曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

Bこさん、急降下のち徐々に回復?その3

2020年08月27日 | 介護

Bこさんの急降下は著しく、コロナの影響で短い夏休みのマゴ1号2号が遊びに来たがっているのを、待ってもらい様子を見ていたが、良くなる様子がなかったので、子ども達は庭での土いじりや夜の花火をやりたいだけだし、マゴ(Bこさんからみたらひ孫)たちが来れば夕飯にお寿司を取るので、逆に夕飯の用意は必要ないので、週末においでと誘った。こっちもBこさんの付き合いばかりじゃめいってしまうしね。

「行っても大丈夫なの?」と、一応覚悟をしてきた娘だったが、Bこさんのあまりの⤵に驚きを隠せない。のところに、ふらっとひとりで寄った息子も\(◎o◎)/!

マゴ、ひ孫が来ていても起きていられないBこさんはベットで休むとオット付き添いで奥の院に行くも、ひとりで横になれず大騒ぎ。なにせ、介護用ベットや手すりを拒否しているので、部屋の入り口まではカートで行くがそこから先は杖なしでヨロヨロ地面にめり込みそうな状態で歩く。そしてベット横までベットを伝いながら歩いて行ってタッチアップを頼りにベットに上がるのだが、すでに上る力はない。いったんベット横に座って90度向きを変えて横になればいいのだが、一度座ってというのが出来ないというか座らないし、どうしても仰向けで寝たいのだが、今背中は最大限丸まってしまっているので、それを伸ばす力がないのだ。横向きに九の字になって寝ればいいのだが、ど~~しても仰向けになりたいが、そもそもベット横に座れない。いやひざを曲げるだけなんですけどね~~。

で、オットとBこさん、どったんばったん大騒ぎ。Bこさん痛いだの出来ないだのそれは嫌だの、往生しろや!と、Bこさんが私の入室を拒否しているので、私はヨコメでいたんでありますが、息子と娘が「お母さん、行ってやって。お父さんがかわいそうだから。」と言うので、行ってやりましたよ。

「はい、座って。膝を曲がれば座れますよ。」

Bこさん、大人しく座る。その膝下に手を入れ、抱えるようにして

「ハイ、くの字になります。」とぐる~と回転させながら、そのまま横向きにぐい~とな。

「今日はこのまま横向きのまま寝て見てください。そのほうが楽でしょ?」

Bこさん、横になったらすぐに寝てしまった。(その後4時間寝ていた)

その間に家族会議ですわ。

これは近時かってあるよね。とムスコ「明日とにかく俺も嫁さんと子供連れてくるわ。」

あとは義弟に知らせるかどうか。

義弟達はコロナ真っ最中のところに住み、仕事もクラスター発生地域(しかも飲んでくることもあるとの事)呼んで万が一コロナをもらったらどうするか?

でも知らせないで、今数カ月会えないでいるので、そのままとなっても心苦しいしと、悩みつつとりあえずこういう状況であることを説明することに。

と!なんと!

今(色んな意味で)この時期に2泊3日で旅行中とな\(◎o◎)/!

一応キャンペーン中ではあるけど、東京都民は駄目なんじゃないの?

でもやっぱり出かけるやつはいるんだ!

しかも一応超高齢者が夫婦ともにいるのにもかかわらず、今!この時期!出かける?

おっとっと!

旅行帰りに寄るようなことを言っていたが、固くお断りした。

なぜなら、もちろんBこさんにうつっても困るが、娘も息子も今この時期だから休めない仕事についている。私も一応医療従事者で、3人とも他県への移動は禁止だし、外出も極力控えて感染予防に勤めなくてはならない。息子の奥さんも看護師だし、マゴ3号=3才、マゴ4号=生後半年と、絶対に接触をしたくないのだ。

しかも、私も含めて4人とも夏休みなしでのハードスケジュール。いつも暇な私もコロナで延期になったものがこの週に毎日入っていたのだ。

義弟達が来たらその後は娘一家、息子一家には2週間来ないようにしてもらい、私は8月後半の仕事は全て変わってもらって休むことにした。

週明けに介護の業者が来てくれてトイレの便器に手すりを付けてくれることになっているが、その前に私は急ぎ段差解消のズッグを買いに走って、トイレと洗面所入り口に張った。

もともと段差は一応張ってあったのだが。それだけではBこさんが歩けない。 

    

 

