曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

Bこさん、早朝の転倒からの騒ぎ その9(転院できるまで)

2022年10月30日 | 医療

Bこさん、早朝の転倒からの騒ぎ その8の続きです。

Bこさんは95歳と高齢の為、当然介護も必要(入院中での筋力低下が著しい)。要介護2を申請しなおすと2年前からこちらは訴えていますが、本人が介護の方での利用は好まずなので、要介護2の状態でも利用が少ないため利用の範囲内との事と、コロナ禍であるため申請を渋られておりました。

入院直前にはかなりの歩行困難となっていましたので、さすがにケアマネも介護度の見直しが必要と判断し、動き出すところ(毎年11月が見直しの時期)でした。その時にはまあ、介護度はあがっても本人は利用をしないので、あまり意味のないものと思っていましたが、今回療養型病院へ転院となると、介護度が低いうえに、胃ろうも選択していないこともあり、逆に受け入れ先が限られてしまい、なんとか転院することは確認できましたが、自分たちで転院先で、(もちろん、現在の総合病院からの資料はいっているものの)具体的な面談と説明を受けなければなりません。そのうえで、空きが出たら(つまりどなたかがお亡くなりになれば)と言うことになるので、転院がいつできるかは不明との事でした。

兎に角、転院させてくれるS病院にオットが電話。日程を調整しますが、一番早くて10日後、それがだめなら2週間以上後になるとの事で、10日後のその日は私は生憎と仕事でどうしても出なくてはいけない日。(他に行く人がいないため出勤となったし、何度も仕事を変わってもらっているので、これだけは譲れない日)オットはひとりでは無理と言っていましたが、まあ、あれなら義弟に来てもらえばいい事で、逆に血のつながりのない私には出る幕はないんでありますよ。直接命に係わる判断を、ヨメの私がするわけにはいきません。

もう、はっきり言って家に帰ることは出来ず、そこが終の棲家になるわけで、やはり、その判断はヨメがしゃしゃり出る所ではない。

と言う訳で、結局義弟が来ることはなく、オットが一人で説明を受けに行くことになりました。

何人もの担当者(医師看護師ケースワーカーなど)と対面し、かなり丁寧に説明を受けてきたようです。

説明を受けた後、色々書類にもサインをして一旦帰り、更に転院時には出さなければならない書類もたくさんあり、ただでさえ書類の読めないオトコのオットは撃沈。

あんた(私の事)書いてよ~~

なんぞ言っております。

いやあ、私がオットの母親の生命の判断をしちゃいけませんがな!

身元保証人がオット以外に2人必要で、そいつも私にと言いますが、それだけは義弟にやってもらいます。

全く今まで介護なんてやってないんですから、実の息子としての義務ですからね。

もしかしたら転院に向けて一番大変だったのはその辺だったかもしれませんね。

まあ、オットも義弟もある意味めげてます。いやさ、もう95歳の母親だよ、父親はもう10年前に亡くなり、保護者は実子である2人であることの自覚はしておくれ。

で、その自覚を促すべく、画策するヨメのよし子がお送りしましたあ。

まだまだ続きます。(@^^)/~~~


Bこさん、早朝の転倒からの騒ぎ その8(療養型病院転院まで)

2022年10月18日 | 医療

Bこさん、早朝の転倒からの騒ぎもその8まで来ました。

思いがけず救急外来に入院。すぐにも退院させられると覚悟し、自宅介護もいよいよ大変な局面になったと、それなりに準備。オットはオットで有料老人ホームを探しており、義弟もそれに同意。けれども、おいそれと空きが見つかるとも思えず、また見つかったとしても、本人の同意が得られるとは到底思えませんでした。

けれども、Bこさんは入院後急激に体力がなくなってしまったようで(面会できないので実際の様子は想像でしかなく(;^ω^))それまで散々拒否し続けていた紙おむつも否応なくセットされて、大の方だけ、便器で抱えられながら用をする状態だそうで、数ミリの小さな褥瘡のところは、しっかり褥瘡が育っている模様。

