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「課金ゲー」と化す子供教育の実態 小学校の塾代だけで280万円…

2021年11月17日 20時00分38秒 | 受験のこと
大学進学が当たり前となる中、保護者たちが子供をなるべく早い段階から「よい学校」へ行かせようと、中学受験にお金をつぎ込み、高校、大学へと進学させる構図だ。


2021/11/17(水) 04:03:05

「課金ゲー」と化す子供教育の実態 小学校の塾代だけで280万円…家庭の経済力に大きく依存

「課金ゲー」と化す子供教育の実態 小学校の塾代だけで280万円…家庭の経済力に大きく依存

私立中学や国立中学への入学を目指す中学受験が熱を帯びる中、家庭の経済的な負担が増している。中学受験を決意すれば、小学校時代の塾通いだけでも280万円もかかるケースも珍しくない。




さらに私立大学進学を目指すとなれば卒業までには1500万円の教育費も覚悟せねばならず、高等教育には家庭の経済力が必須ともいえる状況だ。こうした中、政府は高校無償化の拡充など教育費支援策を打ち出しているが、所得制限があることへの批判も根強い。専門家からは安心して子育てできる社会作りを訴える声も高まっている。(SankeiBiz編集部)

■中学受験は「課金ゲー」

 「子供に『課金』して、クソ強いキャラに育てよーとして何が悪い」。中学受験をテーマにした高瀬志帆さんの漫画「二月の勝者-絶対合格の教室-」で、息子の塾通いの金銭負担に不満を漏らすゲーム好きの夫に対し、普段は温厚な妻が放った怒りの一言だ。

 中学受験をすると決めれば、志望校が難関校でなくても塾通いは必須。受験が近づいてくると通常の授業料に加え、夏休みや冬休み、週末の特別講習の料金も上積みされる。子供の学力を少しでも上げようと授業料を払う保護者の姿は、さながらゲームのキャラの強化のために課金するゲーマーのように思える。

 10月から日本テレビ系列で始まった同名のドラマでもこのシーンが放送されると、インターネット上では「うちも同じだけど、絶対合格とは言い切れない」「特別講習の案内のたびにポチっているうちに月に10万円以上引き落とされていた」と共感の声が広がった。

■大学進学で資金切れも

 中学受験にお金がかかるのは決してフィクションではない。受験情報サイト「中学図鑑」などを運営するファルボが昨年10月に発表した会員向けアンケートでは、中学受験をする小学6年生を持つ家庭が学習塾にかける費用は約120万~140万円。塾通いを小学4年から始めた場合、3年間で約280万円かかるともされている。塾と掛け持ちで家庭教師をつけるなどすれば「課金額」はさらに跳ね上がる。

 もちろん中学入学後の進路まで考えた場合、保護者の経済的な負担はさらに大きい。文部科学省の子供の学習費調査によると、私立中学校進学にかかる費用は授業料や学校納付金などだけで年間107万円。一般的には、中学から大学まで私立であれば、塾や予備校などの費用もあわせて1400万~1500万円はかかるとされている。

(中略)

■冷めない中学受験熱

 一方、高額の費用にもかかわらず、中学受験の浸透はじわじわと進んでいる。文科省の学校基本調査によると、全国の私立・国立中学に通う生徒は2020年段階で約27万人で、全体の8.4%。1980年代前半の3.5%から上昇基調が続く。東京都内に限れば私立・国立中学の生徒は約7万9000人で、全体の26%にのぼる。


 同時に大学生の数も増加傾向だ。全国の大学在籍者数は2020年時点で約292万人で、過去最高だった19年とほぼ同水準。このうち4分の3にあたる216万人が私立大学に通う。浮かび上がるのは、大学進学が当たり前となる中、保護者たちが子供をなるべく早い段階から「よい学校」へ行かせようと、中学受験にお金をつぎ込み、高校、大学へと進学させる構図だ。

