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【QSLカードについて考える】紙ベースのQSLカードから脱皮を図るべく、本腰を入れて取り組むことにしました。
【紙の時代】(当Blogは、紙QSLカードを否定している訳ではありません。念のため)アマチュア無線の場合、今はその必要は無くなりましたが「無線業務日誌」を備えることになっていました「何時どんな電波を出したか記録しておきなさい」ということだったと思います。紙の業務日誌に手書きして、それをもとに紙交信証も手書で発行していました。
◆ まず最初に電子化が図られたのは、業務日誌の方です。と言うより「電子交信記録」◆ 紙の業務日誌では不便だからです。その不便さと言えば検索でしょう。交信記録を全て頭で覚えている訳に行かず、過去の交信記録は紙をめくらないと分からない訳です。
【紙QSLカードの現状】当然のことながら今でも紙QSLカードの交換は行われています。JARLは紙QSLカードの転送業務を行っています。いわゆるBuro経由の交換です。その目的のためにJARL会員になっている局がいる程です。JARLBuroの「QSLカード年間取扱枚数」は公表されていないと思いますが、想像を絶する量だと思います。なにしろ一回に段ボール箱で何箱分も送る局があるやに聞いています。膨大なQSLカードを局ごとに集約し、転送するのは「大変な労力」を通り越しているはずです。これまた、漏れ伝わって来ているところによると、Buroへ送ってから相手に届くまで現状1年近く掛かるとのこと。つぎ
【QSLカード用語集】(電子QSLカード含む)順に解説 ① Turbo HAMLOG ② hQSL ③ eQSL ④ LoTW ⑤ ADIF ⑥ ADIF Master
「Turb HAMLOG」 電子ログの先駆けです。もちろん他にも電子ログはいっぱいあります。2023.01.29現在のUser数は「15,875局」基本的にUser登録して使いますが、登録しなくても使うことは可能です。ただ、JARL会員でないとユーザー登録出来ません。検索が出来ること、Userは登録してある内容がCallsignを入れると表示されること、QSLカードの印刷が出来る、DXCCやJCC/JCGの分類集計、カード受領処理の外付けソフトなど、基本的に入力データをもとにしたあらゆる集計が出来ます。その後「hQSL」として電子QSLカードも送れるようになりました。当局は設定を試みましたが、G-mailのアカウント設定が旨く行かず中座しています。
「hQSL」 「HAMLOG E-Mail QSL」を略した呼称だと思っていますが、違っていたらコメント願います。これを使っている局の「User照合画面の右隅」に画像のようなロゴが付いています。交信した相手局のメールに電子QSLカードを届ける方式です(当局は設定不調、未使用)
「eQSL」 世界中のアマチュア無線局が交信データをサーバーにアップロードしてお互いの交信を照合させて確認する方式のWeb上のログ ◆ データのアップロードには、通常「ADIF.adi」ファイルを使います。当局は10年前に使える状態に登録してありましたが、放置したままでした。それと個人認証が出来ていなかったため、お互いの交信確認が出来ない状態でしたが、今日認証されました。事実上今日から使えます。
「LoTW」LogBook of The World これも、eQSLと同じく、Web上のログです。世界で168,393局が使っていると表示されています。当局は、本日登録(個人認証まで)完了し、使える状態となりました。交信した局相互のデータが照合出来れば紙で言うところのQSLカードの交換が出来たことになり、そのデータはDXCCの申請に使えるとのこと。いずれにしても世界中のアマチュア無線局のログをWeb上で管理している形ですから、そのデータ量はこれまた膨大なものであるはずです◆デスクトップのロゴマークは「TQSL」となっています。
「ADIF」Amateur Data Interchenge Format 拡張子「.adi」上記の eQSL LoTWともこのフォーマットで交信データをサーバーにアップロードします。その意味で非常に重要なファイルです。ハムログの場合、交信データをこのフォーマットで出力することが出来ますから、まず交信記録をハムログに入力してLog作成というスタイルが定着しているようです。
「ADIF Master」これは、ADIFファイルを読み込んで編集出来るソフトです。何でも出来ます。
【電子QSL余話】 つづく