土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

秋岡芳夫の言霊。

2011年12月17日 08時33分49秒 | Weblog

ログハウスの巣箱。築10年程だそうです。こんな巣箱があると、鳥達も住んでみたくなると思いますが。今日はこの冬一番の冷え込み、高知市でも0度の予報でした。おかげで昨夜は、薪ストーブ焚き放題。サンルームを作ってからは、帰った時の温度が3度程上がりました。おかげで、薪ストーブを焚く時間がすくなくなったのが、少し残念。雑誌を読んでいて、竹トンボで有名な、デザイナーの秋岡芳夫さんの言葉が心を打ちました。このように書いていました。「一言で言えば、「物」を捨てない暮らしのすすめ。いい物を長く使うことのすすめ、買わされる人間から、買う人間になる事のすすめ。昔のように、道具を親切につくり、物を大事にする暮らしにもどらないと、もうじき、私たちの地球は駄目になる。消費者をやめて、愛用者にもどろう。」秋岡さんが、40年前に言った言葉です。日本が、まだまだ貧しかった時代に、こう言う見識を持っていたことに驚きます。時代がようやく彼に、追いつこうとしている今。見せかけの経済を一番に、消費を一番に考えるのは、時代遅れと誰もが気付いているはずなのに、現実には、あまり変わっているようには見えません。便利さを過度に追い過ぎる今こそ、良い物を、大切に使う事がより重要だと認識し、暮らす事が豊かだと思います。1~2年後ではなく、10年いや100年先の事を考える生き方をしようと、彼は言っているのだと、私は理解しました。お金は大切ですが、お金が無いほど、ある意味豊なのかも。


3坪のフルログ、シェルターハウスを作る、ログスクールを行います。

2011年12月14日 17時12分46秒 | Weblog

先日 高知農業高校の先生達から、来年春に、またログハウスの講習をやって貰えないかと、相談有りました。高知大学の生徒さん達とツリーハウスを作っておりましたが、一般の方達の参加には門戸を開いておりませんでしたが、ログ業界も40代50代が主流となっており20代30代の職人が少ないのが現状。私も若い職人さんを、育てて行かないと、ログ業界の未来は無いと感じています。そこで一般の方で、自分で作って見たいと言う、熱い想いを持っている方達を対象に、実際に3坪程度のフルログのシェルターハウスを自分で作る、体験型イベントを開催する事にしました。休日だけでも参加出来るログスクールで、自分で家が建てれる感動を味わって頂きたいと考えております。昼ご飯付きで 、ワイワイと楽しくやりたいと考えております。地震に絶対的に強いログハウスを、楽しみながら作る体験は、ログ業界の底辺を広げる事にもつながり、優秀なビルダーも出てくる可能性もあります。その体験は新しい生き方、持続可能な生活を考える為のきっかけになると思います。地震が来ても自分で家を直したり、ガスや電気が無くても食事も作れる力を付けれれば、南海地震が起きた時の力になると考え、来年初めから行う予定です。詳しくは、ホームページに乗せますので見て下さい。


梼原は別世界。ツリーハウスまだまだ健在です。

2011年12月14日 09時12分02秒 | Weblog

取りに行くと言いながら、中々行くことが出来ずにいた、手摺用の木を貰いに梼原に行って来ました。さすがに高知の平野部と違い、なんと雪が積もっているではありませんか。さすがに四国のチベット、なめたら行かんぜよー。高知大学生と作った、ツリーハウスにも寄って来ました。雪も多く別世界。

写真を撮りまくりました。さすがに6年経つと、もう危ないかと思いながら雪の積もった丸太橋の上を、恐る恐る渡りツリーハウスへ。3軒の実験ツリーハウスを見て感じた事は、やはり谷川の近く、湿気の多い土地では、基礎を高くすることは、家の寿命を考えると、正解です。それからツリーハウスの宿命、木が太ると言う事。屋根を見ると雨漏れのあとがあり、床も木の周りが痛みはじめていました。

カウンターも3年で木が太り、調整が必要。一番痛みがあったのは、「おいでやす。」地上に作った2期生の丸屋根の物件。暖炉の位置が悪く、雨漏りが多い。日干しレンガの壁に、キツツキが数か所、穴をあけていました。やはり家は人が住まないと、傷みやすい野を実感しました。

でもあの頃の事が思い出され、やはりこの場所は、学生にとっても、私にとっても特別な場所になっています。

第一の目的、ぼうりょうの木、100本頂いて帰って来ました。しばらく自然乾燥して手摺材や家具になる予定。花道楽の中平さん、有難うございました。

 