店舗のすべての段差解消グッズを買い占めてきたが、とにかくお店が混んでいてびっくりしたよ。

ちゃんと、コーナーも合わせて私が工作したのよ。

そして3日後便座に手すりが付いた。

まあ一応、これで時間はかかっても支えなくても中にひとりでいられる。

こういう補助具のおかげもあって、徐々に歩行もよくなってきたら、Bこさん、ふと手すりに気が付いたらしい。

そして一言。

「なんでこんなもんがあるだね。邪魔でしょんないだけえが。こんなのとっちゃってや!」

実際、本人が用を足すときには持ってはいません。

ほぼ、椅子が便器に変わっただけと思ってください。2つ折れになって座って両手はゾンビの様にてれ~~と脱力して前に出して用を足していました。初めてその恰好を目撃した時には、4んじまってるのかと\(◎o◎)/!しましたよ。ほんとに。(トイレのドアの開け閉めが出来ないので開けっ放しになっています。そして2階から階段を下りてくると丁度正面になり真上から見えるのです。)

でもまあ立ち上がる時には使うだろうし、右に傾いたままずり落ちることはないと思うので、もちろん、外しませんよ。

手すりが邪魔と言われて\(◎o◎)/!しているよし子がお送りしました~~。


Bこさん、急降下のち徐々に回復 その2

2020年08月24日 | 介護

約2週間以上前にデイからお迎えを要請されたオット母Bこさん(93才)。

以前は点滴をしてもらったら熱中症は解消。他が何ではありましたが、熱中症の症状自身は治まったんですが、今回は一時やたらしゃべる→へちょっとなったまま首があげられない。しゃべり倒したと思ったら、こんな具合。

もう完全に手すりが無かったら椅子の下に転がっている状態。いつもは手すりのないもっと座面の低い椅子に座っているがいかんせん、頭が下がっているので、今日から食事の椅子はこれと強制的に座らせたのですが、しゃべくっていていきなりがっくん⤵です。まあはっきり言うと眠ってしまうという。意識を失っているかのような見た目ですが、少しの振動ではっと起き上がります。つまり気を失っているわけではないと言う事なんですが、今までの手すりのない椅子だと、傾けるだけ右に傾いて、テーブルなどにわざとどんと音をさせると、はっと気が付いてむくっと起き上がるという、初めて観た人は怪奇現象か?と思うレベル。

歩行はもっとひどく、ケアマネに見せるために動画にとって計ってみましたが、片足をあげるのに30秒。しかも1㎝も上がるかどうか。だから奥の院に陣取るBこさんには永久にトイレにつかないんじゃないかってレベルです。

その夜

と言うか朝?

私も何度も起きて様子を見ましたが、オットはベルで何度も呼び出されたようです。一番ひどかったのが、トイレで用足し後右の方にずり落ち立ち上がれなくなった事。オットが苦労して引っ張り出したらしいです。

もう一度は早朝ベットから起き上がろうと思ったら、起き上がれず、(本人曰く)2時間じたばたしていたそうで、オットが目を覚ました時には、青息吐息になっていたそう。

そんな状態なのに、週一回の美容院の日(美容院でしか洗髪をさせないので、当然シャンプーはどんなに暑い時期でも、週1回のみ)で、自分で電話をする(つもりが、私がダイヤルを回し、椅子に座ったBこさんに子機を渡すというね)Bこさん。普段は外出する予定があると早々起きてきれいなおべべを着ているBこ嬢ですが、まだ寝間着姿のまま。

Bこさんが取った予約時間では到底間に合わないので、私=ヨメがしゃしゃり出て、勝手にもう少し遅い時間に変更。それでも間に合うかどうかの時間。

本人も急がないとと言うのはやっと理解して(今何時かがよくわからない模様。)それから全速力(カタツムリの全力と思ってくださいな)で支度し玄関までの長~~い道のりを歩み、玄関内の段までやってきて、その手すりを持つのにかなりの手前でカートを放してしまって立ち往生。いや立っていられればいいのですが、ふらふらゆらゆらしているだけなので、せっかく履いた自分の靴を脱ぎ棄て慌ててBこさんの手を取り、手すりまで歩かせる。

