10年前に一度行ったことのあるこの国設野生生物保護区。我が家からベルトウェイを経由して40分くらいで到着します。この日も、最近深まりつつある写真家でバードウォッチャーともなったアントンさんとのパートナーシップで鳥見行です。彼よりもさらに鋭い動体視力を持つ彼の奥様もご一緒。従い、今日の写真もほぼすべてアントンさんによるものです。彼はニコンを持っていて、日本のカメラがお好きなようです。
この日は本当に暑かった。真夏のバードウォッチングには余り関心が無かったのですが、最近急に盛り上がっているアントン夫妻のお供を重ねることで、私にとっても「初認」となるエキサイティングな経験が増えています。次の写真は、前回のHuntley Meadowsで初めて見たOrchard Orioleで、今回も出会うことが出来ました。夏にしか見られない渡り鳥。アントン氏のお蔭で飛翔中の写真が楽しめます。
Eastern Bluebirdは私のお気に入りの一つですが、今回はじっくりと観察できました。巣を遠目に待伏せ作戦を決行。恐らくヒナが巣箱にいるのでしょう、オス・メス双方が忙しそうに虫を運んできます。数回往復を観ましたが、必ず何かを捕まえて帰ってくるのには感心しました。これもアントン氏による傑作の三連写!
連写というのは、何というか動きの連続性を伝えるだけでなく、その場の臨場感とかこの後どうなったのだろうと想像心を掻き立てますね。虫を掴んでいる所も十分観察しました。
このBluebirdの夫妻、巣を離れると目の前の大きな池を横切って飛んでいき、対岸の林から虫を捕まえて戻ってきます。その池には蓮の花がたくさん咲いていました。その上をAmerican Blackduck?が飛んでいきます。
アントン氏の奥様、ここで一言、「ああ何て平和な風景。これで十分」。同感です。
ビジターセンターと池の間には、Butterfly Garden等の管理された区域が広がります。野生生物を呼び寄せるために人間が環境を管理しています。
このPatuxentは「野生生物保護区」であって、皆さんに馴染みのある「国立公園」ではありません。前者が農務省の傘下のFish & Wildlife Serviceが担当しているのに対し、後者は内務省のNational Park Serviceが担当。National Wildlife Refuge(前者)は国立公園と違い、ハンティングや釣りが認められています。そのためにフィーを徴収して、保護区の活動に利用しているのです。全米中に500以上もあるとか。ここのビジターセンターを覗けば直ぐに感じられると思いますが、National Park Serviceよりも予算が豊富そうです。ここのセンターはちょっとした博物館のようでとても立派。アメリカの自然保護の勉強に良い場所ですので、たっぷり時間を割いて下さい。
さて、ビジターセンター周辺の湿地を離れ、このWildlife Refugeのもう一つの注目エリアであるNorth Tractに車で移動します。ここは昔軍の訓練が行われていて、不発弾の残っている可能性がある、故に、入り口の事務所でWaiver Formに署名する必要があります。まあ、レンジャーは「今まで事故は無いし、大丈夫」とは言うのですが。
この事務所の裏手に車を停めて、じっくりとハミングバードを観察しましょう。以前コスタリカで見たほどとはいきませんが、かなりの数のハミングバードがフィーダーに来ていて、あの有名な「気の強さ」を発揮、ポジション取りの為に威嚇し合います。でもやはり可愛く美しい鳥です。そして、実に小さい。中南米からあの大きなメキシコ湾を越えて渡ってくるのが信じられません。
ベンチに座ってサンドウィッチを頬張りながらのハミングバード観察。さあ、じっくり見ましたと立ち上がった所、頭上にタカが舞っています。Red-shouldered Hawkでしょうか、Cooper's Hawkでしょうか。ここでもアントン氏の写真技術のお蔭で、まるで羽の数まで数えられそうな程クリアな画像を紹介できました。
さて、この事務所からWildlife Driveが始まりますので、車の中からの観察が可能です。両側に広がる森林に鳥を探すだけでなく、道路上にもお気を付け下さい。こんな可愛い、美しい野生生物も登場します。Eastern Box Turtle。本当に車で轢かなくて良かった。
さらに進むと美しい池がいくつかありますが、この日のこの時間、太陽もかなり高く、気温も相当上がって来て、鳥見はおしまい。それにしても、このワシントンDC界隈には本当に美しく、自然観察にもってこいの場所が多いですね。実は、私はこの夏に日本への本帰国を予定していますので、残された日々は少ないながら、さらに新しい場所も発掘、ご報告したいです。
最後にこの美しい池とアントン氏近影をご覧ください。
この日は本当に暑かった。真夏のバードウォッチングには余り関心が無かったのですが、最近急に盛り上がっているアントン夫妻のお供を重ねることで、私にとっても「初認」となるエキサイティングな経験が増えています。次の写真は、前回のHuntley Meadowsで初めて見たOrchard Orioleで、今回も出会うことが出来ました。夏にしか見られない渡り鳥。アントン氏のお蔭で飛翔中の写真が楽しめます。
Eastern Bluebirdは私のお気に入りの一つですが、今回はじっくりと観察できました。巣を遠目に待伏せ作戦を決行。恐らくヒナが巣箱にいるのでしょう、オス・メス双方が忙しそうに虫を運んできます。数回往復を観ましたが、必ず何かを捕まえて帰ってくるのには感心しました。これもアントン氏による傑作の三連写!