 こうした中、政府は高校無償化の取り組みとして高等学校等就学支援金制度を拡充し、20年4月からは支援金が最高39万6000円に引き上げられた。

 ただ、支援金は課税所得が多い世帯は対象外だ。文科省は最高額の支援金が支給される世帯年収の目安として、740万円までという数字を公表。20年度になんらかの支援金を受け取ることができた高校生は全体の約4分の3、最高額支給の高校生は全体の14%だとしている。


(全文はこちら) 


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天皇陛下をお迎えした公園で

2021年11月17日 15時00分13秒 | いろいろな出来事
今の上皇陛下ですね

11/14/2021
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子どもがいる人ほど幸福度が低い」子育て期を過ぎてもその傾向が続く深刻な理由

2021年11月17日 14時01分38秒 | 社会のことなど

2021/11/17(水) 11:19:33



「子どもがいる人ほど幸福度が低い」子育て期を過ぎてもその傾向が続く深刻な理由

 子どもがいる人のほうが、そうでない人に比べて幸福度が低いことが拓殖大学准教授の佐藤一磨さんの研究で明らかになった。

 その傾向は子育て期を過ぎ、親が高齢期にさしかかっても続くという――。

■子どもがいる人ほど幸福度が低いという現実

 子どもの存在は、親の幸せにどのような影響を及ぼすのか。

 この問いはこれまで日本を含め、世界のさまざまな国で検証されてきました。

 子どもは親にとってかけがえのない存在であり、人生においてさまざまな喜び・生きがいをもたらします。

 このため、直感的には子どもがいる人ほど、幸福度が高くなっていそうです。



■親が高齢期になると、子どもの影響は好転する可能性がある  

子どもがいる人ほど幸福度が低い現実については、以前の記事「『子どものいる女性のほうが、幸福度が低い』少子化が加速するシンプルな理由」でも詳しく紹介しました。  

反響が大きく、中には「子育ての渦中は大変だけれど、人生の総括をするような時期にどうなっているかが大切だと思う」といった感想もありました。では、高齢期にさしかかったときに、子がいるかどうかは幸福度にどのような影響をもたらすのでしょうか。 


当然、子育てに伴う金銭的・時間的・肉体的な負担は、子どもの成長とともに変化します。  

子どもが小さいときは時間的・肉体的な負担のウエートが大きく、ある程度成長すると今度は金銭的な負担のウエートが大きくなります。そして、子どもが働きだしたタイミングで子育てが一段落つき、さまざまな負担から解放されることになります。 

 その後、親が高齢になると、今度は逆に子どもから親へさまざまな支援が行われる場合があります。 

 支援には金銭的なものもあれば、普段生活する上での手助けや家庭での介護も含まれます。これ以外にも、子どもの存在が孤立を防ぎ、社会の人々と交流するための重要な役割を果たすとも指摘されています(※1)。

  以上から明らかなとおり、親が高齢になると子育てに伴う負担が減少すると同時に、子どもからの支援が期待できるようになるわけです。 

 これは、「子どもの存在が高齢の親の幸福度により大きなプラスの効果をもたらす可能性がある」ことを意味します。


  はたして実態はどうなのでしょうか。  

※1 Huijts, T., Kraaykamp, G., & Subramanian, S. V. (2013). Childlessness and psychological well-being in context: A multilevel study on 24 European countries. European Sociological Review, 29(1), 32‐47.及びDykstra, P. A. (2009). Older adult loneliness: Myths and realities. European Journal of Ageing, 6(2),90‐101. 