段を3段やっと降りてえの、靴を履かせえの、杖を持たせて玄関外へ。

玄関のポーチにでんと柱があり、そこを周遊しての階段の手すりつかまり。

なんか、書いてても疲れる工程。このねえ、杖やこちらの手を放して手すりをつかむってのが、本人にとっては難しいらしく、それに前かがみ及び右に傾斜しているので頭が手すりの中に入ってしまって、手すりの支えの棒に頭をぶつけそうになっていて、ぶつけないようにするのに非常に大変だった。そして、前かがみだと、頭が下になってしまい、頭の真下が本人には足先と思うらしく、かなり手前で足を下ろそうとするのと、段の前のほうまで進ませるのが大変。と言う訳で、玄関内3段、外階段3段、90度旋回しての更に2段…

遠い遠い道のりでした。

やっと車いすに乗せ、その後はいつもは本当に近いところなのに車で連れて行っていたのですが、オット、暑い中車いすで爆走。

美容院内にもそのまま入れて、楽だったと言っていたので、良かったねなんて思っていたら、

ら!

ほどなく美容師さんに送られてBこさんが帰ってきた。

その後の中に入るまでの長い道のりは割愛しますよ。

で!

あれ?何もセットされてない?

頭もなんかばっちいままじゃないの?と思ったら、痛いだのなんだの騒ぎ頭が洗面器の中にいれられず、取り合えずやってみたものの、びしょぬれになっただけで、洗えなかったそうな。

美容師さんは「ちょっともううちでは無理です。」と言ったらしいのですが、Bこさん、耳が遠いこともあり「出来なかった」とか「無理」と言われたのがわかっておらず、のほほんとオットに

「○○美容師さんが被せてくれた帽子がいいじゃんね。あれ、むらっときゃいいっけよ。(貸してくれた帽子が具合が良かったから返さずに貰っておけばよかったね)」と大声で言っておりましたです。はい(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

デイでも、入浴介助の時も絶対に髪を触らせないBこさん、この後どうするのでしょうかあ。まだまだ続きますよ~のよし子がお送りしました~~。


Bこさん、急降下のち徐々に回復 その1

2020年08月20日 | 介護

以前から歩行の困難があったBこさんですが、頭はクリア(正しくクリアではないが)口は達者。下僕を二人従えて、言いたいことを言っておる人であります。

が、その日は朝から動きと共に理解力が著しく低下。

デイに行く日は朝からばっちり服もメイクも必要以上に気を使う人なのに、朝ご飯もぼお~~としていて食べようとしないので、(2、3日前から動きが悪いのは気になっており、同時に水分を極端に取らなくなっていた)その表情とかが以前熱中症になった時に似ていたので、逆流があるから飲まないというBこさんを説得して無理やり麦茶をとらせ、デイにも手紙を書いて出した。

いつもは8時半から玄関でスタンバっているのに、その日は九時近くなっても着替えをしようとしないので、着替えを促しやっと9時過ぎに着替えをして出てきて、ぎりぎりお迎えに間に合うが、いつも以上によろよろのBこさんに、私が付き添って、オットの表現で伝わらない点を直接デイに伝えて出した。

無事デイに行ってくれて、ここのところ動きが悪くて夜のトイレなども大変だったので、オットと共にぼ~~と気が抜けて過ごしていたところ、Bこさんの様子がおかしいからとデイから病院に連れて行くようにとの連絡が入り、先に掛かりつけ医に順番を取りに行き、その足でBこさんを迎えに行く。

と、いつもは歩行器でひとりで歩行するが、この日はとても歩かせられる状態ではなく、いつも100%完食の昼食もろくに食べれなかったと言うことで、車いすでロビーでスタンバイさせられていた。

やはり顔つきもおかしく、意識も半分飛んでいるような感じ。

デイの人がそのまま自家用車に乗せるところまでやってくれて(何日かで学習したが、車いすから車の座席への移乗はかなり大変)大助かり。掛かりつけ医は全てフラットになっているので、自家用車から車いすに乗せさえすれば、車いすでトイレも大丈夫だし、本当に楽。もっとも、トイレの座面に座らせ、用が済んでから車いすは本人も介助者も大変な事には変わりないが。

立つ力のない人を移動させる、移乗させるのは本当に大変なんだと実感した。かなり慣れてはきたものの、やはり抱き上げなくてはならない時もあるので、こちらも色んな意味でトレーニングが必要だね~~。

診察ではちょっと塩分濃い目で点滴をしてくれて、立ち上がりは元の様にとはならなかったが、表情が違うし、べらべらよくしゃべる。からの、傾眠。いや、その傾眠が「傾眠」つうより「倒眠」二つ折れになって、バッタリ前あるいは右前に倒れてしまうので、車の中でもシートベルトで宙ずり状態。

