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「持ち家VS賃貸」論争、データを見れば結論は出ている

2024年12月31日 20時03分48秒 | 不動産と住環境のこと

 住宅情報サイトだけでなく、様々なウェブサイトで不動産関連の鉄板記事となっているのが「持ち家か賃貸か」という議論だ。


11/13/2022

しかし多くの記事は結局、結論を出さないまま、読者に判断を任せて終わるものが多いように思う。
しかし筆者が統計データを分析した結果、結論は明白だ。世の中の実態を見れば、持ち家に軍配が上がる。

 今回は、なぜ賃貸よりも持ち家のほうが優れているのかを考えてみたい。

* * *

 持ち家と賃貸のどちらが優れているかを考えるときに、よくいわれるのは以下のような点だ。

・前提条件をどうするかによって結果が大きく異なるので、持ち家と賃貸のどちらが経済的に得かは断言できない
・持ち家にも賃貸にも、それぞれメリットとデメリットがあるので、一概にどちらがよいとは言えない
・コストだけではなく、将来の暮らし方など、ライフスタイルによって、持ち家か賃貸かを選ぶべきである

 さらに、経済合理性を前面に出して、「利便性が高く資産性が維持されやすい都心の新築マンションを10年ごとに買い替えるのがよい」という意見や、
「自宅は購入せず、同じ金額を借りて投資用物件を購入して賃貸に住むのがよい」といった意見もある。

 これらの意見には一定の合理性があり、もっともだとも思うが、実際にこうした選択が可能なほどの収入や信用力、資産運用能力・経営能力がある人は多いとは言えず、一般的な選択肢とはなりにくい。

 ここで持ち家と賃貸について、一般的にいわれていることを整理しておこう。

 持ち家は、

・住宅ローン完済後の住居費が抑えられる
・資産価値は場合によって大きく下がることもあれば、一定の資産となる場合もある
・賃貸のように簡単には引っ越しできない

 賃貸は、

・高齢になるほど借りにくく、家賃をずっと払い続ける必要がある
・多額のローンを抱えているという心理的不安はないが、資産としては残らない
・収入や家族状況等に応じて自由に引っ越しができる

 では、持ち家のほうが優れていると私が考えるのはなぜか。それは、論理的に導き出すよりも、世の中の実態を見ればすぐに明らかになる。
これは経済学で「足による投票」と呼ばれているもので、人々の行動結果が競争の結果であり、合理的な選択だと判断できる、というものである。

 2018年の住宅・土地統計調査(以下「住調」という)によれば、持ち家率は全年齢対象で61%だが、当然、年齢によって大きく違う。
20歳代:6.4%、30歳代:35.7%、40歳代:57.6%、50歳代:67.6%、60歳以上:79.8%となっており、年齢の上昇とともに持ち家率は上がっていく。

 そして、国立社会保障・人口問題研究所が16年に実施した第8回人口移動調査によれば、
5年前の居住地が現住地と異なる人の割合は、25-34歳では50%を超える。
これは毎年約10%の人が引っ越していることを意味するが、年齢が高くなると急激に低下。45歳では20%を下回り、引っ越し率は年率で4%未満になる。

 この結果を素直に判断すれば、世の中の人々は持ち家を選択する人が圧倒的に多く、中高年になればほとんど引っ越さなくなる、ということになる。
世の中の人々の行動の結果では、持ち家vs賃貸論争は、持ち家派の勝利という結果になっているのである。

(以下略、全文はソースにて)


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日の光が暖かい、白黒のヤギと

2024年12月31日 16時33分45秒 | 日々の出来事



今日は、かなり暖かくなりました
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新型コロナワクチン接種率わずか2% “定期接種”で高齢者中心に10月からスタートも…

2024年12月31日 13時03分18秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス
■「コロナが流行していないから」「有料だから」

もうなくても、大丈夫


新型コロナワクチン接種率わずか2% “定期接種”で高齢者中心に10月からスタートも… 名古屋市の担当者「接種疲れか」【大石邦彦が聞く】
12/31(火) 7:02配信