■子どもの存在は高齢の親でも生活満足度を低下させる 

 図表1は、60歳以上の子どものいる既婚者と子どものいない既婚者の幸せの度合いを比較したものです。 

 なお、図表1では幸せの指標として、生活満足度を用いています。生活満足度とは、生活全般の満足度を0から10の11段階で計測したものであり、幸福度と並び、幸せの指標として多くの学術的研究で使われています。 

 この図のメッセージはシンプルです。  

それは、「日本では男女とも、子どものいる高齢既婚者の生活満足度のほうが低い」ということです(この結果は、統計的な手法を用いて年齢、健康、夫婦それぞれの学歴・就業状態、世帯所得の影響を考慮しても変わりません)。


  もちろん、子どもによる生活満足度へのマイナスの影響は、現役世代の場合よりも小さくなっています。ただ、マイナスの影響を持つ点は依然として変わりません。子どもの存在が高齢者の生活満足度の向上につながっているとは言い難い状況です。 

 高齢期においても子どもの存在が生活満足度を押し下げるというこの結果は、かなり衝撃的です。

 子育て期ならまだしも、なぜ子育てが終わった時期でも依然として子どもの存在が生活満足度を押し下げているのでしょうか。

  この原因が気になるところですが、これには2つの可能性が考えられます。



(以下略、続きはソースでご確認下さい)

President Online 11/16(火) 11:16 



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欅坂46も立憲民主党議員も…「ナチスをもてあそぶ日本人」にドイツ人がドン引きする理由

2021年11月17日 13時00分25秒 | 歴史的なできごと
ドイツ刑法130条「民衆扇動罪」では、「アウシュヴィッツのユダヤ人大虐殺などなかった」「虐殺されたユダヤ人の数はもっと少なかった」といった類の発言をはじめ、ヒトラーやナチスドイツを礼賛する言動が禁止されており、違反すると禁固刑に処せられる可能性があります。

欅坂46も立憲民主党議員も…「ナチスをもてあそぶ日本人」にドイツ人がドン引きする理由


11/17/2021
先月、ハーケンクロイツを掲げ、ナチスの軍服を着たホストが接客する大阪のホストクラブが話題になりました。現代の国際感覚とあまりにもズレた事件のため、日本だけでなくポーランドや海外のメディアもこの問題を取り上げました。 

【写真】この記事の写真を見る(3枚)  

また、先月15日には立憲民主党の衆議院議員である桜井周氏の演説会で、会場にいた支持者たちが「右手を胸元から右斜め上へと一斉に突き上げた」ことが問題視されました。アドルフ・ヒトラーを称える「ナチス式敬礼」に似ていると批判が相次ぎ、桜井氏は最終的に「集会における不適切な行動があった」として謝罪しています。 

 4カ月前の7月には東京オリンピック開会式・閉会式のショーディレクターを務める小林賢太郎氏のお笑いコンビ「ラーメンズ」が、過去にナチスによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)をネタにしたコント動画が拡散。こちらも批判を集め、同氏はショーディレクターを解任されました。 

 日本では、なぜ「ナチスのモノマネを気軽にしてしまう人」が後を絶たないのでしょうか。


デリカシーのない日本人の発言の数々


 筆者はドイツ人の父親と日本人の母親の間に生まれ、ミュンヘンで育ちました。日本に来てから約20年。思い返してみると、来たばかりの頃、「日本とドイツのハーフ」であることを伝えると、よくこうリアクションされたものです。 「日独ですか。日独といえば、日独伊三国同盟ですね!」と。その後、発言者の多くが決まって「わっはっは」と大爆笑するのでした。

 「日独伊三国同盟」は筆者ももちろん知っています。しかしなぜ自己紹介の際、それを持ち出すのか不思議でなりませんでした。というのも、ドイツでは「ナチス政権時代に日本・ドイツ・イタリアが同盟を結んでいたことを喜ばしく思うような発言」はタブーだからです。 

 この発言者の多くは高齢者でした。現在では戦争や同盟のことをあまり知らない人が増えたせいか、同じようなリアクションはだいぶ少なくなりました。



一方で現在は、ドイツ人を前にして「(第二次世界大戦中の)ドイツ人は悪くなかったと思う」と発言する日本人に遭遇することがあります。また、「ドイツ人は、ユダヤ系の人を見ると、やはりドキッとしますか?」などと聞かれることもあります。きっと悪気はないのだろうけど、どちらも不用意な発言だな、と思います。


 前者の発言についてはかばっているつもりかもしれませんが、ドイツ人はそう捉えません。また、後者については、「ドイツ人VSユダヤ系」という視点がそもそも問題です。なぜならドイツにはユダヤ系ドイツ人も多くいるからです。目の前のドイツ人がユダヤ系かもしれない事実に対して、無知であることに危うさを感じます。


ドイツで「ヒトラーを褒めたら」どうなる?