食事は何とか自力でこれまた拒否のあった食事用えぷろんを付けて食べている模様。

ソーシャルワーカーとケアマネが相談して、「療養型病院」しかないだろうと言う結論になり、コロナ禍もあり、なかなか受け入れ先がなかったところ、1件だけ受け入れ先が見つかったのですが、そこは、オットもBこさんも「あそこは嫌だ(理由は不明)あんなところに入ったらおしまいだ。」とか言っているところでした。私にはその病院の詳しい事はわからないし、そこしかないなら往生するしかないと思い(じゃあ、イヤだと言って、どうするってんですよ。嫌も応もないわけで)、方法は1つ。S町S病院に転院するしかない。とまずはオットを説得。

オット、しぶしぶ承知。

さて、問題はBこさんですよ。とにかく本人がイヤと言えば転院は無理なんですから。

ソーシャルワーカーに、「実はBこさんもS病院は嫌だと以前から言っていまして、S病院と言うと行かないと言う可能性が高いです。」と伝えました。

そのうち、Bこさんの病棟から、おむつと尿取りパッドを出来れば沢山買ってきてほしいとの連絡が入り、とりあえず、S病院への転院を承知することにしました。

オットは大変不機嫌でしたが、今回病棟前の待合室に直接おむつを持ってきて、そこに出入りしている看護師に声をかけるように言われて、むくれながらオットは必要なものを買いに行き、2人で病棟前待合室で出入りの看護師を捕まえるべくしていました。

なかなか看護師は出てこなくて、何人か出入りしている看護師らしき人に声をかけるも、「ここの病棟担当ではないので」とか「看護師ではありません」とか言われて、ますます、不機嫌になるオット。

と、そこにソーシャルワーカー登場。

「ちょっとBこさんの様子を見てきます。」

しばし待っていると、病棟から戻ってきて

「今日はBこさんは目を覚ましていて、お話が出来ました。Bこさんの方から、なんで私、熱が出たんですかね?と尋ねられたので、尿の通る管が炎症を起こしたようですよ。なかなか熱が下がらないので、どうでしょう、ちょっと病院を変わって、養生しませんか?と言うと、お願いしますとの事でした。

ですので、じゃあ、転院の手続きを取りましょうね。と言うと、どこの病院ですかと聞かれたので、S町の病院ですよ。と言うと、そうですか、お願いしますとの事でした。」

グッジョブです。S病院ではなく、S町の病院と伝えて、納得させてくれたんですね。ありがとうございます。と思わず頭を下げたよし子がお送りしました。

また、S病院の手続きが大変だったんだな。その辺は次回お伝えします~~(@^^)/~~~


Bこさん、早朝の転倒からの騒ぎ その7(ソーシャルワーカ―)との話合い

2022年10月15日 | 医療

やっと「Bこさん、早朝からの…」の話もその7まで来ました。

かかりつけ医が夏休みでなければ入院もなかったかもしれないBこさんですが、夏休みだったばかりに、救急外来に入院になってしまいました。

現在のコロナ禍ですから、当然入院したら面会は禁止。姿のチラも見れないままついに2週間を超えました。

担当医からは、今後の事はソーシャルワーカーと相談してと言われましたが要するにもう自宅に帰ることは出来ない。この後は医療体制のある施設での療養だが、リハビリは無理だろうとの事でした。

その説明のあったのが木曜日。またしばらく待たされるだろうと思っていたら、案外早く、ソーシャルワーカーとの相談日が設けられました。

病棟とは別の、相談室ばかり並ぶエリア前に、専用の待合室があり、何組かの家族が相談を待っていました。

まあ、我が家は完全同居でしかも夫婦で介護にあたっていますし、最近は全てオットが様々な手続きなどをするようになっています。ですので、用意するようにと言われたものも順調に用意できたのですが、遠隔地にいる家族が救急搬送された一人暮らしの母親の入院手続きに来ていると言う方もいました。

急を知らされ駆けつけた家族もたぶん面会も出来ない状態のようで、どこに何があるかわからないので、一応家に行ってみますが、探せないかもと、容態の方も心配でしょうし、文字通り右往左往しており、本当にお気の毒でした。

オットも別に何か用事があるわけじゃなし、待たされたっていいじゃないかと私は思っているんですが、じっと座って待つことが出来ず、オットもうろうろ、「座ってまっってて!」と袖を引っ張り座らせますが、直ぐに立ち上がってしまうオット。