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CBCテレビ
CBCテレビ


国民の8割が接種した新型コロナワクチン。今は「定期接種」という形で高齢者らを中心に接種が行われていることを知っている人は少ないのではないだろうか。


【写真を見る】新型コロナワクチン接種率わずか2% “定期接種”で高齢者中心に10月からスタートも… 名古屋市の担当者「接種疲れか」【大石邦彦が聞く】


10月からスタートした定期接種は基本的には有料になり、対象となるワクチンも5種類に増えた。お馴染みのアメリカのファイザー、モデルナに加え、ようやく国産のワクチンも3つ顔を揃え、国民にとっては選択肢が増えたという見方もできる。


例年のコロナの流行状況からしても、年末年始から感染者が増加し大きなピークの山が形成されるため、私が取材した医療機関も積極的に接種を勧めていた。しかも、接種対象はこれまで多い人で7回接種していて、すでに接種慣れしている高齢者が中心なのだから、接種率はそれなりに高くなると予想された。


だからこそ、今回のワクチン接種率を耳にした時、大きな衝撃を受けた。名古屋市によれば、その接種率は10月末までで僅か2%だというのだ。名古屋市の接種対象となる高齢者らは約59万4000人で、実際に接種した人は1万2000人だったという。その数字の低さに、私以上に名古屋市の担当者も驚きを隠せない様子だった。


■つぎ込んだ予算は30億円 なぜワクチン打たない?


名古屋市では、1回目、2回目の接種率が92%とかなり高く推移したが、その後は担当者曰く「接種疲れ」からか、接種率は急降下し、7回目では34%まで下がっていた。


それでも、30%台半ばの接種率を保っていたため、ここまでの低調ぶりには困惑していたのであろう。なにせ名古屋市は24万人の接種を見込んでいて、30.5億円の予算をつぎ込んでいたのだから。


これは名古屋市だけの傾向なのだろうか?厚労省に聞いてみた。当初国は対象となる高齢者の8割にあたる3002万回分を供給し、高齢者らのワクチン接種のニーズに備えていた。しかし、蓋を開けてみると、11月22日までで接種されたのは581万回で、接種率は16%と決して高いとは言えず、かつてのような接種意欲が無くなっているようだった。


■「コロナが流行していないから」「有料だから」


その理由は何なのか?厚労省は「理由を調べていない」とのことだったので、様々な医療現場で医師や高齢者らに聞いてみた。

最も多かったのは、現時点でコロナが流行していないから打つ必要性を感じない。次いで有料だから。ちなみに、この定期接種から有料となったが、自治体の補助の割合によっては、東京都渋谷区などのように無料になるところもあれば、名古屋市のように3200円など数千円を負担しなければいけない所もあり、自治体によって異なる。


例えば、新型コロナワクチンの接種に全国の自治体で唯一公然と異を唱えている大阪府の泉大津市は、「副反応リスクの高いワクチンを市民に接種させるわけにはいかない」と定期接種対象者に自治体として全く補助していないため、全額自己負担になる。


■健康被害救済制度で「930人超」に一時金支給の実態


コロナによる重症化リスクと副反応リスクを天秤にかけて判断したという人もいた。さすが8回目ともなると、副反応に関しての情報も徐々に浸透してきたのか、冷静な判断をしようとしている人も出てきているようだった。
世界最多の接種回数となっている日本、厚労省は重症化を防ぐ効果があると胸を張る一方、副反応も心配される。


国の健康被害救済制度では、新型コロナワクチン接種後に死亡したことで、国が因果関係を否定できないとして死亡一時金などを支給したケースは930人を超えている。これは、インフルエンザ、ポリオ、麻疹、日本脳炎など20種類以上のワクチンで、死亡の救済認定されたケースの151人を遥かに上回る数字だ。


僅か約4年間のコロナワクチン1種類の死亡救済数が、過去45年間の20種類以上のワクチン接種の死亡救済数を超えてしまったのだから、これをどう評価すればよいのだろうか。


■国「重大な懸念は認められない」「ワクチン接種は継続」


12月中旬、閣議後の記者会見で厚労省の福岡資麿大臣を直撃した。まず、接種後の症状については副反応疑い報告制度によって把握を行い、接種後に倦怠感などが長く続く症状については、研究班が実態調査、実態把握に関する調査を行っているという。