動きはそのままで、口だけ動くからこちらは、「しゃべってないで動けや!」と言いたくなってしまう。

でもその状態もほんとにひと時の事で、その晩はいつもうちの中で使っているカートも頭が下がりすぎて方向がわからなくてあっちにぶつかりこっちにぶつかり、終いには反対に行こうとしてつかえて動けなくなってしまう。

トイレ、洗面所の1㎝(正確には8mm)の敷居が越えられず、もちろん中も移動が出来ず、にっちもさっちも行かなくなってしまい、トイレの度、助けに入る。トイレだけではなく少しの移動も自分では難しくなってしまった。カートにつかまる手よりも頭が下になり、カートの持ち手に頭が入ってしまうような状態。

(この後介護用品を納めに来た業者の人が、こんなにひどい円背の人は初めてですと言ったぐらいの曲がり具合

その日の夜のトラブルは次の記事で。


初めての車いすでの通院の大騒動~~byBこさん

2020年08月16日 | 介護

オット母Bこさんのデイからの呼び出しを食らってから10日。

当時の事を思えばかなり歩行は回復しましたが、移動に時間が掛り頭が下がったままになるのは改善せず。

歩行が低下してきてとりあえず借りてみた車いすが早速必要になり、借りてて良かった。

その車いすでの初めての通院の事から。(次の日に熱中症の疑いでデイから呼び出しを食らった)

我が家の玄関外階段は段差が大きくしかも2段目で90度向きが変わる構造なので、介護生活が始まる8年前手すりを介護保険の補助金を使って着けましたが、その手すり分狭くなり車いすの通れる幅がぎりぎり。車いすの手すりに乗せた手が塀でこすってしまいそうな状態なので、とりあえず段差は車いすをあきらめ、道路に出たところで車いすに乗せることに。

でも、手すりにつかまっていないと立っていられないBこさんを一時でも手を放して、こっちの手を持ってもらう、そんなことがなかなかBこさんに理解できず、「手すりから私の手を持って」が出来ない。無理やり引きはがして手を持ち、さて車いすに座らせようとしても足を突っ張らかってしまって、腰が下りない。膝を曲げれば座れるからと言ってもそれが通じづ、これならそのまま車に連れて行ったほうが早かったぐらいの状態です。

座っても膝を伸ばしたままで、ステップに足を乗せようとしても突っ張らかってしまって、ステップが下せない。Bこさん、わけわからず喚く。こっちも暑さもあって耳の遠いBこさんにおのずと怒鳴るような状態になってしまう。

で、さて車に乗せようとすると、またそこで、ステップから足が下せないだの、立てないだの、車いすを後ろにしたら怖いだの、「いいから一度立って!」いらいら…。

オットじれて「俺がBこさんを乗せるから車いすをトランクに乗せろ」と私と交代するも、オットもBこさんを車に乗せるのも一苦労。そして私はトランクに車いすを…乗せられなかった_| ̄|○

一番軽い車いすを借りるも13Kg(通常のタイプは16Kgだそう)で、それを持ちあげて乗せるパワーはなかった!ので、またそこでオットと交代。トランクに少しだけだが荷物が載っていて、それを出さないと乗せられなかった_| ̄|○

やっとの思いで出発!となったら、オット、道を間違えるという(^_^;)(^_^;)よっぽど慌てていたらしい。

Uターンして病院とは道路を隔てて向かい側の駐車場にしか止められず、玄関横付はあきらめて、わたいはBこさんを車いすに乗せ、近くの信号まで走り、横断歩道を渡り、爆走ですわ。

オットが病院内の車いすを用意してくれていて、(靴を脱ぎスリッパを履かなくてはならない)靴を脱がせ、立ってというも立てないとぬかす(失礼!)Bこさんを車いすから引っ張り上げて立たせ、更に玄関口の段を引っ張り上げて中の車いすに乗せる。いやあ、これひとりじゃとてもできませんぜ。

それがですよ、どうしても掛からなくちゃというものではなくてですね、なぜか入れ歯を作り直したいから予約をとれと言うBこさん。誰かから金属床の義歯が30万?と聞いたと、オットに銀行から降ろさせての通院なんですわ。

入れ歯の具合が悪いのならともかく、調子はいいのにですよ。

もうね、食事の時も前に右横に大きく傾いて食べているので、入れ歯も偏ってしまってずれてしまうと思うんですよね。

それに、あの~~、この状態で30万も掛けて…あと何年生きるつもり?

