( 07/14 撮影 )
函館の空に夏を告げる「函館港花火大会」..。地元新聞社主催で「海の日」制定を記念して始
められたこの花火大会も、今年で25回目を数えるという。さて、今年は何処でと悩んだものの
結局はいつもの海岸町船溜まりに車を走らせた。観覧席のメーンとなる若松ふ頭に足を延ばすと
花火大会に合わせて開催中のイベント会場には様々な屋台が建ち並び家族連れや若者たちで賑わ
いを見せ、風も穏やかで絶好の花火日和に大勢の見物客が今や遅しと夜空を見上げている...
午後7時45分、見物客のカウントダウンの合図で打ち上げが始まる...。花火大会は3部構
成で、大会を中継するFMラジオから流れる音楽に合わせて、函館山を背に緑の島から次から次
と打ち上がる“大輪の花”に、見物客からは歓声と拍手も聞こえ大満足の様子。この花火大会は、
函館に本格的な夏の到来を告げている。ところが、海岸町船溜まりは見物客の帰りの車で身動き
できないほどの大渋滞、10分ほどの帰り道が花火の打ち上げ時間と同じ1時間も要した...
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( 今朝、函館港を出港した、韓国釜慶大学校の練習船“ペク・ギョン” )
9日の朝、西ふ頭に白い船体の船が係留された..。「クルーズ客船?にしては小さすぎ
る」などと思いをはせ、野次馬として放っておけずに車を西ふ頭に走らせた。船舶は韓国
釜慶大学校の練習船“ペク・ギョン”(BAEK KYUNG)で6月28日に大学のある韓国・釜山
港を出港し、訓練を重ねながら日本海を北上し函館港に入港。先月から函館港には国内各
地から実習船や訓練船が数多く寄港するが、さすがに海外からの練習船となると珍しい.
練習船“ペク・ギョン”には学生達が何人乗船しているかは定かではないが、2020年に竣工
した新造船で、総㌧数約4,000㌧、全長97mと、練習船としては大型で来週函館に寄港を
予定している海技教育機構の練習船「銀河丸」にも負けていない...。入港後、学生達
は西部地区を4,5人のグループで歩く姿も見られたが、5日間の休養を終え、今朝早く
函館港に大きな汽笛を残し出港、途中訓練を重ねながら台湾・基隆港に向かうという..
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船首に派手な装飾を施し、函館港でもお馴染みのクルーズ客船 “ダイヤモンド・プリンセ
ス”(115,906㌧)が今朝、若松ふ頭に入港した...。いつものようにともえ大橋の上で待
機、午前6時過ぎ朝靄の中から姿を現した“ダイヤモンド・プリンセス”、波もなく水鏡の港
内を滑るように進み、ふ頭手前でタグボートの力も借りずに自力で180度方向転換をし全
長290mの船体を岸壁一杯を使って旧青函連絡船「摩周丸」と船首を並べ無事着岸...
“ダイヤモンド・プリンセス”は、横浜港発着の「北海道と韓国11日間」のクルーズで道内
釧路、函館、小樽を巡り、韓国・済州島に寄港し横浜港に戻る...。ともえ大橋の上でカ
メラを手にしたクルーズ客船ファンの方から「今年4回目だけど、これが今年最後」との話
を聞き、じゃ見納めは丘の上でと午後5時の出港を函館山山麓でカメラに収めてきた...
( JR函館駅前広場にある花壇も“ダイヤモンド・プリンセス”の入港を歓迎している )
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この時期になると、函館港には全国各地から練習船や実習船の寄港はよくあるが、今回は海岸
町船溜まりに入港した宮城県の水産系高校の実習や調査などを行うための海洋総合実習船“宮城
丸”(総トン数 699㌧)...。入港した10日に乗組員(先生?)の方に訪ねると「石巻港
から約40人の実習生を乗せ、函館を目指して4泊5日の短期航海研修」とのこと。出港日を
聞き、今朝船溜まりに見送りに車を走らせてきたが、実習生の皆さん船橋甲板から大きく手を
振ってくれ別れを惜しんでいた。“宮城丸”は、来週も函館港に寄港を予定しているとか...
(“宮城丸”は、 令和4年3月進水の第7代目で、全長65m、最大搭載人員75名、
船体には宮城観光PRキャラクター「むすび丸」が掲げられている )
( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)
今日6日は、二十四節気の一つ“小暑”..。暦で調べてみると「暑さがどんどん強くなって
いく頃だが、梅雨の終わる頃でもあり、集中豪雨が多く発生する時季」とあった。今年は列
島各地まだ梅雨明け前なのに猛暑が続き“小暑”を通り過ぎ「大暑」の頃を思わせる気候のよ
うだ。函館も連日気温が25℃を超える「夏日」が続き、この先の夏の天気が心配だ。五稜
郭公園の住民「カルガモ」の夫婦?、この暑さにウンザリといった仕種を見せていた...
7月7日は「七夕」...。五稜郭公園1周ウォーキングの途中、五稜郭タワーに立ち寄る
と1階アトリウムの一角に“七夕飾り”が置かれ華やかさを演出し、「星(五稜郭)に近い場
所から願い事を」と短冊が用意され、観光客や市民が書いた短冊が“七夕飾り”に吊されてい
る。短冊には日本語の他、外国語のものあり、「宝くじが当たりますように」や「みんなが
幸せになりますように」と言った定番の中に「おとうさんのいがはやくなおりますように」
と子どもの字で書かれた願い事は、星に代わって叶えてあげたい気持ちにさせられた...
夏の夜空に浮かぶ天の川、そこに輝く2つの星「おりひめ」と「ひこぼし」が年に一度の出会
いの物語が、「七夕」の風習となったと伝えられ、その物語と「七夕」の由来がコーナーにパ
ネルで紹介されている...。七夕の夜、子供たちが「ローソク出せよ」と歌う「七夕の囃子
歌」は各地で歌われているが、そのルーツは函館であるということをパネルで初めて知った.
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