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高齢者は危ないからクルマに乗るな」「老人は免許を返納しろ」という世間の風潮に現役医師(63)が反発する“納得の理由”

2023年07月02日 23時03分47秒 | 社会のことなど
「高齢者は危ないからクルマに乗るな」「老人は免許を返納しろ」という世間の風潮に現役医師(63)が反発する“納得の理由”(文春オンライン) - Yahoo!ニュース 




高齢者は危ないからクルマに乗るな」「老人は免許を返納しろ」という世間の風潮に現役医師(63)が反発する“納得の理由”
6/30(金) 6:12配信
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現役医師が明かす「手術を失敗しても大丈夫だな」と思われるかもしれない患者の“ある行動”  から続く 

【写真】この記事の写真を見る(2枚) 

 超高齢化社会にありながら、年齢だけを理由に高齢者を厄介者扱いする意見も少なくない。そう指摘するのは、精神科医の和田秀樹氏だ。なかでも、最もありえないのが「免許返納」に関する一連の反応だという。はたして、同氏がそのように訴えるのはなぜなのか。

  ここでは、和田氏の著書『 わたしの100歳地図 』(主婦の友社)の一部を抜粋。免許返納問題に関する主張を紹介する。(全2回の2回目/ 前編 を読む) 

◆◆◆


お仕着せの免許返納はありえない



 運転免許も超高齢社会だからこそ大切に考えたい権利の一つです。  

団塊世代を中心とする70代、80代の人たちは、現役時代には一生懸命に働き、間違いなく日本の高度経済成長を支えてきた世代にもかかわらず、世間では、高齢者というだけで厄介者として

「福祉や医療を圧迫する」「税金、年金をつぶす」というような言われ方をされています。あげくの果てに高齢者の運転は危険だと決めつけられて、

「危ないからクルマに乗るな」「免許を返納しろ」など、そこまで言われても反論せずに、国や家族の言いなりになっておとなしく暮らしているようにわたしには見えています。 

 自分事として、これから70歳、さらには80歳の壁も破って暮らしていくなかで、確かに免許の返納は考えなければならないと思っていますが、わたしが多くのメディアでさんざんお伝えしてきたとおり、日本の高齢者がさまざまな自粛を強いられているなかで、最もありえないと思っていることの一つが、この「運転免許の返納」なのです。テレビのニュースや新聞の記事で、高齢者ドライバーの事故が取り上げられるとき、事故原因の多くにアクセルとブレーキの踏み間違いを耳にする機会は皆さんも多いことと思いますが、世間の目は「高齢者」「踏み間違え」というだけで、認知機能や運動機能の低下によるものと決めつけて、高齢者の運転は危険であるということが刷り込まれています。これが、運転免許を自主返納する動きへとつながっているような気がしてなりません。

さらに、国では70歳以上のドライバーに対して、免許証更新の前に「高齢者講習」を受けさせ、75歳以上になると高齢者講習のほかに「認知機能検査」の受検も義務づけています。なぜ、75歳以上だけが検査を受けなければならないのか。ドライバー全員に検査を受けさせるのならわかりますが、高齢者だけに義務づけるのは年齢差別であり、高齢者いじめともとらえられかねません。これではまるで、高齢者は認知機能が低下しているのだからさっさと免許を返納しなさいと言っているようなものです。


高齢者ばかりがやり玉に
 実際に警察庁が定期的に発表しているデータ「令和4年中の交通事故の発生状況」から、「原付以上(自動車、自動二輪車および原動機付自転車)運転者の年齢層別免許保有者10万人当たりの交通事故件数」を見てみると、16~19歳が1039・2件と圧倒的に多く、次いで20~24歳が597・2件、この次に85歳以上が498・4件とくるのですが、このように若い世代に事故が多いことがわかっていても、世間の目は高齢者に冷たいのです。 

 確かに、高齢になると、動体視力や反射神経が衰えてくるため、ペダルの踏み間違いによる事故が増える傾向にありますが、このような事故は高齢者に限らず、すべての世代で起こりうる事故ですし、実際に起きています。 

