「プーチン氏がトランプ氏を操る考え」 ゼレンスキー氏が警鐘
スイスでのダボス会議に登壇するウクライナのゼレンスキー大統領=ダボスで2025年1月21日、AP
ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ侵攻を巡る和平交渉に意欲的なトランプ米大統領を「操作」しようとしていると発言した。米露主導で、ウクライナに不利な形で停戦交渉が進む事態を食い止めたい考えがあるとみられる。
ゼレンスキー氏は、X(ツイッター)に投稿した演説の動画で、ウクライナの情報機関から「プーチン氏は戦争を継続し、世界の指導者を操る準備ができている。特に、トランプ氏の、平和を達成したいという希望を操りたいと考えている」との報告を受けたと述べた。
ウクライナ侵攻を巡っては、トランプ氏は早期の停戦実現に意欲を見せている。プーチン氏もトランプ氏との会談には前向きな姿勢を示す。ただ、米露主導で交渉が進むことで、ロシアが占領した地域の返還や停戦後の安全保障について、ウクライナが大幅な譲歩を強いられかねないと懸念する声も出ている。【ブリュッセル岡大介】
ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ侵攻を巡る和平交渉に意欲的なトランプ米大統領を「操作」しようとしていると発言した。米露主導で、ウクライナに不利な形で停戦交渉が進む事態を食い止めたい考えがあるとみられる。
ゼレンスキー氏は、X(ツイッター)に投稿した演説の動画で、ウクライナの情報機関から「プーチン氏は戦争を継続し、世界の指導者を操る準備ができている。特に、トランプ氏の、平和を達成したいという希望を操りたいと考えている」との報告を受けたと述べた。
ウクライナ侵攻を巡っては、トランプ氏は早期の停戦実現に意欲を見せている。プーチン氏もトランプ氏との会談には前向きな姿勢を示す。ただ、米露主導で交渉が進むことで、ロシアが占領した地域の返還や停戦後の安全保障について、ウクライナが大幅な譲歩を強いられかねないと懸念する声も出ている。【ブリュッセル岡大介】