 ヒトラーは世界を第二次世界大戦へと導き、数百万人のユダヤ人に対する虐殺、いわゆる「ホロコースト」を行いました。ドイツ人にはその事実から目を背けてはいけない、ナチス思想は絶対に擁護してはいけないという共通認識があります。

 法律でもそれは厳しく制限されています。ドイツ刑法130条「民衆扇動罪」では、「アウシュヴィッツのユダヤ人大虐殺などなかった」「虐殺されたユダヤ人の数はもっと少なかった」といった類の発言をはじめ、ヒトラーやナチスドイツを礼賛する言動が禁止されており、違反すると禁固刑に処せられる可能性があります。

 また、ドイツ・非ドイツ人を問わず、国内でハーケンクロイツを見せたり、ナチス式の敬礼をすることも禁止されています。2017年にはベルリンの連邦議会議事堂前でナチス式敬礼をした中国人観光客2名が現地警察に逮捕されました。

 ナチス思想の復活を防ぐため、ドイツの外務省も1月27日の「国際ホロコースト記念日」では犠牲者の追悼をするとともに、「二度とこのような犯罪を起こしてはならない」と発信し続けています。

 先月10月18日は「ユダヤ人の絶滅収容所への移送開始」からちょうど80年の節目の日。この日、ドイツのシュタインマイヤー連邦大統領はベルリン・グルーネヴァルト駅で行われた追悼式に出席し、「反ユダヤ主義が我々の社会で再び許容されることは決してあってはならない」と述べました。東京のドイツ大使館も翌日に追悼式の様子をツイートしています。

80年前の昨日、ナチス・ドイツは、ゲットーそして絶滅収容所へのユダヤ人移送を開始しました。


 昨日、ベルリン・グルーネヴァルト駅「17番線」で行われた追悼式においてシュタインマイヤー大統領は「反ユダヤ主義が我々の社会で再び許容されることは決してあってはならない」と述べました。 pic.twitter.com/pyC4JMs2oN

— ドイツ大使館🇩🇪 (@GermanyinJapan) October 19, 2021 




ナチスドイツの犯罪行為について、日本では「ドイツ人は過去を気にしすぎる」「ナチスを称賛するだけで逮捕されるだなんて、ドイツには言論の自由がないのか」などの意見を聞くこともあります

 前述の小林賢太郎氏の騒動では、ある日本の著名人が「コントの文脈を見ずに解任するのはどうかと思う」などと彼に同情を寄せていたぐらいです。


 でも筆者は、この意見には賛同できません。たとえば、広島と長崎の被爆者をネタに外国人がコントをしたら、日本人はどう思うでしょうか? もし13歳で北朝鮮に拉致された横田めぐみさんについて外国人がそれを元に笑い話を創作したら、日本人はどう思うでしょうか? 趣味の悪いジョークとして批難を集めることは必至です。


日本とドイツ、教育の違い

 ドイツでは子どもの教育の場でも、ナチスの失敗を学べるよう徹底されています。例えば、『あのころはフリードリヒがいた』はドイツで教育を受けた人なら誰もが知っている本です。

 『あのころはフリードリヒがた』岩波書店
 この本は子どもの立場で描かれています。主要登場人物は、ヒトラーが政権を握る前から同じ集合住宅に住んでいたユダヤ人の男の子「フリードリヒ」とドイツ人の「ぼく」。