 年老いた親の運転免許証を返納するよう、息子や娘が説得する姿が美談のように語られていますが、わたしにはとても違和感があります。免許証返納による親が抱えるリスクについて考えたことはあるのでしょうか。


免許証返納が認知症を招く

 都心部に住んでいる場合は、クルマを使わなくても生活に支障はきたさないかもしれませんが、地方に住み、スーパーやコンビニに行くにもクルマが必要な人が運転免許証を返納し、引きこもってしまえば、外出の機会を失い、活動量が激減するため、わずか数年で要介護状態になったり、認知症となったりする危険性が高まります。筑波大学の調査では、高齢者全員に免許証を返納させたら、要介護率は約2・2倍に増えるということが報告されており、むしろこちらのほうが問題です。

もちろん、ご自身の身体機能や脳機能に合わせての判断は必要で、さらには自分からもう運転はしたくないということであれば返納していいと思いますが、単なる年齢で切り捨てるような考え方ではなく、まだ十分に運転ができるのであれば75 歳を過ぎたからといって免許証の返納を考える必要はなく、逆に免許証を返納することで生活に支障をきたし、死活問題にもなるという人であれば、返納するべきではないということです。
はっきりと自分の権利を主張し、我慢を強いられる世の中を変えていくべき
 早急にすべきなのは、免許証返納よりもアクセルとブレーキの踏み間違いを防止するような機能をもつ安全に運転できる自動車の普及や自動運転の開発、そして子どもや高齢者をはじめとした交通弱者が安全に通行できる交通インフラの整備など、ハードとインフラ両方の安全面を社会全体でサポートしていく、そのような体制を整えることではないでしょうか。  家族に言われたからとか、周りが免許証を返納するからといった理由で自分も免許証を返納するのではなく、はっきりと自分の権利を主張し、わたしたち自身の手で我慢を強いられる世の中を変えていくべきなのです。
和田 秀樹/Webオリジナル(外部転載)




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ゴルゴ13、ギネス世界記録に認定「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」

2023年07月02日 17時03分27秒 | 文化と芸能
2021/7/8

単行本の201巻が5日、リイド社から発売された、さいとう・たかを氏(84)の劇画「ゴルゴ13」が「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」のカテゴリーでギネス世界記録に認定された。

8日、さいとう・プロダクションが発表した。同カテゴリーで16年にギネス世界記録に認定された、秋本治氏の漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(集英社)の200巻を上回った。1968年(昭43)の連載開始から53年での快挙で認定日は5日。 


【写真】ギネス世界記録の盾を受け取る「ゴルゴ13」作者のさいとう・たかを氏 


「ゴルゴ13」は、国籍不明の超A級のスナイパー「ゴルゴ13」ことデューク・東郷の活躍を描く劇画作品で、68年11月29日発売の「ビッグコミック」(小学館)新年号から連載を開始し、今年で54年目を迎える。制作過程を分業制にし、これまで延べ50人以上の脚本家がシナリオに協力。その時々の"今"を切り取ったリアリティーを追求した作品作りに取り組んでいる。


現在も「ビッグコミック」で連載中で、ストーリーは600話超、

「ゴルゴ13」シリーズの累積発行部数は3億部を超えている。 さいとう氏はコメントを発表した。


「『ゴルゴ13』は昭和43年、まだ子供向けの漫画が主流だった時に、編集部から『大人が読むに耐えられる主人公で作品を作って欲しい』と言われて連載が始まりました。連載開始時に最終回のコマ割りまで考えていて、

当初は10話で終わるつもりだったゴルゴが、気がつけば10年たち20年たち、50周年の時に結構長く続けたなと思っていたら、201巻でギネス世界記録認定と言われ、正直驚いております。


これもひとえに、スタッフの皆さん、出版関係者の方々、そして何よりも、ゴルゴをいつも楽しみにしてくれている読者の皆さんの存在あってこその記録です。感謝しかありません。

これからも、続けられる限り、体力が持つ限り描き続けたいです。『ゴルゴ13』は私の作品であると同時に、読者のものでもありますからね。いつも待ってくれている読者のために、1話1話ひとつずつやっていきたいと思います。」

 201巻の発売とギネス世界記録到達を記念して、「ゴルゴ13 201巻世界記録到達記念!特設サイト」を開設。さいとう・たかをに所縁のある漫画家からのお祝いコメントの他、今読むべき!

