ヘルパーさんが95才で息子夫婦と同居、頭もしっかりしていてむしろ年々進化している。お嫁さん(長男の妻と言ってもらいたいが)ともとてもいい関係でいつもにこにこしている利用者さんに、いつまでも元気で家族ともうまくやって行くコツは?と聞いたところ、にこにこしながら穏やかに
「何も言わない事かな?」と答えられたそうです。
深い!
そして、よくわかります。
私にも結婚した娘、息子がいますけど、子ども達にもその連れ合いにも、言いたいことは色々あるのですが、何も言わないようにしています。
自分の経験上、実母に言われてもなんとも思わないことが、なぜか夫の親から言われると言葉が突き刺さって来るのです。もちろん、実母に言われてもむっとしたり、腹が立つことはありますけど、ぐさっとはならないです。
ほんとに些細な事でも、義理の仲っていうのは心穏やかにいられないです。
結婚して30年過ぎれば、やり過ごすことは出来る…いや、出来ませんねえ。
今は結婚した子どもたちが実家に帰ってきやすいように盾になる為に、オット母Bこさんに「立ち向かわなくてはならない」事が多々あります。
未だにこうと思ったことは突き通そうとするBこさん。
私の服装も子ども(Bこさんから見たら孫)の着ているものや髪型、いちいち指示していました。あれを着させろとか、そんなものはみっともないとか。
それは過去の事ではなく、いまだに、孫の連れ合いだのひ孫の事も色々口を出すのですよ。
食事を食べさせていても「あれをやれ、あれを食べさせろ、食べさせなくていいのか?」
あんなことをしたらどうのこうのetc.
息子の嫁子ちゃんがびくびくしているのがわかるし、子どもがこぼしたりするとものすごく気を使っているのがわかります。私は「いいのよ、皆汚して大きくなっているのよ。息子も娘も散々この辺汚してるから気にしないで。」と言っている後ろから、「あそこん、汚れた、そこをあの子んべ~たべたした手で触るもんで云々」とブチブチ言うBこさん。何度も謝る嫁子ちゃんがかわいそうですわ。
まあ、そのおかげで、私は「おかあちゃんがうるさいこと一切言わないから、嫁子が喜んでいる。」と、息子もいい、ヨメちゃんとはうまくいっているんですけどね。
たぶんBこさん、デイなどでも文句垂れべえでいる模様。
上記の方は、デイの利用者さんの間でも尊敬され慕われる存在だそうですが、はっきりいって、Bこさん、疎まれる存在です。(間違ったことを言い張るわけではないんですが、やってもらっているんだから、少しぐらい我慢しろと言いたくなるし、あまり関わりたくはないですよね~)
私も何も言わずに穏やかにしていたいとは思いますけど、今はなんとかそうできていますけど、でもね、毎度そうとはいかず、Bこさんの言うことにムムムのム~~ってなることも多いわけで、これから年を重ねて行って、ずっと穏やかでいるって自身は全くありません。
「何も言わない事」
心に刻んでおきたいと思います。