加藤勝信元大臣、武見敬三前大臣、そして福岡資麿現大臣と続く厚労大臣のお決まりの答弁だった。


やるべきことはやっていて問題はないという厚労省の姿勢は変わらず。これまでの研究班の報告によると、接種後の長期体調不良については特定の症状や疾患が集中して見られるということはないとの認識で、やはり重大な懸念は認められないとの結論だった。


つまり、現時点では、ワクチン接種を打つ有効性がリスクを上回っているため、接種は継続されるとの回答だった。患者や遺族らが肌感覚で感じる重大な懸念と官僚らが報告された資料で感じる重大な懸念には大きな開きがある。その溝は埋まるのか?2025年に再び課題は先送りされた。


【CBCテレビ 解説委員 大石邦彦】













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牛角の定額食べ放題サブスク、1か月で22日食べた猛者を直撃

2024年12月31日 12時03分50秒 | 食のこと

牛角の定額食べ放題サブスク、1か月で22日食べた猛者を直撃



サブスクリプション、略して「サブスク」。巷で聞く機会も増えたと思うが、いったい何のことやら。平たく言えば、“定額制”のこと。定額料金を支払うことで、一定期間お得なサービスが受けられるというものだ。

2・8・2020



「牛角」焼肉食べ放題サブスク、月22日間利用した人の感想は?

きつねこさん(@kituneponyo)は1か月のうち、22日も「牛角」を利用したという


「牛角」のサブスク利用者のレシート。内訳には「¥0」が並ぶ。別途かかった金額はドリンク代のみ(写真提供/きつねこさん(@kituneponyo)、以下同) 


 去年11月末に登場した人気焼肉チェーン「牛角」での焼肉食べ放題サブスク。1か月で1万1000円。想像しただけで心踊るサブスクだが、今年1月で新規販売停止を発表。「もし次にチャンスがあれば……」と思った人も少なくないはずだ。となると、実際に利用してみた人がどうだったのか気になるところ。今年1月に利用したきつねこさん(@kituneponyo)に話を聞いてみた。

 「(食べ放題ではあったが)無理に元を取ろうとしなくてもいいと思うようになりました。たとえば、個人的に牛より好きな豚をメインに食べて腹八分に収めたり、野菜をしっかり食べたりするなど、むしろ健康面を気にするようになりましたね」(きつねこさん、以下同)

 肉だけではなく、サラダなども選べるので、その日の気分によって食べたいものが食べられるのは嬉しい。一部のニュースでは、「予約が取りにくい」という声もあった。きつねこさん曰く、「ある日曜の夜だけ、予約無しで行ったら混んでいて別のお店へ行った」とのことだが、1月7日以降サブスク対応店舗を3店舗から48店舗に拡大したためか、サブスクが原因で混んでると感じることはなかったそうで、1か月のうち22日を牛角を利用し、なんと12日間連続で通っていたという。

 その裏側にはこんな秘話も。 「当初、サブスクは店舗限定で激混みが予想され、ネット予約だと2名以上しか受け付けていない。一人だと予約を取るのが非常に難しかったため、同じサブスク利用者をTwitterで探して2名以上で行こうと。この方法で、2回食事しましたね」  サブスクを通じて新しい出会いがあるのは2度おいしい。

 とはいえ、ほぼ1か月毎日通って飽きないのだろうか? 「全然飽きないですね。牛角はメニューも豊富なので」  現在、牛角はあまりの人気にこのサービスを停止している状態だが、もしも再開したら「また使いたい」と答えたきつねこさん。1か月にかかった金額はサブスク1万1000円のほかに別途ビール代のみ。お財布にも優しく、復活を願うばかりだ。 



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【パパ活女子】梅毒患者が過去最高に 悪者にされる感染風俗嬢の本音「元凶は私たちだけじゃない」

2024年12月31日 03時03分18秒 | 医療のこと

【パパ活女子】梅毒患者が過去最高に 悪者にされる感染風俗嬢の本音「元凶は私たちだけじゃない」



梅毒患者が過去最高に 悪者にされる感染風俗嬢の本音「元凶は私たちだけじゃない

2022/11/14(月) 14:02:28


※11/13(日) 11:01配信
デイリー新潮

 梅毒の感染者数は今年10月下旬に1万人を突破し、過去最大となっている。爆発的感染の要因として、まっさきにやり玉にあげられるのは性風俗産業の従事者だ。だが『売る男、買う女』(新潮社)などの著書があり、自身も夜の世界の仕事で働いた経験のあるノンフィクション作家の酒井あゆみ氏の取材からは、また別の要因も見えてくる。

