落選したが比例で救済された。


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現役世代』を74歳までとし高齢者を支えれば、2065年まで年金制度を維持できます>【労働】経済産業省

2021年11月03日 20時01分31秒 | 雇用と職のこと
「『現役世代』を74歳までとし高齢者を支えれば、2065年まで年金制度を維持できます>【労働】経済産業省

就職氷河期世代の暗黒「年金すらもらえない」老後破産の現実味

2021/11/03(水) 19:20:42

就職氷河期世代の暗黒「年金すらもらえない」老後破産の現実味


労働年齢の「延長」は救済となるか
支える側が「支えられる側」なる未来。経済産業省は「老後も働く」という提案を以って、その構図を変えようとしています。

“高齢者が支え手になれば、無理なく支えられる社会へ
65歳以上を「支えられる側」とすると、2017年に現役世代2.1人で1人の高齢者を支えることに。2065年には1.3人で1人の高齢者を支えることに。

75歳以上を「支えられる側」とすると、2017年に現役世代5.1人で1人の高齢者を支えることに。2065年であっても、2.4人で1人を支えることが可能。”経済産業省『2050年までの経済社会の構造変化と政策課題について』(平成30年)

実際、高年齢者雇用安定法の改正によって、65歳から70歳までの就業機会を確保するための努力義務が新設されました。とはいえ実情を見れば、「嘱託社員になって給与半減」「そもそも再雇用に積極的ではない」という声も聞かれます。

 国が働き続けることを推進している一方で、「働きたくても働けない」世代がいる現実。大きな歪みへの対応が求められています。 


以下はリンクで



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駅前の夜に

2021年11月03日 18時00分13秒 | いろいろな出来事
雨はあがりましたね☆




3/5/2021
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菊の花が咲きますね🍀

2021年11月03日 17時22分24秒 | いろいろな出来事


11月ですね🍀
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説得の軽視」菅氏の政治姿勢のツケ>ふかいなかに

2021年11月03日 15時30分30秒 | 政治のこと
コラム【永田健の時代ななめ読み】


菅義偉政権が発足して間もない昨年10月、私はこのコラムで、菅首相の「『反対すれば飛ばす(左遷する)』という脅しで官僚を動かす」政治手法を批判した。「説得」で人を動かしてこそリーダーなのであり、説得の労を惜しんで安易に人事を使うのは指導者として横着な姿勢ではないか、という趣旨だった。 


1/17/2021

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏  

日本が新型コロナウイルス感染の第3波に襲われている今、菅政権の対応のまずさを分析すれば、「説得の軽視」という菅氏の政治姿勢のツケが随所に露呈しているように思える。    

◇    ◇  

感染第3波の拡大の要因はいくつもあるだろうが、「勝負の3週間」や年末年始の活動自粛の呼び掛けが不発に終わった経緯を見れば、「国民の行動様式を変えさせる」ことは想像以上に難しい、という実態が浮かび上がる。  そこで重要なのがリーダーの「言葉の力」だ。「コロナ慣れ」や「自粛疲れ」に陥りそうな国民に、情と理を尽くした言葉で呼び掛け、最適な行動を取るよう動かさなければならない。  

相手が官僚や与党の政治家なら「言うことをきかないなら飛ばすぞ」で動かすこともできるだろうが、国民を「飛ばす」など不可能だ。罰則にも限界がある以上、最も有効なのは「説得」なのである。しかし、菅氏のこれまでの会見を聞いても「人の心に届く言葉」が見当たらない。  

菅氏の発言録を読めば、飲食店への営業時間短縮強化要請に慎重だった東京都への恨み節がにじむ。しかしこれだって、菅氏自身が知事を説得して動かすこともできたはずだ。「自分の人事権が及ばない人間(国民や知事)は動かせない」のであれば、それが菅氏の限界ということになる。    

◇    ◇  

何も口のうまさが大事と言っているわけではない。行動で範を示してこそ、指導者の言葉も説得力を増すものだ。しかし菅氏がやったのはその逆である。  菅氏は昨年12月、都内のステーキ店を訪れ計8人で会食し、批判を浴びた。政府が「5人以上の会食は感染のリスクが高まるので控えて」と呼び掛けている最中の行動だった。  

失礼ながら、私がこの一件で連想したのは1970年代後半の流行語「なんちゃって」だ。若い読者に説明しておくが、真剣な表情で真面目なことを言った後に「なんちゃって」を付け加えることで、全てを無意味化するギャグである。  

この状況下で首相が「8人の会食」に出るのは「5人以上の会食は控えましょう…なんちゃって」とやったようなものだ。「自分は特別」という行動が、政府の大事なメッセージからどれほど説得力を奪うか、菅氏は会食の前に考えなかったのだろうか。    

◇    ◇  

コロナ感染拡大を受け、菅政権の支持率は急落している。「支持しない」の理由のトップは「首相に指導力がない」。この「指導力」には「説得する力」も含まれているはずだ。  

菅氏は年頭会見で、感染拡大防止のため「国、自治体、国民が同じ方向に向かって行動することが大事」と語った。同じ方向を向かせるのはリーダーの言葉だ。菅氏が一刻も早く「説得のできる首相」に自己改革するしかない。「飛ばすぞ」で国民は動かない。  (特別論説委員・永田健)


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