●本日午前7時晴れ10.4℃
TeikyoSat-3 09.Apr.2014 06:38JST(08.Apr.21:38UTC)
Data Only
S1 56 74 78 78
S2 76 77 1F 5A
S1 56 74 78 77
00A8:00A8:0000:0000:H:586/P:1763/T:332384383376382:0
S2 76 75 1F 5A
S1 57 74 77 76
TeikyoSat-3 09.Apr.2014 16:16JST(07:16UTC)
Data Only
1F 5A
S1 55 71 72 72
S2 72 78 1F 5A
00A4:00A5:0000:0000:H:586/P:1758/T:
71
S2 72 78 1F 5A
S1 55 70 71 70
S2 71 75 1F 5A
00A3:00A5:0000:0000:H:586/P:1758/T:33238338037
◆欠損部分を補填せず。可変メッセージになると信号弱くなる感じです。可変メッセージが最後まできちんと流れることは少ないです。
07:40のFO-29 ■交信(SSB)JA0CAW JA8FY ■受信(CW)JA1KI JK3HFN JR3CNQ JH3GCN ★1,060Hz
【アナログ音声通信のからくり】↑上記、音声ファイルの交信内容について説明します◆まず、ファイルそのものは相当品質を落として、小さいファイルにしてありますので、聞きづらいかと思います◆説明しようとするポイントは「2点間ドップラー差異」です。過去に何回も当Blogで解説していますので、詳しい説明は省略しますが、交信内容の経過で説明すると分かりやすくなります◆①当局のCQにJA0CAWさんが呼んで来ました。2点間ドップラー差異があるのでずれて呼んで来ています。約400Hzぐらいです。でも言っている内容は分かるので当局は敢えて合わせませんでした②当局と交信が終るとJA8FYさんがJA0CAWさんをCall「CVLさんちょっといいかなー」と言いながらCAWさんがFYさんと交信※ここから録音が始まっていますが、当局がずれたままなのが分かると思います③この時、当局にはFYさんがCAWさんを呼んだのは聞こえません。これまた2点間ドップラー差異があるからです◆④周波数を合わせて当局がFYさんを呼びます「もう一度どうぞ」が帰ってきました。ピタリ合わせて呼んだのになぜでしょう。ここが2点間ドップラー差異の重要なポイントです「衛星からの帰り信号が北海道と関東ではドップラー量に差があるので同じ周波数で聞こえない」のです。当局がもう一度呼んだ時、FYさんは周波数を合わせて当局の信号を聞いたはずです。しかしそうすると今度は当局がずれて聞かざるを得なくなるのです。事実ずれています。合わせます。最後はお互いずれ合わせが完了しているので、すんなり交信しているように聞こえます◆以上、これくらいのからくりがあるのです。皆さん経験的にこの辺は分かっていらっしゃるので、上手に交信しています◆衛星通信を始めて2、3回交信に成功すると「意外と簡単」と思ってしまう人が多いのですが、経験を積まないと「このからくり」でまごつきます。SO-50やかつてのAO-51のようなFM衛星ではこのようなことは感じません◆話はそれますが、衛星へのコマンドアップの時、上げる周波数についてドップラーをどのくらい考慮しているかも重要なポイントと思っています。すなわち「地上での送信周波数のまま、衛星では受けていない」ということです。