 ***

 梅毒患者の増加が注目されている。NHKが先日配信したウェブの特集記事では、性風俗店で増加するNS(ノースキン、「避妊具無し」の意)が一因だと取り上げられていた。コロナで経営が苦しくなった店側が過剰なサービスを女性に強いているという主旨で、表現をふくめ、“公共放送”にしてはなかなか踏み込んだなという印象を受けた(NHK首都圏ナビWEBレポート「梅毒の感染者急増 なぜ? 症状は? 女性は特に注意 妊娠に影響も」11月4日掲載)。それだけ世の関心が高いということなのだろう。

 記事では風俗以外の経路に「マッチングアプリ」の利用も挙げられていたものの、国立感染症研究所の「男女の梅毒患者の4割は、それぞれ風俗店の利用者、風俗店の従事者」というデータもある。SNSでも“風俗嬢の責任”を問う声は少なくない。風俗=性病のイメージは根強いのだ。

 では、当事者の見解はどうか。実際に梅毒に感染したという女性に話を聞いた。

ある日、身体に「バラ疹」が……

ある日、身体に「バラ疹」が……


 今回、取材に応じたのは、この道20年のベテラン、38歳のサナ(仮名)だ。短期で日本各地を転々としているいわゆる“出稼ぎ風俗嬢”で、いまは滋賀県の雄琴にいる。 

 彼女に“異変”が生じたのは雄琴に来る以前、半年ほど前のことだった。  「手と足に“バラ疹”が出て『もしかして?』と思って。その頃すでに梅毒が流行ってるってニュースで取り上げられていたから、病院に行ったんです。そうしたらすぐに『これは梅毒だね』って。本当は血液検査しないと分からないみたいなんですけれど、皮膚を診てもらったら一目瞭然でした」 

 梅毒はまず、感染およそ3週間で陰部や口唇部にしこりができる。そのまま放置して数カ月が経過すると、手や足の裏、全身に赤い発疹が現れる。これが彼女のいう「バラ疹」で、小さな赤い薔薇の花に似ていることが由来だそうだ。 

「職業柄、性病には特に気をつけていて、異変があったらすぐに病院に行くことにしてるんですが、遅すぎましたね。既に2期感染にまでなっていました。

ニュースで言っていた通り、痛みも痒みも全くなくて。もう頭の中には『休みの間、どうやって生活したら良いだろう』しかなかったですね。お店にも出られないので、借金をして何とか1ヶ月過ごしました」  

 サナは、これまでもクラミジア、ヘルペス、トリコモナスに罹ってきたそうで、「未経験なのはコンジローマ、淋病、あとHIVくらい」。そのたびに出勤停止となり、なんとか療養期間を切り抜けてきた。  

 梅毒がお客経由で感染したことはほぼ間違いないが、どの客だったかの見当は「まったくつきません」という。

  「もともとお肌が汚い方がいらっしゃるので感染者かどうか判断はつきませんし、手のひら、足裏に出る発疹を『見せて下さい』とはいかない。常連の方であれば多少は見分けがつくのでしょうが、初対面の方の肌質まではさすがに……」



きちんと検査する風俗店、だが例外も


 梅毒の感染拡大の原因に風俗がやり玉にあげられていることについては「否定はしません」という。  

「私たちがどんなに気をつけても、結局はお客さんが持ってきちゃいますから。普通の人で定期的に血液検査、性病検査してる人ってゼロに等しいじゃないですか。風俗店は月に一回の検査を義務づけているところも多く、私のように検査に引っ掛かったら、治るまでは出勤停止。普通の女性よりもよっぽど気をつけてはいます。私は梅毒に罹ってから、月に2回、検査に行くようにしています。けどやっぱりお客さんからだと防ぎようがないでしょうね

