土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

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歳をとる取るのが早すぎる。

2012年03月11日 20時55分33秒 | Weblog

時間が経つのは、思ったより早い、いや早過ぎると、近頃痛切に感じる。仁淀川沿いのH邸。もう何年になるのか、記録を確かめないと、定かではない。10年前後なのだが、屋根が黒っぽくなったので、見て欲しいと言われたので、行って来た。雨の日に伺ったのだが、確かに、煙突のあたりと、山側の日の当たりにくい所が、一部黒くなっていた。山に近い場所は、湿気が多く、コケが付きやすく、カビ等も繁殖しやすい。しかし屋根を再塗装する必要性は感じなかった。確かに再塗装すれば綺麗になるが、急こう配のこの家の場合、屋根足場が必要だ。足場をかける費用がかなりかさむ。屋根屋さんに聞くと、10年保障しかないが、20年は大丈夫と言っている。それ以上でも大丈夫な事もあるし、条件が悪ければ、20年位の事もある。だから私は余裕があれば、、20年ぐらいで屋根のやり直しをしても良いし、予算が無ければ、そのまま使い、目視して判断したら良いのではないかと思う。だいたい25年前後までは大丈夫だと考えてはいますが、あまりに見苦しくなる前に葺き替えするば良いと思います。私の家も、はや15年目。後10年程経てば葺き替え時期。次の世代がリホームする時期に思い切ってやれば、25~30年はまた住めるようになるので、世代交代の時期か、異常気象等で傷んだときに、やりかえれば良いと思います。自然素材で作った家なら、25年の時を経た魅力が加わり、又出費も、何分の一で良く、家を新築するより経費も掛からない。古くなっても価値のある家を創って行きたい。

内部は割れも増えたが、イメージは変わらず造ったとき時のまま。当時の事が、鮮やかに想いだされます。大切にしてくれてありがとう御座います。