 家族ぐるみの付き合いがあり、互いの家に遊びに行ったり、休みの日に一緒にプールで遊ぶなど子どもらしい日常が綴られています。しかし、そんな日常が少しずつですが、確実に悪化していきます。

 仲良くしていたはずの隣人から突然冷たくあしらわれたり、通っていたプールの管理人から「汚いユダヤ人が! 二度とプールに来るな!」などの罵声をあびせられたり。最終的には、集合住宅の管理人のせいで防空壕に入れなかったフリードリヒは、空爆によってその短い命を失います。

 本では最初から最後まで一貫して、「普通の市井の人々」があたかも自然の流れかのように加害者になっていく様が描かれてます。筆者も子どもの頃に読みましたが、今も忘れられない一冊です

 日本では戦争の加害者性を見つめるような教育がなされません。小中学校で読まれる本の中には日本人が被害者として描かれた本が多く(もちろんそれも大切な視点ですが)、「日本人よって苦しめられた人々」の話を子どもたちが知ることができる機会が少ないことが気になります。


あのころはフリードリヒがいた』を読み、学校の授業の一環で街の近くにある強制収容所跡地に出かけるといった教育を受けてきたドイツ人にとって、「ホロコーストをジョークにする」というのはありえないことであり、ナチスドイツによって多大な被害を受けたドイツ近隣諸国の人たちにとっても、それはまたありえないことなのです。

今も「ナチス思想を監視する団体」とは?

 前述の小林賢太郎氏のコントが発覚したときも、2016年にアイドルグループ「欅坂46」がライブでナチスの軍服に酷似した衣装を着たときも、アメリカのユダヤ人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」が即座に謝罪を求めました。後日、両者ともに謝罪しています。

 この団体に対して日本の中には、「なぜ過去のことを問題視するのか」「なぜ外国のことまで口出しするのか」といった声があります。そうした意見を持つ人々は、この団体が生まれた背景を知らないにちがいありません。


 ホロコースト当時の記録保存や、世界の反ユダヤ主義の監視を行うのが団体の目的です。設立者のサイモン・ヴィーゼンタール氏の活動の原動力はとても悲しいものでした。

 戦後に生まれた彼の一人娘・ポーリーンが小学生だった1950年代のこと。学校から帰ってきた彼女は父親のヴィーゼンタールに尋ねました。
「お父さん、同じクラスの子達にはみんな、おじいちゃんやおばあちゃん、おじさんやおばさんがいるのだけれど、どうして私には、親戚がいないの?

 父親はこの質問に答えることができず号泣してしまいます。この娘の言葉をきっかけに、一生をかけて加害者への責任を追及していくことを改めて決断したといいます。



いまだ解消されぬ日本とドイツ「価値観のズレ」

 筆者は日本が大好きですが、「ホロコースト」に対する価値観のズレについては時折驚くことがあるのも事実です。あれは忘れもしない2014年の年明け。近所を散策中、コンビニに行ったら、『眠れなくなるほど面白いヒトラーの真実』というタイトルの本が目に留まりました。嫌な予感とともにページをめくると、出るわ出るわ「ナチスへの称賛」が。

 内容をかいつまんで紹介すると、「ヒトラーは色々と問題視されがちだけど、素晴らしいところもあった」というものでした。彼の経済政策や、少子化対策を褒め称えているわけですが、そもそもそれらは戦争を目的としたものでした。にもかかわらず、本でそのことには一切触れていません。

 さらに許しがたいのは、ナチス政権のユダヤ人虐殺が実際には計画的なものであったにもかかわらず、本ではそのことに触れず、「ドイツからユダヤ人を追放したい」という考えがエスカレートした結果、偶発的に起きたものであったかのように書かれていたことです。幸い、この本はドイツやイスラエルなど各方面から抗議があったため発売後に早々と回収されました。


 残念なことに、こうした歴史があるにも関わらず、いまだナチスを軽く扱う日本人が絶えません。ホロコーストについて「昔のことだから、もういいじゃないか」と言う人にはこう問いたいです。もし被爆者や拉致被害者について同じように言われたら、どう思いますか。





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『結婚は損か?』  増え続ける「生涯独身男性」、お金の面では勝ち組か?