「厳選した名作エピソード」の無料配信などを掲載している。

無料配信中の名作エピソードは以下の通り 

・高難度狙撃でパンデミックを食い止めろ!「高度1万メートルのエピデミック」 

・これぞプロフェッショナルの仕事術!「死闘ダイヤ・カット・ダイヤ」

・ゴルゴで歴史や社会情勢を学ぶ!「恐慌前夜」




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コロナ不況でAV業界へ進むと決めた、22歳女性の「本音

2023年07月02日 03時03分48秒 | 女と男のこと
新型コロナウイルスの感染拡大によって、大打撃を被っているのが夜の歓楽街で働く女性たちだ。日銭で暮らす女性も少なくない業界で、20代のあるホステスは「今月しのげても、来月は不透明」だと嘆く。



5・6・2020

元モー娘。福田明日香が心機一転挑む「衝撃写真集」の中身

東京と同様、ここ大阪でも歓楽街でのクラスター発生が噂されると客足が瞬く間に遠のいた。収入が不安定となって、3月以降は散々な状況だという。

◆「私では無理でしょうか?」

接客業の経済的な損失がクローズアップされる中で、いま応募が殺到している業界がある。

「ホンマ急にですよ……。うちの事務所への電話が急に増えたのが2月中頃からですね。3月になると件数もぐっと増えて、毎日面接です。最近だと1日3人面接したりするんで…。

普段は多くても週に3、4人。少ないと1人だから、何倍に増えたかも分からない人数ですわ」

こう語るのは、大阪でAVプロダクションを経営する代表者。いま、水商売をやめてAV業界に足を踏み入れようとする夜の女性が急増中、とのことだ。
 


大きな契機となったのが、3月31日、大阪府の吉村洋文知事がナイトクラブやバーをはじめとする接客業への利用の自粛要請を出したこと。それまではひっそりと営業を続けていた接客業界で雲行きが一変、北新地やミナミのクラブやラウンジ、キャバクラなどが相次いで常連客に休業を通達した。

当然、そこで働いていたキャストも「休業状態」となるわけだが、彼女たちも食べていくために働かなければならない。そこで、少なからぬ女性が、AV業界の門戸を叩きはじめた、というわけだ。なぜか。前出の代表者がこう続ける。

「キャバ嬢やってて勘のいい子は、2月の段階でさらに景気が悪化すると予想して“パパ活”をしていました。出勤制限された3月以降は直引き(お店の常連客等に直接連絡をして、外で会っておカネをもらうこと)する子が増えて、その流れに乗り遅れた子がライブ配信などの仕組みをつかって小遣い稼ぎしてます。

ところが、お客となる男性がみんな外を出歩くことさえやめてしまった。そこで、彼女たちがうちの業界に流れ込んできているんです。いま面接に来る子でもっとも多いのが、もともと風俗をやってた子たち。次にキャバクラなどの水商売で、その次が会社勤めです」

AV業界と聞くと、スカウトマンが街中で声をかけて出演交渉する……というイメージがあるが、この会社は、これまで求人広告のみでAV嬢を誕生させてきた。夜のお店に置いてある求人広告誌などに広告を出して、女性を募集する、というスタイル。言ってみれば様々な理由や事情から決断して、「自発的にAV嬢になろう」という女のコたちが集まっているプロダクションだ。

「宣伝カーでお馴染みの求人誌『バニラ』に広告を載せると、下は18~28歳の女のコから電話が来ます。老舗求人誌『ビガー』は40代や50代の人妻がメイン。普段だと人妻からの応募も多いんですが、今は人妻系のほうは応募がほとんどない。自粛要請が広がって旦那の自宅勤務が増えたので、外に出にくいんでしょうかね」