   店の評判に繋がる以上、風俗店はしっかり在籍女性の検査をするのが一般的だ。ただし例外があるのも事実だ。

  「女性への検査義務がない店もあるにはあります。以前、別の地方に出稼ぎにいったのが、たまたまそういう店でした。そこでは『いつも働いている店で検査に引っかかって働けないから、治療期間だけ出稼ぎに来た』なんて子にも会いました。すぐ店に通報しましたが。そういう店を狙って、梅毒であることを隠して働く子もいます」  

 少し前に、バラ疹の出ている写真を個人のSNSで公開していた風俗嬢が特定され、在籍店の名前とともに拡散されたことがあった。その店の検査が甘かったのか、そもそも意図して検査をしていなかったのかは定かではない。が、レベルが低い風俗店もあることはたしか。「イソジンでうがいをすれば大丈夫」とか「グリンス(※殺菌消毒石けん)で性器を洗えばいい」と信じきっている店の人間も少なくない。  


余談だが、私が吉原で働いていた30年ちかく前は、店のスタッフはもちろん、先輩のお姉さんたちが「講習」をしてくれていた。そして「陰部に水ぶくれがあるお客さんは病気の疑いがあるから気をつけてね」等、知恵も授けてくれた。私は風俗のフルコースを体験したが、身体の洗い過ぎでカンジダにしか罹らなかった。

  梅毒の感染拡大の背景に風俗があることは私も否定しない。だが、サナとの共通見解として、近年の患者拡大には別の原因もあると睨んでいる。


梅毒増加と前後して増加したのが……


 それは「パパ活女子」だ。サナがいう。  

「風俗は感染したら店側から働かないでといわれますけれど、パパ活の子たちはやろうと思えば仕事を続けられちゃう。男性とも一回きりの関係が多いから、仮にうつしても、足跡を残さず逃げることができます。男性にしても、風俗ではない、“素人”の女性からまさか病気をうつされるとは思っておらず、異変を感じてもすぐに病院に行かないのでは」  


 パパ活女子に取材をする機会もあるが、定期的に検査に行っている、などと言う話は聞いたことがない。むしろ、そうした手間やノルマもなく手軽に稼げることがパパ活のメリットなのだから、わざわざ検査に行く女性は皆無だろう。 

 梅毒の増加が取り沙汰されるようになったのは2015年頃とされる。以前、ギャラ飲みやパパ活を募るグループの初期の関係者に取材したが、16年頃から始まったと証言していた。時期が一致するのだ(別記事「『札束を抜き取る女』が波紋、ギャラ飲みはいかにして生まれたのか “発祥の地”の店主が語る知られざる歴史」参照)。 

 サナのパパ活女子に対する視線は冷たい。

 「病気ひとつとっても、彼女たちは意識が低いわけですよ。風俗嬢にはサービスを売っているというプライドがありますが、彼女たちにはそれもない。お店の後ろ盾がないところで身体を売って、危ない目にあってもおかしくないのに。私をふくめ、風俗嬢はパパ活の女の子を嫌悪していますよ」 

  口には出さなかったもの“私たちの仕事を邪魔するな”という思いが見え隠れしている。 

  もっとも、サナのような出稼ぎ女性は基本的に短期就労で、今しか会えない『プレミア感』を売りに仕事をする。特別扱いに慣れている分、セミプロのようなパパ活女子が許せない気持ちがことさら強いのだろう。ただ、パパ活女子はパパ活女子で、「マジ」になって身体を売るサナのような存在を下に見ている思いがあるにはある。風俗嬢とパパ活女子の間には明確な溝があるわけだ(実際は風俗とパパ活を兼ねている女性も少なくないのだが)。 

  とはいえ「パパ活」という聞こえの良い言葉が、売春のハードルを下げたことは事実である。気軽に身体を売る女性がいて、それを平気で買う男性がいる。そんな倫理観の欠如が、いまの日本にはびこる梅毒以上の“病”なのかもしれない。

酒井あゆみ(さかい・あゆみ) 福島県生まれ。上京後、18歳で夜の世界に入り、様々な業種を経験。23歳で引退し、作家に。近著に『東京女子サバイバル・ライフ 大不況を生き延びる女たち』ほか、主な著作に『売る男、買う女』『東電OL禁断の25時』など。Twitter: @muchiuna デイリー新潮編集部







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