国産薪ストーブの設置と、差しかけ屋根を付けて来ました。国産ストーブのほとんどが、私達が普段使っている外国産の薪ストーブと反対に、煙突を上から挿すように作っている事を、改めて認識しました。タールが流れて困ると思うのだが、そう言う風にシングル煙突が作られています。エアーコントロールがきちんと出来てない初期の頃、絞ったりせず、全開で焚きタールが出なかったからなのか、外部に出した煙突から、雨が入るからなのかは解りませんが、面白いなと思いました。普通に考えれば、国産のやり方が正しそうなのだが、使って見ると、受けるように刺した方が良いのです。本気で暖房に使っている歴史の長さが違うからでしょう。でも日本人は改良の天才。もう少しすると、メイドインジャパンの薪ストーブが、機能もデザインも最高だと言う時代が来ると期待しています。まだ薪ストーブは贅沢品みたいな感じもあるようですが、良い薪ストーブは、エコロジーで安全な実用品。我が家では無くてはならない、心豊かに暮らす必需品です。
輸入のマシンカットログハウスに付けた差しかけ屋根。雨がログ壁に当たらないようにとの施主さんの思いやり。角材でOKなのだが、アイビーログ工房の仕事。せめて地元の丸太を使ってやろうと頑張りました。丸太は細いのですが、マシンカットの壁と比べると、かなり大きく感じます。丸太を使うと作業は大変なのだが、そこに物語が生まれます。この木は、ストックヤードに出てきた曲がり材を、山中さんがどうですか使ってくれませんかと声をかけてくれた材です。皮をむき、刻み、チップになる木が、こうして形になり、主屋の壁を守る庇の構造になる。曲がり木は個性豊かで楽しいオンリーワン。手間をかけた分、物語も豊かになる。手間をかけ、楽しい物語を作って行く事が楽しい文化を作り、豊かな高知、日本を創って行きます。
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