連写というのは、何というか動きの連続性を伝えるだけでなく、その場の臨場感とかこの後どうなったのだろうと想像心を掻き立てますね。虫を掴んでいる所も十分観察しました。
このBluebirdの夫妻、巣を離れると目の前の大きな池を横切って飛んでいき、対岸の林から虫を捕まえて戻ってきます。その池には蓮の花がたくさん咲いていました。その上をAmerican Blackduck?が飛んでいきます。
アントン氏の奥様、ここで一言、「ああ何て平和な風景。これで十分」。同感です。
ビジターセンターと池の間には、Butterfly Garden等の管理された区域が広がります。野生生物を呼び寄せるために人間が環境を管理しています。
このPatuxentは「野生生物保護区」であって、皆さんに馴染みのある「国立公園」ではありません。前者が農務省の傘下のFish & Wildlife Serviceが担当しているのに対し、後者は内務省のNational Park Serviceが担当。National Wildlife Refuge(前者)は国立公園と違い、ハンティングや釣りが認められています。そのためにフィーを徴収して、保護区の活動に利用しているのです。全米中に500以上もあるとか。ここのビジターセンターを覗けば直ぐに感じられると思いますが、National Park Serviceよりも予算が豊富そうです。ここのセンターはちょっとした博物館のようでとても立派。アメリカの自然保護の勉強に良い場所ですので、たっぷり時間を割いて下さい。
さて、ビジターセンター周辺の湿地を離れ、このWildlife Refugeのもう一つの注目エリアであるNorth Tractに車で移動します。ここは昔軍の訓練が行われていて、不発弾の残っている可能性がある、故に、入り口の事務所でWaiver Formに署名する必要があります。まあ、レンジャーは「今まで事故は無いし、大丈夫」とは言うのですが。
この事務所の裏手に車を停めて、じっくりとハミングバードを観察しましょう。以前コスタリカで見たほどとはいきませんが、かなりの数のハミングバードがフィーダーに来ていて、あの有名な「気の強さ」を発揮、ポジション取りの為に威嚇し合います。でもやはり可愛く美しい鳥です。そして、実に小さい。中南米からあの大きなメキシコ湾を越えて渡ってくるのが信じられません。
ベンチに座ってサンドウィッチを頬張りながらのハミングバード観察。さあ、じっくり見ましたと立ち上がった所、頭上にタカが舞っています。Red-shouldered Hawkでしょうか、Cooper's Hawkでしょうか。ここでもアントン氏の写真技術のお蔭で、まるで羽の数まで数えられそうな程クリアな画像を紹介できました。
さて、この事務所からWildlife Driveが始まりますので、車の中からの観察が可能です。両側に広がる森林に鳥を探すだけでなく、道路上にもお気を付け下さい。こんな可愛い、美しい野生生物も登場します。Eastern Box Turtle。本当に車で轢かなくて良かった。
さらに進むと美しい池がいくつかありますが、この日のこの時間、太陽もかなり高く、気温も相当上がって来て、鳥見はおしまい。それにしても、このワシントンDC界隈には本当に美しく、自然観察にもってこいの場所が多いですね。実は、私はこの夏に日本への本帰国を予定していますので、残された日々は少ないながら、さらに新しい場所も発掘、ご報告したいです。
最後にこの美しい池とアントン氏近影をご覧ください。