年に一度の東京。ログハウスオブザイヤーに行ってまいりました。

2011年12月12日 16時39分59秒 | Weblog

毎年参加させて貰っている、年末恒例のイベント、ログハウスオブザイヤー授賞式に行って来ました。今年はどんな賞を貰ったのかと、思われる方もいらっしゃるでしょうが、残念ながら今回はありません。毎年お世話になっている、夢丸の忘年会のような物で、雑誌を盛り上げて、ログハウスの存在、楽しみ方や、生活スタイル、生き方までもを変える雑誌にして行こう。やはりそれには、スッタッフを応援する事は大事かなと考え、毎年参加させて貰っています。又東京へ行く事で、改めて自分を、高知を見直すきっかけにもなっています。普通に高知で建てている、アイビーのログハウスは、東京で、日本で通用するのかも。そこで行きあたったのは、やはり地方の素材で作る事は間違っていないと言う確信。地方のデザインは、素材で決まると言う事。杉の多い東京以南の地方は杉で、カラマツが多い地方はカラマツで建てる事が地方の景観、風景を創る事になる。高知で土佐漆喰、水切り瓦が普及したのは、高温多湿で、台風が多く、風雨が地面から降ると言う気候風土が残してくれた物。瀬戸内の島々に、焼杉の板張りの家が多いのは、軽くて運搬が容易でメンテナンス、塗装が要らない素材だったから。地方のデザインをするには、やはり素材選び方、使い方が一番。アイビーログ工房はこれからも、循環出来る地元の素材で、地元の職人が創るは今まで通り。新しい使える素材は取り入れ、最新の、快適なエコ住宅を創って行きます。ログハウスはこれからの最新住宅だと、再確認もして来ました。少し残念だったのは、受賞メーカーの参加者が主で、ログビルダーや、他のメーカーの参加が少なかった事です。不景気の折大変ですが、応援してくれる雑誌を年に一度応援に行こうではありませんか、今回受賞した、ノウザンライツの代表は、来年受賞しなくても来ると約束してくれました。来年はもっと多くの人で盛り上げ、賑やかにしていきたいと考えています。次の日は浅草をまわろうと考えていましたが、生憎の雨、浅草寺近辺を少し回って丁度開催中の、東京モーターショウへゆりかもめに乗って、東京ビッグサイトへ、分かっていたけど、人人人。人混みの苦手な私には最悪のパターン。でも一回は行って見ないと分からないので、疲れましたが頑張って一回りしました。感想は、凄いのだけどショウはもうこりごり。私の最大の遊び、楽しみは、仕事なのかもしれない。と疲れて帰って来ました。高知の空気に触れると、何かリフレッシュした気分になるのは変なのでしょうか。


ログハウス・オブ・ザイヤー

2011年12月08日 12時51分45秒 | Weblog

 またまた代表に代わりまして雑用係です。

 今日は日頃お世話になっておりますログハウスの雑誌で夢の丸太小屋に暮らすの出版会社の忘年会に代表は出席する為に東京に行きました。(まさに今の時間はその真っ最中です)ログハウスのコンテストがありその授賞式も兼ねています。毎年この時期の恒例です。年に一度なので全国のログハウス事情等を知るため、又、ログハウス業界の為(ちょっと大げさかな)にこれまでほとんど出席しています。又帰ってきましたら、その様子はブログに載せると思います。

 ところで6日に書きましたシェルターハウスの話の続きですが、かねてより気になっておりました焼杉をついに使わせて頂けるお施主様と出会う事が出来まして、シェルターハウスと薪小屋に使う事が出来ました。遠くから見た感じでは結構モダンな感じに見えて想像よりも良いと思いました。いかがでしょう?特に私は玄関の四万十川をイメージしたポーチと一部白にした壁と焼杉の黒がとてもマッチして気に入ってます。前も載せたと思いますがもう一度どうぞ。

                

 玄関から、ポーチ、階段へ流れるように塗られた技に左官さんの感性が感じられます。(あー良い感じ。)

 薪小屋は私も基礎、躯体の組み上げ、焼杉張りに薪の片づけ等等、お手伝いをしました。日頃事務仕事ばかりなので、身体を使う仕事はとても気持ちよかったです。(本当はこちらの方が向いているかも(笑))と思ったりもしました。

 地震の話になりますが、高知では毎日のように新聞やテレビで取り上げられています。高知市は地盤沈下して2m位浸かってしまうだろうと言われている所が多いようです。地震に強いログハウスを見直してみませんか?ご興味がございましたらいつでもご相談下さい。お待ちいたしております。

 アイビーログ工房の公式HPはこちらです。