そんななか、4月上旬、AV業界への道を進むことにした女性がいる。

「前から興味があったんです。彼氏とも別れたし、収入も減ったので、よく考え抜いた末、挑戦してみようと思って連絡してみました」

と、応募した動機を語るこの女性。まだ芸名すら決まっていないので、文中では仮名でユナさん(22)と呼ぶ。現在はデリヘル嬢だが、前述のようにコロナ禍以降収入が激減したことがきっかけで、自分がいまやるべきこと、挑戦したいことを真剣に考えたという。淡々と心境を語り始めた。

「勤務してるデリヘルの常連のお客さんは、自宅へ呼ぶ人が多いので、箱系のお店(店舗型風俗店や、ホテルに呼ぶ形式のお店)よりはマシやけど、それでもお客さんが半減している状態です。

正直、いまのような状況だと、まったく稼げない。生活が成り立ちません。それに、いまはどんなお客さんが来るか分からないじゃないですか。それもすごく怖いなって思って。AVの場合、男優さんはじめ、しっかりとした人がいるというイメージがあります。その辺が安心できるかなと思っています。

厳しい世界でしょうし、そんなに簡単にうまくいかないことはわかっています。でも、世間からは暗い話ばかり聞こえてくるので、いまは期待のほうを大きく持っておきたいです」

学生時代はキャバクラの体験入店もしたが、同僚ホステスとの関係性に悩み、正式に勤務するまでには至らず。大学を中退した後、たどり着いたのがデリヘルだった。これまで約1年半勤務した。好んでこの仕事をやっているかと問われれば答えに悩むが、すくなくとも普通の仕事よりおカネが稼げるのはこの仕事の利点の一つだ、という。

ところがコロナによって経験したことのない“不況”となり、新たな道を真剣に考えた結果…というわけだ。彼女によると、友人の風俗嬢たちの生活もコロナによって軒並み一変したという。

「“箱”で働いている大学生の友達たちは、お客さんが激減していて、8時間お店に拘束されても収入が1万円ぐらいになったと言ってました。おカネが稼げるからこの仕事をやっているのに、アホらしくなって、いまは風俗の仕事には行かずに普通のバイトばかりしていると言ってます。

キャバ嬢の友達だと、出勤制限がかかっているから直でお客さんと会って、その時におカネをもらって生計を立てています。感染リスクは当然あるのでみんな怖いと思ってますけど、働かないと稼げないので…。

あと、不況になって職がなくて、最後の手段として風俗店などで働かなきゃいけない子がいるのも知っています。それは問題だと思いますが、私の場合、他の選択肢もあるなかで、この道に進んで頑張ると決めたので」

コロナの影響で収入が減ったり、働き先がなくなった結果、やむを得ずこれまでとは別の選択肢を採らざるを得なくなる人もいる。それは社会問題としてとらえ、対策も講じられるべきだろう。

一方ユナさんの場合、「自分はそういうケースではない」という。とはいえAVの世界にも特有の厳しさがあり、簡単に稼げるようになるわけではない。

さらに、AV業界にも自粛の余波が訪れており、現在は撮影がすべて止まっているというのだ。緊急事態宣言が出た以降もしばらくは撮影やオーディションも続行していたが、4月13日をもってすべて休止になったという。前出のプロダクション代表者が言う。

「うちに所属する子の何人かは4月中の撮影が決まっていたのに、早い段階ですべて休止になった。現場の人間やうちの子も続行を望んでいたのに、撮影がなくなったんです。聞くと、早々と男優たちが『この時期は、撮影はやめておいたほうがいい』と決断したからだとか。

もちろん正しいことだと理解できますが、稼げないとわかると女の子がいなくなるのがこの業界。オーディションまでストップしたら、業界の勢いが一気になくなると懸念しています」(前出・代表者)

ユナさんもプロダクションの面接には受かったが、「プロダクション所属」という肩書があるだけで、現状、撮影日もなにも決まっていないという。

大きな決断を下した彼女だが、彼女が思い描くような未来が待っているだろうか。
 
 
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