先生が「入れ歯を新しくするには最低でも5回は来なくちゃですけど、大丈夫ですか?」と聞くと大きくうなずきながらBこさん「大丈夫です!」

後ろで私コケましたがな!

で、先生「新しくしても慣れるまで大変なので、今の入歯をお掃除して調整して使ましょう。」と汚れをとってくれたんですが、カッチカチの汚れがこびりついていて全部はとりきれなかったそうで、

「毎晩必ず洗浄剤につけておいてください。だんだんこびりついた汚れも取れてきますから。また調子が悪い時に調整に来てくださいね。」良心的な歯科医院で良かったですわ。

と言う訳で、Bこさんの思惑は大きく崩れ時間も本人にとっては早く終わったという感じだったんでしょうね。

帰りに下着を買いたいから〇〇屋へ寄れと。

嫌そうな顔をしたオットに

「あんたね、デパートに連れて行けって言ってるんじゃないんだよ!○○屋で私ん買うもんがあるかどうかわかんないけど、○○屋でいいにしてやるんだから、連れて行け!」と宣い、仕方なく○○屋に寄りましたよ。

車椅子に乗せたままなんで、ああだこうだ言っても、連れて帰れちゃうんで、その点は便利ですわ。

生地も縫製も日本製、そしてゴムの入れ替えのできるタイプの下着を(そんなのは限られているので)本人はもっと買いたかったようですが、2枚ずつ買ってさて出ようと思うてと服も見ると言いだしました。服こそリーズナブルな価格が取り柄のお店ですが、イチオー一通りこう言うものがありますって感じで見せましたよ。

ああいうのはないだね?こういうもんはないだね?文句垂れべーのBこさんに、はっきり言ってやりましたがな。

「ここはBこさんの好みのものを売るような高級なお店じゃありませんよ。安いが取り柄のお店でそんなことは言わない。あるもので妥協するしかありません。それが嫌ならこういうお店に寄るのは止めましょう

はい!帰ります!

「え?まだお金を払わなきゃでしょ?もうちょっと見るでしょ?」

こっちは車いすを押しながらもう店外へ。

「お金はもうオットが払いましたから。」

とっとと車に押し込むと今度は「ねえ、美味しいもんでも食べて行こうよう。」と来ましたよ。

オット「じゃ!コンビニ寄ってく!コンビニで買っておしまい!(食べには)行かねえよ!車で大人しく待ってろ!」と私とBこさんを残しさっさとコンビニに行こうとするオットの背中に

「せめてプリンを買ってきて!」とすがる声で言うBこさんでありました。

今度は家の外階段をあげなくっちゃならないんで。この暑い中!それに午後は訪問マッサージもあるんで、うまいもんを食べに行く時間はさらっさらないんですけどね、そういうことは全く頭から抜けてしまうようです。

こんなに動くのが大変なのに、それを忘れてあそこ連れて行けと言えるBこさんのずぶとさというかずうずうしさがある意味うらやましい、よし子がお送りしました~~。


急激な低下 Bこさん

2020年08月10日 | 介護

今にして思えば、Bこさんの傷の治りが悪いと言うのはあまりいいことではなかった。

自分の父親も、Dr,にはもうしばらく大丈夫だろうと朝言われたが、夕方にあっさり逝ってしまった。亡くなったその日はそれまでの絶え間なく来る激しい末期がんの痛みから解放されてずっと眼も冷まさず静かに寝ていた。けれども私は足の踵が急に紫色になり、あちこち褥瘡が出来はじめ、看護師さんも必死で体位を変えてくれるが、踵など黒くなってきてしまった。そしてその日の夕方、静かに息を引き取ってしまった。

生命力が無くなるとやはりそういう状態になってしまうのだろうと思う。

傷の方はえぐれたままではあるが、乾いた状態で徐々に塞がっては来たが、もともと遅い歩行がさらにさらに遅くなった。今のうちに車いすを手配したほうがいいと思ってケアマネさんに相談すると、ケアマネさんがデイを覗いた時にはいつも通りだとの事で、ちょっと驚いているようだったが、とにかく移動に時間が掛るのでと、一番軽いという車いすを借りることにした。

さて、通院の為(その医院の前には長い少し急なスロープがあり、靴を脱いで上がり消毒したスリッパに履き替えることになっている)初めての車椅子デビューとなったが、なかなかハードなデビュー戦であったよ。( 一一)