2021年11月17日 09時01分36秒 | 女と男のこと

■2030年、結婚をしない男性が3人に1人に

少子化は日本において重大な問題ですが、その要因のひとつになっているのが未婚化です。

直近の国勢調査では、男性の生涯未婚率(=50歳になった時点で一度も結婚をしたことがない人の割合)は24.2%、女性は14.9%。
さらに2030年には、男性で29.5%、女性で22.5%まで上昇すると推測されています。
「日本の50歳男性の約3人に1人は、一度も結婚を経験していない」という状況になるのです(図表1)。


(中略)

■生涯独身の男性の暮らしぶりとは?
では独身生活とは、どのようなものなのでしょうか。総務省『2020年家計調査(家計収支編)』から単身世帯の暮らしを見ていきましょう。

独身男性の「平均給与」は36万8034円。34歳以下平均は35万7293円で、35~59歳では41万7110円。
額面35万円だとすると、手取り額は27万5000円ほど、額面41万円ほどだと、手取り額は32万円ほどになります。

まず消費の傾向もみていきましょう。生活費など、消費支出の平均は16万6955円。
34歳以下は15万2325円で、35~59歳では17万5279円。食費の割合(エンゲル係数)は、26.8%。34歳以下平均は26.5%で、35~59歳では27.1%。

34歳以下は「肉類」が1773円で「魚介類」が730円に対し、35~59歳は「肉類」1752円で「魚介類」が1497円。
そして34歳以下は「野菜」に1434円に対し、35~59歳では2413円、「果物」の消費も倍になっています。

年とともに肉派から魚派となり、野菜も多く摂取。年齢とともに健康に気を付けた食生活をおくるようになります。

しかし「酒類」は34歳以下で1464円、35~59歳で3941円。
単純に量が増えているのか、それとも量は増えずに高級志向になっているのか。これだけでは分かりませんが、酒の購入額は年齢共に増えています。

またレジャーなどを含む「教育娯楽関係費」は、34歳以下で2万5689円、35~59歳で1万8210円。若い人のほうが遊びにお金を使っています。
一方で35~59歳は、「交際費」に9627円(34歳以下は5318円)、「贈与金」に2429円(35歳以下は415円)、

「仕送り金」に6013円(35歳以下は3844円)と、人付き合いにお金を掛ける傾向があり、甥や姪などにこづかいや親への仕送りでしょうか、贈与金や仕送り金が増えています。

さらに資産形成についても見ていきます。

年齢があがると手取り額も増えていきますが、「黒字額」は34歳以下で14万8052円、35~59歳で16万1242円。

増えたら増えた分だけ使うわけではなく、その分、貯蓄などにも回す、という堅実な独身男性の姿が垣間見れます。

「預貯金純増額」は、34歳以下で13万8670円、35~59歳で11万176円。「有価証券購入費」は、34歳以下で2786円、35~59歳で2万7403円。

34歳以下では黒字となった分をそのまま預貯金に回しがちですが、35歳以降は勉強もしたのでしょう、預貯金だけでなく投資も積極的に行っています。
独身男性の資産形成の傾向が見てとることができます。

月に15万円程度ずつ資産が増えていけば、20年で3000万円を超える資産となります。

現在、会社員だった人がもらえる公的年金の平均は約14万5000円程度。それを加味すると、老後、一人生きていくには十分過ぎる資産だといえます。

あくまでも平均値ではありますが、人生の三大支出のうち「教育」に関する支出はないのですから、悠々自適に生きていけるうえに、
将来を見越した資産形成においても、独身のアドバンテージは非常に大きなものがあります。結婚という形に幸せを求めなければ、安心して老後を迎えることができるといえそうです。

(全文はソースにて)



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