土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

食足世平

2010年03月20日 11時18分58秒 | Weblog
食足世平。日清食品創業者、安藤百福さんが大切にした言葉です。食物が不足すると、生きる為の争いが起こります。衣、食、住が満たされて初めて人は幸せになれると思うと、私達の担う、住は、どんなものが、必要なのかと考えると、人口に対して、家はもうすでに余る程あるようだ。そうすると私達は、家を新たに建てる必要はない。新しい考えをもたなければ、建てる必要はないのかも知れない。新しい価値観とはなにか?それは安全で、安心して住め、しかも環境に配慮された建築、地域の風景になじむ、その地域にある素材で建てる建築だと考えます。日本においては、木と土で作る家。アイビーログ工房は、昨年やった、新しい木の壁の耐震実験で、強度の確認は出来ました。今年は木と土で作った壁の、断熱実験をやり、数字を出したいと思います。科学製品で作った断熱材には、性能では劣るかもしれませんが、自然素材の家に暮らすと言う事は、完璧さを求めるより、程々という感覚が大切だと思います。耐えられないような、暑さ、寒さは論外ですが、程々という感覚を持つ事により、もっと自由に、建築の可能性は広がると思います。昔の知恵と現代の知恵を合わせる事により、快適で、安全、安心な木と土の家が出来ると思います。写真ははっさくをていねいに剥き、南天の葉を敷いて出されたデザート。贅沢ではないけれど、もてなしの気持ちが伝わります。そういう家を建てて行きたい。

  アイビーログ工房の公式HPは こちらから

完成見学会を行なう予定です。

2010年03月18日 21時54分36秒 | Weblog
観音寺のT邸の内装工事も、どんどん進んでいます。階段もつき、桧の無塗装のフローリングも、今週中には張り終わります。来週からは、外の漆喰の仕上げ塗りが始ります。4月末の引渡しを目指して、急ピッチで工事は進んでいます。この家は、施主さんの了解を得て、完成見学会を行なう予定です。4月末の土曜、日曜を目指してスッタッフ一同頑張って完成を目指します。楽しみにしていて下さい。

何回目の共同作業?

2010年03月15日 10時08分49秒 | Weblog
暖かい日曜日、次に建てる土佐市のFさん夫婦が工房に訪れ、自宅の皮むきを体験。杉の丸太の皮むきは終了していたので、見出しの飾り梁を、赤松で作る事にして準備していました。曲がっている松2本の皮を、ドローナイフと、日本の皮むきで、むいてもらいました。松は皮が厚く、脂が出るので、昔から屋根裏の人の手に触らない所に使っていましたが、曲がった松の力強さは、隠すにはもったいないので、私は、見える場所に使って行きたいと考えています。二人はTシャツになり、汗をかきながら、楽しそうに作業をしていました。彼らの体験は、松梁を見るたびに思い出され、次の世代に語り継がれて行くといいなと、しみじみ思いました。

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高知を変える?

2010年03月14日 22時33分46秒 | Weblog
高知の良い所はどんな所と聞かれると、人が明るくさっぱりしている。裏表がない。鰹が美味しい。食材の宝庫だとか、いごっそうだけど、優しい。これは私も感じている所だ。私はその他に自然度が濃い。人が少ないも入れたい。何もないは経済的にはマイナスだが、他所にない事はプラスに変換できると思っている。しかしこの不況で、さすがにのんきな高知人も、何とかしなければと思っている事は、ひしひしと感じています。ただ経済活動は、土佐人の最も苦手な所だと思います。暖かく自然に恵まれているお陰で、さっぱりしすぎて、ねばりがない傾向も、見られる気がします。俺は俺の傾向も強く、他人と協力して事を成すことも、他県より旨く行かない傾向があるようにも感じています。恵まれた環境のせいで、危機感が薄い。高知で先進的な所は、へんぴな馬路村や、梼原,レイホクの町等です。危機感のある町で取り組みが早く、一体感がある街にかぎられています。高知を変えるには何が必要か?危機感の共有と、事を成すためにやりぬく粘り強さ。でもそれでは高知じゃなくなるようで寂しい。いごっそうや、はちきんも高知の宝。写真の柏島は、高知の宝、他県の人にも素晴らしい所です。高知を変えるれるのは、他所から来た、高知の良さを感じている。Iターン、Uターンの高知人かもしれない。

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受け継がれる建築。

2010年03月12日 08時37分39秒 | Weblog
森林技術センターにある、高知駅舎に使った集成材のカットモデル。大きいなと思うが、私には、さしたる感動がない。大きな丸太には、心の底から溢れて来る畏敬、感動がある。きっと、その成長過程、厳しさを自然と感じるから起こる、畏敬なのかもしれない。だから私は、50年生きて来た木使う家は、最低50年の寿命を全うさせたいと思います。板に製材すると、その歳月を感じることが、難しく感動を覚えないのでしょう。アイビーログ工房の建てる家は、丸太の生きた歳月を感じ、愛着を持ち、長く受け継がれて行く建築であり続けたい。100年~200年と。