平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録3月21日(日)

2010-03-21 08:33:02 | アマチュア無線

本日午前7時曇り15.3℃

08:03のAO-7 パスの終わりころBeaconを聞きました。強力な信号を下ろしていました。なぜかSingleToneでした(2Beacon、パラレルBeacon、2音が一緒に聞こえる←ではなかったと言うこと)この衛星が、今尚このような強い信号を送る力を持っているとなると「AO-7物語」登場でしょうか。

【AO-7物語】この衛星は1974年11月15日に打ち上げられ、1981年の中頃バッテリーの故障で動作を停止するまで6年半、稼動していました。音信不通であった衛星が「ある日突然」テレメトリーの発見となります。動作を停止してから実に21年後の2002年6月21日のことです。発見者はパットゴーウェン(G3IOR)今日現在、打ち上げから35年4か月余り経過していながら今もって使えるのは、まさに奇跡「不死鳥」そのものです。まさかバッテリーが無くても実用上問題ないという「DO-64」開発のヒントになったのではないと思いますが。(ブログへの記述4回目)

ゆうべは物凄い風で眠れませんでした。春の嵐というか「春の風台風」と言うべきです。どんな様子か外を見たくなります。午前3時30頃大木が根元から揺れ「グオォーー」とうなり声を上げて風が吹いていました。HF帯のアンテナ孟宗竹の支柱が1本折れました。建物等に被害なし。

AO-51 復旧したようです 次のGoodPassは16:04JST(TOKYO)になりますね。

【AO-7:どっちのBeaconか】JA1CPA中村さんからコメントをいただきました。AO-7打ち上げ直前の資料によると、435.100(実際は435.106MHz)のCWBeaconはAモードのBeaconのようです。AMSAT-OSCAR7SatelliteSummaryにもBeaconの周波数は表記されていますが、どちらのとまでは表記されてないので、打ち上げ直前の資料のとおりと思います。また、そのSummaryには「400mWと10mWが時によって切り替わるよ」と書いてあります。AO-7はいろいろな不都合が出ている現状なので、400mWと10mWが切り替わらないで、両方出てしまっていると推測しました。だから2Beaconなんだと思います。この推測が当たっているとすれば謎が解けました。

【JA1CPAさん提供資料】

Aモード
2m→10mレピター(2W)
29.502MHzビーコン(200mW)
435.1MHzビーコン(300~400mW)
Bモード
70cm→2mレピーター(14/3.5W)
145.975MHzビーコン(200mW)

実際はこのほかに2.3GHzのBeaconもあるとSummaryには表記されています。☆☆☆

コメント (6)
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