写真は設計士のOさんに頼まれ、新浜市の国道11号線沿いに建てているO邸。デッキも完成し後は設備や、電気器具を取り付ければ完成です。アイビーログ工房の物件には、到底見えませんが、木造なら、どんな建物でも建てられるのは、案外知られていません。この建物は設計時、壁、天井はクロス、床は合板のフロアーとなっていましたが、お世話になっている、岡田建材の社長と話しをし、無垢材を安く提供してもらえる事となり、大工の棟梁、赤松さんに手間が掛かるけどやってくれと頼み、内部は木の香る仕上げが、実現しました。二階はなんと、無節のヒノキのフロアーを張り、一階は杉の、天然木のフロアーと腰板が奢られました。カウンターも無節の一枚板。今の方は節に割れがあったりすると、クレームをつけたりするので、理解してもらえないと、中々使うのが難しい素材です。また無節は、高価すぎて、中々これも使いずらい素材。縁あって、O邸の床に来た物です。素材の感触を楽しんで、経年変化で美しい物にしてもらいたいと考えています。図面どうりクロスを使い、合板フロアーを施工すれば、安く行くのに、岡田の社長も、赤松さんも、私も馬鹿だなーと思いますが、長く住めば、施主さんもその良さが分かって来ると思います。施主さんの喜ぶ顔が見たい為か、自己満足の為か、やっぱりいい物を、みんな造りたいのだと思います。