車いすを甘く見ていた。

そしてBこさんの能力の大幅な低下は思った以上の加速で車いすデビューを苦いものにしてくれたのだ。

なまじ、車いすがあるから大丈夫なんて思ったのが大きな間違いだった。

奥の院から出てきてトイレと洗面、そして諸々の準備…、やっと玄関にたどり着いての、2段階の階段を下ろすまでにすでに40分。とにかく前かがみがひどすぎて、手すりの中に頭が入り込んでしまい、更にもう面倒になって補聴器もつけていないから、必死で「頭が危ないから!」と叫びながら防御してもその手を払いのけながら進もうとし、手すり自身に手すりの支えにごちごちなりながらの「本人必死の爆走」でやっとやっと、階段下にたどり着きいざ!車いすへ。

と思ったが、椅子の座面に座らせるのも四苦八苦、更にステップに足を乗せようとしても、膝を伸ばしたままこわばったしまっていて、ステップに足を乗せるのも至難の業。

何とか詰め込み!いざ!車に乗せようと思ったら!

ら!

ら!

車いすから降りるのもひと悶着。そして車へ…乗れない!オットと二人で介助していたので、Bこさんの担ぎ上げはオットに任せ、いざ!車いすをトランクに!乗らない!乗せられない!

慌ててオットと交代。

この騒動まだまだ続くよ~~のよし子がお送りしました~~。


デイの日の方が浮腫むBこさん

2020年08月02日 | 介護

17日前に脛に傷を持つ女になったBこさん93才ですが、傷の治りも悪いのですが、夕方の浮腫みがひどいことに気が付きました。

普段着替えも一応本人がしますし、そもそもそういうことに口出しを嫌う人なので、え?こんな服を着る?と思ってもヨメのわたくしは全く関知しないことにしています。

今入浴もヘルパーさんによる入浴介助、週2日のデイサービスでの入浴なので、素のBこさんを私が見ることはないんであります。

が、今回、脛を打ち付けてのケガの為、朝夕足の手当てをするのですが、デイサービスに行った日の浮腫みがひどいことに気が付きました。

脛のケガの経過の記事は→こちら

もう、2週間以上経つので入浴の時には絆創膏を貼り、出たら貼らなくてもいいんじゃないかと思ってお便り帳に記入して出したところ、いつもはお便り帳を私には見せないBこさんが、黙ってダイニングテーブルのいつも私が座るところにお便り帳を置いてありました。

読むと、「まだ出血が見られたので、ガーゼを貼りました。また横に別の傷が出来ていたので、ワセリン軟膏を付け絆創膏を貼ってあります。」との返事。

あれまとちょっとがっかりしながら傷を確認すると、足の浮腫みがひどかった。

 

傷の上に見えるラインは真夏でも手放せないズボン下の裾の跡です。

そういえば前回もデイから帰ってきたとき、浮腫みがひどかったなあと思いだしました。

傷より浮腫みだよなあと思って、足を台の上に乗せて5分後

こんなに浮腫みが解消。

デイでは今日はじっとしていたのか?と本人に聞くと、「トイレも行かずに今日はじっとしていた。」そうで、デイでの「今日行った事」には「歌の観賞、脳トレ、口腔体操」とあり、リハビリが入っていない。

同じ日にデイに通う人で知り合いがいるので何気にBこさんのデイでの様子を聞くと、「ずっと寝ていて、体操をやっている時も寝ている。」との事でした。想像は付きます。うちでも最近傾眠が本当にひどくて、食後薬を出すまでに何度寝てしまうかと言う感じ。新聞を読んでいてもTVを見ていても右に大きく傾いたまま寝てしまっています。

一晩たった次の日の朝

静脈瘤はあるものの浮腫みは解消。

検索してみると朝浮腫みが解消するときには心配する浮腫みではないとの事ですので、とりあえず浮腫みの有無を時々チェックすると言うことで。

ちなみに本人に聞くと、浮腫んでいても何も感じていない様子で、撮った写真を見せて、こんなに浮腫んでいるから足をあげていようか?と言っても、きょとんとしています。

こういう感覚が鈍くなってきているのが、ちょっと怖いです。たぶんケガをした時も何も感じていないので、ひとり暮らしとか(誰かと同居していても気が付かないことも多いかと)していたら、気が付かないまま過ごしているんだろうなと、恐怖を覚えるよし子がお送りしました~~。