どうどうとなだめながらいると、順番が来て、相談室に通されました。感じの良い方で、私はほっとしましたが、オットにはまどろっこしいようで、説明の間、イライラした様子が隠せません。

入院中の急激な体力低下、筋力低下、紙おむつ使用、皮膚が弱いため、また感染予防のため寝たままの状態での入浴、発熱解熱を繰り返しているが回復の見込みがない、褥瘡手当、認知症発症など、オットには受け入れがたい状態を告げられてしまいました。

ようするに、病院としてはこれ以上治療はないが、施設に移っても発熱する可能性が高く、普通の施設では受け入れてもらえない。逆に、胃ろうなどの処置はしておらず、介護度も2である為、現在受け入れてくれるのはS町のS病院しかないと言われてしまいました。

私は、もうそこしかないならそこにお願いするしかないと思うのですが、なかなかオットは納得しませんでした。

さて、転院は出来たのでしょうか。またまた続きますよ~~。

 


Bこさん、早朝の転倒からの騒ぎ その6(救急外来への入院)

2022年10月02日 | 医療

やっと「Bこさん、早朝の転倒からの騒ぎ その6(救急外来への入院)」にたどり着きました。

救急車での救急外来に掛かるのにも大変でしたが、その後(入院後)週明けには退院になる見込みで、その後はまた今までに増しての介護であろうと、色々頭を巡らしておりました。ただオットがこの時すでに有料老人ホームを考えていたようです。義弟とも話合い済みだと言いますが、そう簡単に本人が入所を受け入れられるとも思えませんし、そもそも入院生活自身が耐えられるかどうかとか、今後の生活の事を思うと悶々とする数日が過ぎ、週明けになったのですが、月曜日、火曜日…火曜日になって「紙おむつがいります。寝間着が足りません。」との連絡があり、「週明けには退院じゃなかったのか?」面会は出来ないものの、警備員室前での荷物の受け渡しの時に(部屋までは行けず、看護師さんが、系議員室まで持ってきてくれる。)質問しても、「担当ではないのでわかりません。」の返事だとオットは言う。

水曜日になって、第3連絡先なのに私のところに電話があり、「紙おむつが足りません。寝間着の下だけ足りません。」と言うので、「すみませんが、救急外来に入院したきりどのような様子か全く説明がないので、本人の様子が家族は大変心配です。一度ちゃんと病状の事など説明があってもいいんじゃないでしょうか?月曜日には退院と言われていたのに、何の説明もないし、今どんな様子か聞く権利は無いんでしょうか?それに、着替えは持って行っても洗濯物が返ってこないので、もう寝間着はなくなってしまったので、買って持って行きますが、洗濯物を返却して頂けますか?」

とちょっと強めに言ってみました。

すると、最初は担当ではないのでと言っていましたが、今のBこさんは尿はカテーテルで取っていて、大だけ2人がかりで支えてポータブルトイレにしてもらっている。食事はひとりで食べれている。清潔を保つために寝たまま入る4人がかりで入れる入浴施設で入浴させていると教えてもらいました。

木曜日

先日はオットのスマホに電話をしてほしいと伝えてあったのに、また私のところに電話があり、医師からの説明があるが、わたし(よしこ)でいいかとの事で、オットにかわっても、オットでは用が足りないと私が説明を聞くことにしました。

救急外来の先生によると、「今まで自宅介護の時も発熱解熱を繰り返し、泌尿器科でも検査をしているが異常がなかった経緯から見ると、今回の発熱は尿路感染によるものと思われる。現在も解熱してはまた発熱を繰り返しているので、今後もそのような状態のままと思われる。今まで自宅介護だったが今後はどうするか?」と聞かれ、「オットは有料老人ホームを探しています。」と答えました。「そうですよね。こちらに入院してからガクっと体力が落ちでいて、ご自宅での介護は大変であるとは思います。ただ、このまま病院にいると、せっかくご自宅で面倒を見ていたのに、ご自宅に帰ることは出来なくなりますが、それでもいいですか?今後の事はソーシャルワーカーが相談にのりますので、連絡をお待ちください。」との事でした。

本気であれこれ有料老人ホームを探していたオット、いや、本人はその気がなく、家に帰って来るだろうを思っていたヨメ(わたし)双方、思いがけない話になってきてしまって、戸惑うことになりました。

またまた続きます(すみません、しつこく)