函館の夏を彩る“函館野外劇”...。第33回公演「星の城、明日に輝け」が、五稜郭公園一の
橋前広場で開幕。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止に追い込まれ、今年は2年ぶりの
開催。しかし、1年経っても新型コロナの感染状況は改善されずに、今年は感染防止に万全期
してこれまでの夜間から午後に変更、観客席を減らし、さらに出演者も全員マスクをしての公
演となった。公演は、8月15日まで毎週日曜日、午後3時から約1時間で観覧料は無料...
“函館野外劇”は、「星の城、明日に輝け」をテーマに、市民ボランティアが創り上げてきた函館
の歴史スペクタクル...。今年の公演は、今月中にも登録が予定されている「北海道・北東北
の縄文遺跡群」世界遺産登録応援公演と銘打ち、縄文人の登場で始まる。アイヌ民族の伝承に
ある「コロポックル」が案内役を務め、200人を超える市民出演者が歴史物語が進められる..
黒船来航のシーンではペリー提督が登場、各国の国旗によるフラッグダンスで箱館の開港
時の賑わいを、また、箱館戦争の場面では土方歳三と新政府軍との戦いは刀を振りかざし
ての迫力ある殺陣を披露し会場を盛り上げる。その後、港町の繁栄を、よさこいソーラン踊
りでその賑わいを演出。また、幾度となく函館の街を襲う大火を乗り越え、未来へと続く函
館の歴史を1時間余りに渡って熱演し、フィナーレは出演者・スタッフと観客席が一体とな
って新井満氏作詞・作曲のテーマ曲「星のまちHAKODATE」を歌い、来年の再会を誓う...
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